「ほていちゃん 札幌」で検索して、すすきのの店に行く気満々だった方には残念なお知らせがあります。上野発の人気大衆酒場・ほていちゃんが北海道初出店したすすきの交差点の店は、すでに営業を終えています。しかも屋号を変えて再スタートした後継店も、その後まもなく幕を下ろしました。
先に結論を書きます。2026年9月時点で、ほていちゃんの公式サイトに載っている店舗は東京・千葉・神奈川の14店舗だけで、北海道の店はありません。つまり「札幌のほていちゃん」で飲むという選択肢は、いまのところ存在しないということです。旅行の予定に組み込んでいた方は、今日のうちに行き先を差し替えておくのが安全です。
とはいえ、ほていちゃんに惹かれた理由——ドリンク1杯300円前後、立ち飲みでサッと一杯、道産の刺身や焼き魚をつまむ——という条件なら、すすきの周辺で代わりになる店はちゃんとあります。この記事では、閉店までの経緯を事実ベースで整理したうえで、実際に営業している立ち飲み・大衆酒場3軒を価格と営業時間つきで紹介します。
・ほていちゃん札幌(すすきの交差点店)が閉店した時期と、その後の跡地の動き
・ほていちゃんの公式店舗一覧に北海道の店があるかどうか
・すすきの周辺で「代わり」になる立ち飲み・大衆酒場3軒の価格と営業時間
・安く飲むための時間帯の狙い方と、やりがちな失敗の避け方
ほていちゃん 札幌(すすきの交差点店)は今どうなっているのか

2025年6月29日で営業を終えた
ほていちゃん すすきの交差点店は、2025年6月29日をもって閉店しました。営業していたのは2022年8月からで、期間にして3年弱です。場所はすすきの交差点に面したサンスリービルの1階、地下鉄すすきの駅の出口から徒歩1分という、これ以上ないほど分かりやすい立地でした。だからこそ「あの角の店」として記憶している方も多いはずです。
もともとこの出店は、東京で人気の大衆居酒屋チェーンであるほていちゃんの北海道初進出という位置づけでした。看板メニューは北海道産の刺し身や焼き魚で、なかでもほっけが評判を集めていました。観光で来た人が「東京の有名店の北海道版」として立ち寄り、地元の人が仕事帰りに一杯やる、その両方を受け止める店だったわけです。
閉店を知らずに現地へ向かうと、当然ですが看板はありません。旅行の初日に「まずはここで乾杯」と決めていた場合、到着してから代わりの店をスマホで探すことになり、すすきのの混み合う時間帯に立ち往生します。行き先リストに入っているなら、今のうちに別の店へ置き換えてください。この記事の後半で、実際に営業している3軒を挙げます。
屋号を変えた後継店も長くは続かなかった
閉店後、同じ区画では「酔い処 酒たいむす すすきの交差点店」として2025年7月3日に営業を再開する予定が告知されました。ほていちゃんからの屋号変更で、立ち飲みとカウンター席を持つ業態、営業時間は月~金15:00-23:30(L.O. 23:00)、土日祝13:00-23:30(L.O. 23:00)と、ほていちゃん時代の「平日15時~、土日祝13時~」という枠組みをほぼそのまま引き継いだ形です。
ただしこちらも2025年11月24日で営業を終えています。つまり「ほていちゃんはなくなったけれど、名前が変わって同じ場所でやっている」という情報も、すでに過去のものになりました。ネット上には屋号変更のタイミングで書かれた紹介記事がまだ残っているため、それを見て現地へ向かってしまうケースが起こりやすい状況です。
この区画のように、すすきのの一等地は入れ替わりが早いエリアです。同じ住所で店名だけが変わることも珍しくないので、古い記事の住所だけを頼りにせず、店名で最新の営業状況を確認してから向かうのが確実です。とくに旅行者にとっては、1軒空振りするだけで夜のスケジュールが崩れます。
「ほていちゃん すすきの」で出てくる紹介記事の多くは、営業していた当時に書かれたものです。地図アプリの登録情報も更新が遅れることがあるため、ピンが立っているからといって営業中とは限りません。現地に着いてから慌てないよう、行く前に店名で検索し直すクセをつけておくと安心です。
公式サイトの店舗一覧に北海道の店はない
