旭川でランチやカフェのお店を探していると、「パーラー小林」という名前をInstagramや地元メディアで見かけることが増えてきました。ただ、名前に「パーラー」と付いているのでフルーツパフェのお店を想像して行くと、黒板に並ぶのはパスタやスパイスカリー、キッシュのプレート。夜は木・金・土だけ酒場のような顔になるなど、少し変わった営業スタイルのお店です。
先に結論をお伝えすると、パーラー小林は「オーガニック食材と古式調味料で作る、体に良くておいしい洋食とお菓子」を出すカフェです。ランチの軸は1,600円のワンプレート、甘いものは600円のぷりんが定番。メニューが季節ごとに入れ替わるので、行く前にInstagramで最新の黒板をチェックするのが上手な使い方です。
この記事では、旭川で暮らす人にも旅行で訪れる人にも役立つように、営業時間の読み方、メニューと価格、食材へのこだわり、子連れや一人での使い方、そして行ってから「しまった」とならないための注意点までまとめました。
・パーラー小林がどんなお店で、なぜ「パーラー」なのに洋食が中心なのか
・昼営業と夜営業(木・金・土のみ)の時間と、日曜定休+不定休の注意点
・1,600円のランチプレート、600円のぷりん・コーヒーなどメニューと価格
・一人・子連れ・デート・夜飲みなどシーン別の使い方と失敗しないコツ
パーラー小林 旭川はどんなお店?2024年に末広で生まれた「体に良くておいしい」カフェ

まずはお店の輪郭からつかんでおきましょう。名前の印象と実際の中身に少しギャップがあるお店なので、ここを押さえておくと注文や時間選びで迷いにくくなります。
結論:自然素材と古式調味料の洋食とお菓子を出す、末広のカフェ
パーラー小林は、旭川市末広の「国広プラザ」に入っているカフェです。食べログには「2024.10.10オープン。素材にこだわる洋食とスィーツ!」と紹介されていて、オープンからまだ2年経っていない比較的新しいお店です。お店のInstagramのプロフィールには「自然素材と古式調味料のお料理 パスタ キッシュ お菓子 珈琲 ナチュラルワインなど 夜はおつまみや前菜あります」と書かれていて、この一文がお店の性格をいちばん端的に表しています。
ランチならパスタやカリー、キッシュのプレート、午後ならぷりんやチーズケーキとハンドドリップコーヒー、夜ならナチュラルワインとおつまみ。一軒で3つの使い方ができるので、「旭川で落ち着いてご飯を食べたいけれど、ラーメン以外の選択肢もほしい」という人にちょうどいい場所です。
一方で、昔ながらのフルーツパーラーのようにパフェのメニューが何種類も並ぶお店ではありません。パフェ目当てで行くと肩すかしになる可能性があるので、「洋食とお菓子のカフェ」と覚えておくのが正解です。
| 住所 | 北海道旭川市末広5条7丁目10-1 |
| 電話番号 | 080-5555-9408 |
| 営業時間 | 月~水:10:00-16:00、木~土:10:00-16:00・18:00-22:00、日曜定休 |
| 定休日 | 日曜日、ほか不定休 |
| アクセス | 新旭川駅から約4km |
| 駐車場 | あり(8台分) |
| 公式サイト | 公式サイト |
コンセプトは「体に良くて、おいしい」──店主の経歴が味の出発点
お店を切り盛りするのは店主の小林拓斗さん。あさひかわ新聞の紹介記事によると、小林さんはヨガのインストラクターだった経歴を持ち、その経験を通じて「食材の質の大切さに気付かされた」と話しています。そこから生まれたのが「体に良くて、おいしい」というコンセプトです。
ポイントは「体に良い」だけで終わらせず、「おいしい」を同じ重さで並べているところ。健康志向のお店というと、薄味で物足りない料理を想像する人もいるかもしれませんが、パーラー小林のメニュー名を見ると、スパイスカリー、バルサミコを使ったサラダ、ラムレーズンのチーズケーキと、味の輪郭がはっきりした料理が並びます。健康のために我慢して食べる場所ではなく、普通に「おいしいものを食べに行く」感覚で選べるお店です。