「どこかに移転しただけでは?」と考える方もいると思うので、一次情報で確認しておきます。ほていちゃんの公式サイトに掲載されている店舗は、東京9店舗(上野本店、上野3号店、上野4号店、浅草店、有楽町店、巣鴨店、立川南口店、池袋東口店、国分寺南口店)、千葉3店舗(柏店、松戸店、船橋店)、神奈川2店舗(横浜東口店、野毛店)の計14店舗です。
ここに北海道・札幌の店舗は含まれていません。2026年9月時点では、ほていちゃんに行きたければ関東まで足を運ぶ必要がある、というのが結論になります。逆に言えば、東京や横浜へ出張・旅行する予定があるなら、そのときに寄れるということでもあります。公式サイトのコンセプトには「東京・上野 いつでも誰でもひとりでも気軽に立ち寄れる 街の大衆コミュニティ酒場」と書かれています。
注意したいのは、再出店の予定について確かな情報が出ていない点です。「また札幌にできるらしい」という噂を見かけても、公式サイトの店舗一覧に載るまでは予定に組み込まないほうが無難です。旅行の日程は、いま確実に営業している店で組み立てましょう。
現地へ行く前に確認したい3つのこと
ここまでの内容を、行動レベルに落とし込みます。まず、目当ての店が営業しているかを店名で検索して確かめること。次に、閉まっていた場合の代替候補を最低1軒決めておくこと。最後に、その代替候補の営業開始時刻と定休日をメモしておくことです。この3つをやっておくだけで、空振りのダメージはほぼ消えます。
実際にありがちな失敗が、「すすきの交差点の角の立ち飲み」という記憶だけを頼りに現地へ向かうパターンです。すすきの交差点周辺はビルが密集していて似た業態の店が多く、目印にしていた看板が変わっていると一気に迷います。原因は情報の鮮度不足なので、対策はシンプルに「店名で検索し直す」こと。地図アプリのピンではなく、店名の最新情報を見るのがポイントです。
また、旅行者が見落としがちなのが定休日です。札幌の個人経営の酒場は日曜や月曜が休みの店が少なくありません。土日を絡めた旅行なら、日曜の夜に行ける店かどうかを必ず確認してください。この記事で紹介する3軒も、それぞれ休みの曜日が違います。
3年で終わった北海道初出店、すすきので何が支持されたのか
ドリンクが軒並み300円台という価格設定
支持された最大の理由は、すすきのの中心部としては珍しい価格帯でした。生中480円、酎ハイ300円、サワー・ハイボール360円~、ホッピーセット450円という設定で、さらに立ち飲み限定でサッポロラガー赤星大瓶410円が用意されていました。すすきのの一等地でこの水準というのは、地元の飲み手からするとかなり目を引く数字です。
この価格帯が効いてくるのは、2軒目・3軒目のシーンです。すすきのは飲み歩きの街なので、1軒あたりの単価が低い店があると、はしごの組み立てが一気に楽になります。ジンギスカンや寿司でしっかり食べたあと、締める前にもう一杯だけ——という使い方で通っていた人が多かったはずです。
ただし、安さには裏返しもありました。価格が魅力の店は当然混みます。金曜の夜や連休中は入店待ちが発生し、「サッと一杯」のつもりが待ち時間で時間を取られることもありました。安い店に行くときは、混む時間帯を外すという発想がセットで必要です。これは今から紹介する3軒にも共通します。
立ち飲み席を選ぶと会計から10%OFFになる仕組み
ほていちゃんが面白かったのは、立ち飲み席を選ぶと会計から10%OFFになる仕組みを持っていた点です。座って長居したい人はテーブル席、短時間で切り上げる人は立ち飲み席、と客側が使い方を選べる設計になっていました。回転を上げたい店側と、安く飲みたい客側の利害が一致する、よくできた仕組みです。
この「立ち飲みだと安い・早い」という感覚は、東京の大衆酒場文化に馴染みがある人には自然でも、札幌ではまだ新鮮に受け止められる部分がありました。すすきのは椅子席でじっくり飲むスタイルの店が主流で、立ち飲み専門店の数は多くありません。だからこそ、この業態がハマった面はあったと思います。
すすきのの立ち飲み店は数こそ多くありませんが、大通りから一本入った細い通りや、地下鉄駅に近い雑居ビルの1階に点在しています。看板が小さく外から中が見えない店も多いので、初めての一軒は「立ち飲み」と店名に入っている店から入ると、雰囲気のギャップで戸惑いません。
ほっけと地魚、北海道らしさをつまみで出していた
メニュー面では、礼文の真ほっけ開き500円、本日の地魚3種盛り500円といった北海道産の刺し身・焼き魚が看板でした。大衆酒場の価格でほっけと刺身が出てくるというのは、観光客にとっては分かりやすい魅力です。海鮮居酒屋でコースを頼めば数千円かかるところを、つまみ感覚で味わえたわけです。
使い方としては、夕食をがっつり食べる前の「前菜がわりの1軒目」に向いていました。ホテルにチェックインして荷物を置き、まず一杯やりながら北海道の魚を少しつまむ。そのあと本命のジンギスカンや寿司へ向かう——という流れです。旅行初日の夜の助走として、ちょうどいい存在でした。
一方で、注意点もありました。地魚は日によって内容が変わるため、狙った魚が必ず食べられるわけではありません。「ほっけ目当て」で行く場合は、品切れの可能性を織り込んでおく必要がありました。これは今も、道産の魚を出す大衆酒場に共通する前提です。
土日祝は13時から開いていた昼飲みの受け皿
営業時間は平日15時~、土日祝13時~で、週末は昼から開いていました。すすきのは夜の街というイメージが強いですが、実は昼から飲める店の需要は根強くあります。とくに旅行者は、午前中に市場や観光地を回ったあと、夕方までの時間が空きがちだからです。
その空き時間に、明るいうちから一杯やれる店があるのは大きな価値でした。冬の札幌は日が落ちるのが早く、外を歩き回るのもそれなりに体力を使います。暖かい店内で腰を落ち着けて休むという意味でも、13時開店は理にかなっていました。
この昼飲みの受け皿という役割は、後に紹介する第三モッキリセンターがしっかり担っています。昼のうちに一杯やって、夜は別の店で食べる——という組み立てなら、すすきの周辺のランチ事情も知っておくと動きやすくなります。

「すすきの ランチ、どこが美味しいの?」と聞かれたら、正直なところ選択肢が多すぎて迷うのが本音です。すすきのは夜の街というイメージが強いですが、実はランチタイム…
ほていちゃんの代わりを札幌で探すときに外せない3条件

条件①ドリンク1杯300円前後で収まるか
代わりの店を選ぶとき、最初に見るべきは単価です。ほていちゃんの魅力の中心は酎ハイ300円という価格帯にありました。ここが崩れると「代わり」になりません。目安として、ドリンクが300円前後、つまみが1品250円前後から並んでいる店を探すと、感覚として近い飲み方ができます。
この基準で見ると、すすきの中心部の観光客向けの店は候補から外れます。海鮮を売りにした居酒屋はドリンクだけで倍近くすることも普通で、それはそれで価値がありますが、今回探しているものとは別物です。「安く・軽く・短時間で」という条件に合う店だけを候補に残しましょう。
使い分けとしては、しっかり食べたい日は海鮮居酒屋、財布に優しく飲みたい日は立ち飲み、と分けて考えるのが現実的です。すすきのに何日か滞在するなら、両方を1回ずつ組み込むと満足度が高くなります。注意点は、安い店ほど現金やQRコード決済のみというケースが多いこと。カードだけで旅行している人は、少額の現金を持っておくと安心です。
条件②立ち飲みで1〜2時間で切り上げられるか
次に見るのが業態です。立ち飲みは滞在時間が短くなるぶん、支出も自然に抑えられます。座って飲むと2時間、3時間と伸びていきますが、立って飲むと1時間前後で自然に切り上げたくなる。これは意志の強さではなく構造の問題で、飲み過ぎを防ぎたい人ほど立ち飲みは向いています。
すすきので飲み歩きをする場合も、立ち飲みは組み込みやすい存在です。1軒目に立ち飲みで軽く、2軒目にじっくり座って——という順番にすると、混み合う19時台〜20時台を避けながら効率よく回れます。逆に、腰を据えて話し込みたい日には向きません。
注意したいのは荷物です。旅行のスーツケースやコートを持ったまま立ち飲み店に入ると、店の狭さによっては置き場所に困ります。ホテルにチェックインしてから、あるいはコインロッカーに預けてから向かうほうが、店にとっても自分にとっても快適です。
条件③一人でも入りやすい空気があるか