注意したいのは、ヴィーガン専門店やアレルギー対応専門店をうたっているわけではない点です。米粉のキッシュのようにグルテンを避けたい人に向きそうなメニューもありますが、食材の細かい対応を知りたい場合は、来店前にお店へ確認しておくと安心です。
店内は長居したくなる落ち着いた空間
あさひかわ新聞の記事では「落ち着いた雰囲気の店内」で長居できる点が好評と紹介されていて、旭川のグルメサイト「きょくめし」でも「おしゃれな店内と、程よい自然光」が特徴として挙げられています。大きな窓からやわらかい光が入る空間で、食事のあとにコーヒーとお菓子を追加して、ゆっくり話し込むのに向いています。
席の構成はオープン当初と少し変わっていて、きょくめしによると初期は1〜2名向けのテーブルが多かったものの、現在は3〜4名でも対応できるようになっているそうです。友達同士や家族での利用もしやすくなりました。
ただし、大型のファミリーレストランのような広さではないので、5名以上のグループで行く場合や、確実に席を確保したい週末のランチは予約を検討してください。食べログの情報では予約可となっています。貸切にも対応しているので、少人数のお祝いや集まりに使う選択肢もあります。
お店のある末広エリアは、旭川駅周辺の中心部から北へ離れた住宅地寄りの場所です。食べログの表記では最寄りが新旭川駅から約4kmなので、旅行者なら車かタクシーでの移動が前提になります。旭川中心部のラーメン店めぐりとは移動のしかたが変わるので、ルートを組むときに気をつけてください。
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昼と夜で顔が違う?行く前に確認したい営業時間と定休日
パーラー小林でいちばん間違えやすいのが営業時間です。昼と夜で営業している曜日が違い、さらに不定休もあるので、なんとなく行くと閉まっていた、ということが起こりえます。
昼営業は月〜土の10:00〜16:00、ランチもカフェもこの時間帯
昼の営業は10:00〜16:00です。食べログやヒトサラの営業時間を見ると、月〜水は昼のみ、木〜土は昼と夜の両方という形になっています。朝10時から開いているので、少し遅めの朝ごはんやブランチとして使えるのがうれしいところです。
ランチのピークは他のお店と同じく正午前後。落ち着いて食べたいなら、開店直後の10時台か、13時半以降の少し遅めの時間を狙うのがおすすめです。14時〜16時はカフェタイムとして、ぷりんやチーズケーキとコーヒーでひと息つく使い方がぴったりです。
注意点として、昼営業は16:00で終わります。夕方にふらっと寄ろうとすると、木〜土の夜営業が始まる18:00までは営業していない時間帯になります。旅行の行程に組み込むなら、「16時までに入る」ことを基準にしてください。
夜営業は木・金・土だけの18:00〜22:00、酒場スタイルに変わる
夜は木・金・土曜のみ18:00〜22:00で営業しています。きょくめしでは「酒場スタイル」と紹介されていて、Instagramのプロフィールにも「夜はおつまみや前菜あります」とあります。昼のワンプレート中心のカフェとは違い、ナチュラルワインを片手に前菜やおつまみをつまむ、バルのような過ごし方ができる時間です。
旭川の夜というと、居酒屋や焼き鳥、新子焼きのお店が思い浮かびますが、「肩の力を抜いて、野菜がおいしいつまみとワインを少し」という気分の日にはこちらが合います。仕事帰りの一杯や、ゆっくり話したい2人のデートにも向いています。
月〜水曜は夜営業がありません。旅行で平日の夜に旭川にいる場合は、夜のパーラー小林は候補から外して、昼のうちに訪れる計画を立ててください。