最後の条件が、一人客が浮かないかどうかです。ほていちゃんはコンセプトに「ひとりでも気軽に立ち寄れる」と掲げていた通り、一人客を前提にした設計でした。代わりを探すなら、この空気があるかどうかは外せません。カウンター中心の小さな店、立ち飲みを名乗る店は、たいてい一人客が主役です。
実は、一人飲みのしやすさは店の広さと反比例するところがあります。席数が10〜20席程度の小さな店のほうが、店主や隣の客との距離が近く、一人で行っても手持ち無沙汰になりにくい。大箱の居酒屋にひとりで入るほうが、かえって居心地が悪いということは珍しくありません。
もちろん、グループで行くなら話は別です。3人以上なら立ち飲みの小さな店は窮屈になるので、席のある居酒屋を選んだほうが快適です。人数とシーンで店を選び分けるという前提で、すすきのの居酒屋事情も押さえておくと選択肢が広がります。

すすきのは飲食店が3,500軒以上ひしめく日本有数の歓楽街。居酒屋だけでも数百軒あるため「結局どこがいいの?」と迷う人が後を絶ちません。 この記事では、すすきの…
| 立ち飲みのメリット | 立ち飲みのデメリット |
|---|---|
| 単価が低く1軒あたりの出費が読める 予約なしで入れることが多い 短時間で切り上げられ、はしごしやすい 一人客が多く浮かない | 長居や込み入った話には向かない 荷物やコートの置き場所が限られる 席数が少なく満席だと待てない グループ利用には窮屈 |
すすきの駅すぐ、16:00から一杯やれる「ちょっとばぁ」
ビール390円台から、つまみは250円台からという価格帯
1軒目に挙げるのが、地下鉄すすきの駅からすぐの立ち飲み居酒屋「ちょっとばぁ」です。価格帯はビールが390円程度、日本酒と焼酎が280円程度から、ハイボールが280円程度、ワインが300円程度と紹介されており、おつまみも1品250円程度から並びます。ほていちゃんに近い感覚で飲める店を探しているなら、まず候補に入る1軒です。
掲載されている平均予算は夜で1,000円~1,999円。つまり、数杯飲んでつまみを何品か頼んでも、この範囲に収まる想定ということです。飲み代の見通しが立つ店は、旅行中の予算管理がしやすくなります。1軒目をここで軽く済ませて、その分を夜の本命に回すという使い方もできます。
注意点は、価格が媒体によって差が出る可能性があることです。表示価格は改定されることがあるので、掲示のメニューで最終確認してください。とはいえ「1杯1,000円を超えるような店ではない」という水準感は、来店前の目安として十分役に立ちます。
名物はもつ煮と刺身、安さの理由がはっきりしている
この店の看板は、もつ煮と刺身です。もつ煮は先代からレシピを引き継いだ味とされ、昔と変わらない一品として紹介されています。大衆酒場のもつ煮は店ごとに味噌の効かせ方や煮込み具合が違うので、札幌の一杯として試す価値があります。寒い日に、湯気の立つもつ煮をつまみながら熱燗という組み合わせは鉄板です。
刺身が安く出せる理由もはっきりしています。親会社がスーパーで、魚介類に力を入れているためです。仕入れの背景が説明できる店は、価格の理由が読めるぶん納得感があります。「安いけど大丈夫かな」と身構える必要がないのは、初めて入る店としてありがたいポイントです。
使い方としては、観光やショッピングを終えた夕方の1杯目に向いています。地下鉄すすきの駅からすぐなので、地下鉄移動の途中に組み込みやすいのも利点です。ただし刺身は日によって内容が変わるため、狙いのネタがあるとは限らない前提で行きましょう。
15席の小さな店、日曜休みと閉店時刻に注意
営業時間は月・火・水・木・金・土 16:00 – 22:00で、日曜日が定休日です。ここは必ず押さえてください。すすきのの居酒屋は深夜まで開いている店が多いなか、この店は22:00に閉まります。宴会のあとの3軒目には使えないので、飲み始めの時間帯に組み込むのが正解です。
席数は総席数15席と小規模です。金曜の夜など混む時間帯は入れないこともあるので、確実に入りたいなら開店直後の16:00台を狙うのが現実的です。人数についても、大人数で押しかけるとまず入れません。一人か二人で行く店だと思っておきましょう。
支払い方法はクレジットカード不可、電子マネー不可で、QRコード決済はPayPayが使えます。カード払いに慣れていると足元をすくわれるので、現金かPayPayを用意しておいてください。日曜日に札幌へ着く旅程の方は、この店ではなく後述の別の店を候補にしてください。
| 住所 | 北海道札幌市中央区南四条西3-3-3 |
| 営業時間 | 月・火・水・木・金・土 16:00 – 22:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| アクセス | 地下鉄すすきの駅からすぐ |
| 公式サイト | 公式サイト |
刺身と天ぷらで飲むなら立喰酒場Choiすすきの店
刺身盛り合わせ600円、天ぷらは1品から頼める
2軒目は、すすきのの36号線沿いにある「立喰酒場Choiすすきの店」です。黄色く光るネオンが目印で、刺身と天ぷら、和食のつまみを立ち飲みで楽しめます。価格は刺身盛り合わせ(1人前)600円、天ぷらがえび250円・いか200円、厚切り牛タンステーキ900円、生ビールサッポロクラシック650円、ハイボール500円と公式サイトに掲載されています。
ここで効いてくるのが「刺身盛り合わせは1人前から、天ぷらは1品からオーダーできる」という設計です。一人で飲むとき、刺身盛りが2人前からしか頼めない店は意外と多く、それだけで諦めることがあります。1人前から頼めるなら、少しずつ好きなものをつまむという食べ方が成立します。
注意点として、平均予算はディナーで2,000円~2,999円とされています。つまみを頼み進めると、ちょっとばぁよりは上の価格帯になるということです。安さ最優先ならちょっとばぁ、揚げたての天ぷらや刺身をきちんと食べたいならこちら、という住み分けで考えると迷いません。
18:00~26:00という営業時間が効く場面
営業時間は18:00~26:00。夜遅くまで開いているので、使える場面が広いのが強みです。飲み会の前に軽く一杯やる0次会にも、宴会が終わったあとにもう一杯だけという締めの使い方にも対応します。すすきので夜の予定が読めない日ほど、この時間帯の店は頼りになります。
とくに出張中の一人飲みには向いています。仕事が終わる時間が読めないとき、予約が必要な店は組みにくいものですが、立ち飲みなら思い立った時間に入れます。会計は後払い制で、注文のたびに伝票をつけてもらい、最後にまとめて精算する方式です。都度払いの慌ただしさがないぶん、落ち着いて飲めます。
注意点は開店が18:00である点です。昼から飲みたい人、夕方に軽く済ませたい人には合いません。また、深夜帯は近隣で飲み終えた客が流れてくるため混みやすくなります。ゆっくり飲みたいなら開店直後の時間帯が狙い目です。
月曜定休、系列店も含めて候補にしておく
定休日は月曜です。月曜の夜に予定している方は、この店を1軒目に据えると空振りします。ただしChoiグループは札幌市内で複数の店を展開していて、立喰酒場Choiには平岸店・澄川店・北2条店・36店・南郷店があり、ほかに町立ち飲みStand Choiなどの姉妹店もあります。系列全体で見れば、曜日や場所を変えて対応できるということです。
宿泊先が札幌駅寄りなら北2条店、豊平区方面なら平岸店、といった具合に、宿の場所で選ぶこともできます。系列で味やスタイルの方向性が近いので、「すすきの店が満席なら別の店へ」という発想が持てるのは、旅行中の身としては安心材料です。営業時間は店ごとに違うので、公式サイトで確認してから向かってください。
逆張りの視点をひとつ。閉店した店の代わりを1軒に絞ろうとすると、その1軒が満席や臨時休業だったときに立ち往生します。「同じ系列の別店舗」まで含めて候補を持っておくと、すすきのの混雑した夜でも動きが止まりません。1軒の代替ではなく、2〜3軒のリストとして持つのがコツです。
立喰酒場Choiすすきの店の公式情報はChoiグループの公式サイトで確認できます。系列店の営業時間と定休日も同じサイトにまとまっているので、宿泊エリアに近い店を先に調べておくと、当日の移動がぐっと楽になります。
| 住所 | 北海道札幌市中央区南4条西5丁目 第一秀高ビル1階 |
| 電話番号 | 011-211-8444 |
| 営業時間 | 18:00~26:00 |