日曜定休に加えて不定休あり、Instagramで当日の情報を確認
定休日は日曜日で、あさひかわ新聞の記事では「ほか不定休」とも書かれています。つまり、平日や土曜でも臨時でお休みになる日がありえるということです。
最新の営業状況を知るいちばん確実な方法は、お店の公式Instagram(@parlour_kobayashi)を確認することです。季節のメニューや料理の写真が投稿されているので、その日に何が食べられそうかの参考にもなります。
特に、札幌や道外から旭川へ日帰り・一泊で来る場合は、行ける日が限られます。前日と当日の朝にInstagramを見ておくだけで、「わざわざ行ったのにお休みだった」という事態をほぼ防げます。
| 曜日 | 昼営業 | 夜営業(酒場スタイル) |
|---|---|---|
| 月〜水 | 10:00〜16:00 | 営業なし |
| 木〜土 | 10:00〜16:00 | 18:00〜22:00 |
| 日 | 定休日 | 定休日 |
失敗パターン①:水曜の夜にワイン目当てで行ってしまう
ありがちな失敗が、「夜もやっているお店」という情報だけを覚えていて、月〜水曜の夜に向かってしまうケースです。原因は、昼と夜で営業曜日が違うことを見落としていること。グルメサイトの一覧では「18:00〜22:00」の表記だけが目に入りやすく、曜日の条件が抜け落ちがちです。
対策はシンプルで、「夜は木・金・土だけ」とセットで覚えること。さらに不定休もあるので、夜に行く日はInstagramで当日の告知を確認してから出発しましょう。夜の予定が組めない平日の旅行なら、昼のランチかカフェタイムに切り替えるのが現実的です。
もう一つ、昼営業の16:00を過ぎてから行こうとして閉まっている、という失敗もあります。旭山動物園や美瑛観光の帰りに寄るつもりなら、到着時刻が16時を過ぎないか、逆算してルートを組んでください。
夜営業の日でも、昼営業の16:00から夜営業の18:00までの間は営業していません。また日曜定休のほかに不定休があります。行く日が決まったら、前日と当日にInstagramで営業情報を確認するのが確実です。
ランチは1,600円のワンプレートが3本柱、季節で中身が変わる

ここからはメニューの話です。パーラー小林のランチは、あさひかわ新聞で紹介された時点で3種類のプレート・セットがそろって1,600円。価格が同じなので、「その日の気分」で選べるのが気楽なところです。
パスタとバルサミコサラダセット:迷ったらまずこれ
Instagramのプロフィールで最初に名前が挙がっているのがパスタ。ランチでは「パスタとバルサミコサラダのセット」が1,600円で提供されています。お店の投稿にはトマトソースや貝類、イワシを使ったパスタが並んでいて、季節や仕入れによって具材が変わるスタイルです。
セットのバルサミコサラダは、酸味と甘みのあるバルサミコ酢のドレッシングで野菜を味わう一皿。無農薬野菜を扱うお店なので、サラダは「付け合わせ」というより、野菜そのものの味を楽しむパートとして考えると満足度が上がります。
初めて行く人や、何を頼むか決めきれない人にはこのセットが向いています。注意点として、パスタの種類は日によって変わるので、「前にInstagramで見たあのパスタ」が当日もあるとは限りません。特定の一皿が目当てなら、事前に投稿の日付を確認しておきましょう。
道産合い挽きスパイスカリープレート:スパイス好きの本命
もう一つの柱が「道産合い挽きのスパイスカリープレート」で、こちらも1,600円です。名前のとおり北海道産の合い挽き肉を使ったスパイスカリーで、札幌のスープカレーとも、家庭のルーカレーとも違う、スパイスの香りを主役にした一皿です。
パーラー小林のこだわりである古式調味料やオーガニック食材は、スパイス料理とも相性がよく、肉の旨みと野菜の甘みを合わせて味わえます。スパイスカレーが好きな人、ボリュームのある食事にしたい人はこちらを選ぶと満足しやすいでしょう。
ちなみに、2024年のオープン直後に取材した地元メディア「asatan」では、「網走チキンのスパイスカレーとはっぱとアチャール3種盛り」が1,400円程度で紹介されていました。カレーの具材や構成も時期によって変わってきたことがわかります。辛さの度合いは日によって違う可能性があるので、辛いものが苦手な人は注文時に確認すると安心です。
米粉キッシュワンプレート:野菜をたっぷり食べたい日に
3つ目は「米粉キッシュと自家製ハム、スープ、おやさいのワンプレート」で、価格は同じく1,600円。キッシュの生地に米粉を使っていて、自家製ハムとスープ、野菜がひと皿にまとまった、カフェらしいプレートです。
パスタやカリーに比べて、いろいろな料理を少しずつ食べられるのが魅力。野菜をたくさん食べたい人や、重すぎない昼ごはんにしたい人、友達とシェアして違うメニューを味見したい人に向いています。Instagramにもキッシュやタルトの投稿が多く、お店の得意分野の一つと言えそうです。
注意点は、キッシュは焼き上げる数に限りがあると考えられることです。人気のプレートが遅い時間には終わっている可能性もあるので、確実に食べたいならランチの早い時間に行くのが無難です。
| メニュー(さっぽろノート調べ) | 価格 | こんな人に |
|---|---|---|
| パスタとバルサミコサラダセット | 1,600円 | 初めての人・迷った人 |
| 道産合い挽きスパイスカリープレート | 1,600円 | スパイス好き・しっかり食べたい人 |
| 米粉キッシュワンプレート | 1,600円 | 野菜を多く食べたい人・軽めの昼 |
| あべさんの卵、粗糖のぷりん | 600円 | 食後の甘いもの・カフェ利用 |
| ラムレーズンベイクドチーズケーキ | 700円程度 | 濃厚なケーキが好きな人 |
| ハンドドリップコーヒー | 600円 | 食後・カフェタイム |
※価格はあさひかわ新聞ONLINE(2026年4月掲載)の紹介記事をもとにしています。メニューは季節で入れ替わります。
メニューは「一期一会」、黒板とInstagramが最新の情報源
パーラー小林のメニューは固定ではありません。きょくめしでは「メニューは季節ごとに変わるため、一期一会と言っても過言ではない。黒板やInstagramで確認推奨」と紹介されています。ここまで紹介した料理名や価格も、あくまで取材時点のものと考えてください。
これはデメリットでもあり、魅力でもあります。旬の野菜を中心に献立を組むからこそ、季節ごとに行く楽しみがあるわけです。地元の人なら季節が変わるたびに通って違うパスタを味わえますし、旅行者なら「その季節の旭川の味」に出会えるのが面白いところです。
一方で、「この料理を食べに行きたい」とピンポイントで決めて行く人には向きません。遠方から行くなら、「1,600円前後のプレートがあって、パスタかカリーかキッシュのどれかは食べられる」くらいの気持ちで向かうと、がっかりせずに済みます。
ランチの3種はどれも1,600円なので、価格ではなく気分で選べます。迷ったらパスタ、しっかり食べたいならスパイスカリー、野菜を多めにとりたいならキッシュが目安です。
ぷりん・チーズケーキ・ハンドドリップ、カフェタイムに頼みたいもの
お店の名前に「パーラー」と付いている以上、甘いものも外せません。パフェの専門店ではありませんが、素材にこだわったお菓子がそろっていて、午後のカフェ利用だけでも十分に行く価値があります。
あべさんの卵、粗糖のぷりん:まず頼みたい600円の看板スイーツ
甘いものの中で真っ先に名前が挙がるのが「あべさんの卵、粗糖のぷりん」で、価格は600円です。メニュー名に生産者さんの名前が入っているところに、このお店らしさが出ています。卵の生産者が見える食材を使い、精製度の低い粗糖で甘さをつけたぷりんです。