| 定休日 | 月曜定休 |
| 公式サイト | 公式サイト |
昼13:00から飲める大衆酒場・第三モッキリセンター
1926年創業、札幌の昼飲みを支えてきた1軒
3軒目はすすきのを少し離れて、地下鉄東西線バスセンター前駅3番口から徒歩1分の「第三モッキリセンター」です。創業は1926年とされ、2026年で創業100年を迎える老舗の大衆酒場です。昭和の風情がそのまま残る店内で、昼から飲める店として札幌の飲み手に知られてきました。
ほていちゃんが担っていた「土日祝13時から」という昼飲みの受け皿としては、この店が最も近い存在です。営業は月~金 13:00~21:00、土 13:00~20:00。平日も土曜も昼から開いているので、観光の合間に一杯という使い方ができます。冬の札幌で、外歩きに疲れたときの避難場所としても優秀です。
雰囲気は、きれいに整った現代的な居酒屋とは対極にあります。だからこそ価値があるのですが、内装の新しさや個室を求める人には合いません。「札幌の古い酒場の空気を体験したい」という目的の人にこそ向いた店だと考えてください。
煮物からそばまで並ぶ、大衆酒場らしい品書き
品書きの幅広さもこの店の特徴です。枝豆や冷奴、湯豆腐といった定番から、棒だら煮、さばの味噌煮、身欠にしん、にしんきりこみ、酢たこ、塩辛、しめさばといった酒に寄り添う一皿が並びます。ザンギやカキフライ、串かつ、ほっけ焼き、シシャモ焼き、やきいか、鮭とばまであり、北海道らしい顔ぶれも揃っています。
価格帯も大衆酒場そのもので、たとえばハムエッグスが363円程度と紹介されています。数百円のつまみを2〜3品頼んで、にごり酒やチューハイを合わせる。それが似合う店です。ドリンクはにごり酒、サッポロエビス、アサヒスーパードライ、梅酒、チューハイ各種、サントリーウイスキー、ワインなどが用意されています。
面白いのが、もりそば・かけそば・天ぷらそば・肉そば・親子そばといったそばメニューが充実している点です。飲んだあとの締めを店内で完結できるので、はしごせずに帰れます。焼きおにぎりもあるので、軽く食べて切り上げたい日にも使えます。
21:00で閉まる点と、日曜休みに注意
注意点は営業時間です。月~金は21:00、土曜は20:00で閉店します。夜遅くから飲み始める店ではないので、「夕食のあとに」という発想だとほぼ間に合いません。この店に行くなら、昼から夕方にかけての時間に予定を組んでください。定休日は日曜日です。
場所についても押さえておきましょう。すすきのではなくバスセンター前駅が最寄りです。すすきのから地下鉄で移動する必要があるので、「すすきので飲み歩く」という組み立てのなかに強引に入れると移動が無駄になります。大通・二条市場方面を歩く日に組み込むのが自然です。
シーン別に言えば、一人旅の昼飲み、出張の空き時間、そして「観光地らしくない札幌」を見たい人に向いています。逆に、女子旅で写真映えを重視する日や、接待のような場面には合いません。目的に合わせて選んでください。
バスセンター前駅の周辺は、二条市場や創成川イーストのエリアに歩いていける位置です。午前に市場で海鮮を食べ、午後に大衆酒場で一杯、夕方から狸小路やすすきのへ——という動線を組むと、地下鉄1回の移動で札幌の違う顔を見られます。
| 住所 | 〒060-0051 北海道札幌市中央区南一条東2-2 |
| 電話番号 | 011-231-6527 |
| 営業時間 | 月~金 13:00~21:00、土 13:00~20:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| アクセス | 地下鉄東西線バスセンター前駅3番口 徒歩1分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
札幌で立ち飲みを安く楽しむための立ち回り術
3軒の営業時間と予算を並べて比べる
紹介した3軒は、価格帯も営業時間も休みの曜日も違います。どれを選ぶかは「何時に飲みたいか」と「いくらで済ませたいか」でほぼ決まります。さっぽろノート調べとして、公式サイトや店舗掲載情報に載っている数字を並べておきます。