粗糖はコクのあるやさしい甘さが特徴なので、白砂糖のすっきりした甘さとはまた違う、奥行きのある味わいが楽しめます。ランチのあとにもう一品ほしい人、コーヒーと甘いものだけで午後をゆっくり過ごしたい人に向いています。
注意点として、お菓子は数に限りがあることが多いので、夕方近くには売り切れている可能性があります。ぷりんが目当てなら、昼の早めの時間帯に行くか、ランチと一緒に注文しておくと確実です。
ラムレーズンベイクドチーズケーキ:大人向けのもう一品
もう一つの定番が「ラムレーズンベイクドチーズケーキ」で、あさひかわ新聞の記事では700円程度で紹介されていました。ラム酒に漬けたレーズンの香りと、焼き込んだチーズの濃さを合わせた、大人っぽい味のケーキです。
ぷりんがやさしい甘さなら、こちらはしっかりした食べごたえが魅力。コーヒーとの相性がよく、ブラックで飲む人には特におすすめしやすい組み合わせです。2人で行ってぷりんとチーズケーキを1つずつ頼み、半分ずつ食べ比べるのも楽しい使い方です。
ラム酒を使ったお菓子なので、お子さんや、お酒の香りが苦手な人、車を運転する人は注文前にお店に確認しておくと安心です。また、Instagramにはシフォンケーキや無花果のお菓子、りんごや洋梨のタルトなども投稿されているので、季節によってはチーズケーキ以外のお菓子が並んでいることもあります。
ハンドドリップコーヒーとオーガニックハーブティー
飲み物はハンドドリップコーヒーが600円。一杯ずつ丁寧に淹れるコーヒーで、食べログでもコーヒー豆にこだわっているお店として紹介されています。食後の一杯にも、お菓子と合わせるのにも向いています。
コーヒーが苦手な人や、カフェインを控えたい人には「美瑛産むつみさんのオーガニックハーブティー」が600円程度で用意されていました。旭川のお隣・美瑛の生産者さんのハーブを使ったお茶で、地元の素材を味わえる一杯です。
どちらも一杯ずつ丁寧に用意するため、混み合う時間帯は提供まで少し待つこともあります。急いでいるときより、時間に余裕のある日に「ゆっくり過ごすための一杯」として頼むのがこのお店らしい楽しみ方です。
甘いものだけでもOK、午後のカフェ利用のコツ
パーラー小林は、ランチをしなくても甘いものとドリンクだけで利用できる、カフェとしての使い方がしやすいお店です。ぷりんとハンドドリップコーヒーなら600円+600円の組み合わせで、ランチほど重くならずにお店の雰囲気を味わえます。
旅行中なら、ラーメンの食べ歩きの合間に甘いもの休憩として立ち寄る、という使い方もありです。旭川はラーメンのお店が多い街なので、しょっぱいものが続いたときにやさしい甘さのぷりんが挟まると、旅のメリハリがつきます。
ただし、ランチのピーク時間はお食事のお客さんで席が埋まりやすいので、カフェ利用なら14時以降がおすすめです。閉店は16:00なので、ゆっくりするなら遅くとも15時前には入るように計画しましょう。
無農薬野菜と古式調味料、こだわりの中身を知るともっとおいしい
パーラー小林の料理の個性は、食材と調味料の選び方にあります。ここを知っておくと、メニュー表の料理名の読み方や、お店での過ごし方が変わってきます。
醤油・味噌・みりんは伝統的な製法の「古式調味料」
あさひかわ新聞の記事では、パーラー小林が「オーガニック食材と古式調味料(醤油・味噌・みりん)を使用した料理を提供」していると紹介されています。古式調味料とは、昔ながらの時間をかけた製法で作られた調味料のこと。洋食のお店で醤油や味噌、みりんにこだわっているのは少し意外に感じるかもしれません。
パスタのソースやカリーの味の土台、スープの下味など、目に見えにくい部分にこうした調味料が使われていると考えると、料理全体の味わいに深みが出る理由が見えてきます。洋食なのにどこかほっとする、日本の家庭の味に通じるやさしさがあるのは、このあたりが関係していそうです。