| 比較項目 | ちょっとばぁ | 立喰酒場Choiすすきの店 | 第三モッキリセンター |
|---|---|---|---|
| 営業時間 | 16:00 – 22:00 | 18:00~26:00 | 月~金 13:00~21:00 土 13:00~20:00 |
| 定休日 | 日曜日 | 月曜定休 | 日曜日 |
| 予算の目安 | 1,000円~1,999円 | 2,000円~2,999円 | ハムエッグス363円程度の品書き |
| 向いている場面 | 夕方の1軒目 安く軽く飲む日 |
0次会・締めの一杯 刺身や天ぷら狙い |
昼飲み 老舗の空気を味わう |
この表を見ると、日曜日に飲みたい人はちょっとばぁと第三モッキリセンターが選べず、Choiすすきの店が候補になることが分かります。逆に月曜の昼から飲みたいなら第三モッキリセンター一択です。曜日と時間から逆算すると、店選びで迷う時間がなくなります。
混雑と閉店時刻、この2つで失敗しやすい
安い店で起きがちな失敗が、閉店時刻の読み違いです。たとえば「すすきのは深夜まで開いている」という感覚のまま21:00過ぎに向かうと、ちょっとばぁも第三モッキリセンターも閉店後です。原因は、観光地としてのすすきののイメージを個人経営の酒場にも当てはめてしまうこと。対策は、行く前にラストオーダーではなく閉店時刻をメモしておくことです。
もうひとつが、混む時間に小さな店へ行ってしまうパターンです。席数15席のような店に金曜の20時前後に行けば、まず入れません。原因は、店の規模を知らずに人気時間帯を狙ってしまうこと。対策はシンプルで、開店直後に入ることです。ちょっとばぁなら16:00台、Choiすすきの店なら18:00台を狙えば、待ち時間はほぼ発生しません。
実は、この「開店直後に行く」という一手は、混雑回避だけでなく飲み代の抑制にもつながります。早い時間に飲み始めれば、そのぶん早く切り上げられるからです。夜が深まるほど「もう1軒」の誘惑は強くなるので、スタートを前倒しするのが一番効きます。
シーン別の使い分けと、締めの一杯の考え方
読者タイプ別に整理します。出張で夜が読めない人は、18:00~26:00で動けるChoiすすきの店。旅行で夕方に軽く飲みたい人は、16:00開店のちょっとばぁ。観光の合間に昼から一杯やりたい人は、13:00開店の第三モッキリセンター。この3択で、たいていの場面はカバーできます。
グループで行くなら、立ち飲みは1軒目に留めて、2軒目は席のある居酒屋に移るのが現実的です。逆に一人旅なら、立ち飲みだけで2軒はしごするのも面白い過ごし方です。すすきのの店は徒歩圏に密集しているので、移動のロスがほとんどありません。
そして札幌らしい締め方をするなら、飲んだあとにパフェという選択肢があります。すすきのには深夜まで営業する〆パフェの店が集まっていて、酒のあとに甘いものという文化が根づいています。立ち飲みで軽く飲んで、パフェで締める。この組み立てなら、飲み過ぎずに札幌の夜を楽しめます。

「札幌のすすきので飲んだあと、シメにラーメンじゃなくてパフェを食べる」——そんな不思議な食文化を耳にして、その火付け役といわれるお店が気になっている方は多いので…
個人経営の酒場は、店主の都合や年末年始で臨時休業になることがあります。とくに小さな店ほど告知が店頭やSNSだけということも多いので、遠方から向かう場合は当日に営業状況を確認してから出発すると空振りを防げます。
まとめ:ほていちゃんの閉店を知った今日から通える3軒
まずやることは1つです。今夜または旅行初日に飲みたい時間帯を決めて、その時間に開いている店を1軒選んでください。夕方ならちょっとばぁ、夜遅くなら立喰酒場Choiすすきの店、昼なら第三モッキリセンター。この3軒を曜日と時間で当てはめるだけで、行き先はすぐ決まります。すすきのは店が密集しているので、1軒目さえ決まれば、あとはその日の気分で歩けます。
なお、営業時間・定休日・価格は変更されることがあります。遠方から向かう場合や、その店を目的に予定を組む場合は、最新情報を公式サイトや店頭でご確認ください。

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