ただし、どの料理にどの調味料を使っているかまでは公開されていません。調味料に興味がある人は、お店の人に聞いてみると会話のきっかけにもなります。
無農薬・自然栽培の野菜を料理にも物販にも
食材の軸になっているのが無農薬野菜や自然栽培の食材です。食べログでは、オーガニックの野菜、こだわりのコーヒー豆、お米や肉など素材にこだわっているお店として紹介されていて、店内では無農薬野菜や調味料の販売も行っています。
カフェで食べておいしかった野菜や調味料をそのまま買って帰れるのは、地元の人にとってうれしいポイント。旭川に住んでいる人なら、ランチのついでに今週の野菜を少し買って帰る、という使い方もできます。旅行者なら、日持ちする調味料をお土産代わりに選ぶのも一つの手です。
物販の品ぞろえは季節や入荷によって変わると考えられるので、特定の商品を目当てに行く場合は事前に確認しておきましょう。野菜は持ち帰りの時間も考えて、旅行の最終日に買うなど工夫すると安心です。
メニュー名に「あべさんの卵」「美瑛産むつみさんのオーガニックハーブティー」のように生産者さんの名前が入っているのも、このお店の特徴です。誰がどこで作った食材なのかが見えるメニュー名は、旭川・美瑛周辺の農業の豊かさを感じさせてくれます。
道産食材を中心に、北海道らしさを一皿に
メニュー名を見ると、「道産合い挽き」「網走チキン」「美瑛産」と、北海道の産地名がいくつも登場します。旭川は大雪山系に囲まれた上川盆地にあり、周辺には美瑛や東川など農業の盛んな町が集まっています。そうした地の利を生かして、道内の食材を積極的に取り入れているのがわかります。
観光で旭川を訪れる人にとっては、ラーメンやジンギスカンとは違う形で「北海道の食材」を味わえる場所です。野菜や肉を素材そのものの味で楽しめるので、北海道の食の豊かさを落ち着いた空間で感じたい人に向いています。
ただし、食材の産地は季節や仕入れで変わります。「必ず○○産」と決まっているわけではないので、気になる人は当日のメニューで確認してください。
料理教室の開催も予定、「楽に作れて体に良い料理」を広める
あさひかわ新聞の記事によると、小林さんは料理教室の定期開催を予定していて、「おいしくて、楽に作れて、身体に良い料理」を広めたいと話しています。お店で食べるだけでなく、家庭でも実践できる形で伝えていこうという姿勢です。
カフェで料理を気に入った人や、古式調味料の使い方を知りたい人には、料理教室の情報は見逃せません。旭川在住の人なら、食の学びの場としても注目しておきたいお店です。
記事の時点では「予定」の段階なので、開催日程や参加方法はInstagramなどで最新情報を確認してください。人数限定になることが多いので、興味がある人は告知を早めにチェックするのがおすすめです。
「パーラー」なのに洋食?旭川の喫茶・パーラー文化から見た小林の立ち位置
「パーラー小林」という名前を聞いて、昭和レトロなフルーツパーラーを想像した人も多いのではないでしょうか。ここでは、旭川のパーラー・喫茶店文化と照らし合わせて、このお店がどんな位置にいるのかを考えてみます。
パーラーと喫茶店は、実は言葉の意味も成り立ちも違う
パーラーと喫茶店は似たものとして語られがちですが、「実は言葉の意味も成り立ちも異なります」と解説されることが多いジャンルです。一般的には、パーラーはフルーツパフェやスイーツを中心に出すお店、喫茶店はコーヒーを中心に出すお店というイメージで使い分けられています。
| 比較項目 | 昔ながらのパーラー | 昔ながらの喫茶店 | パーラー小林 |
|---|---|---|---|
| 主役 | パフェ・スイーツ | コーヒー | 洋食プレートとお菓子 |
| 雰囲気 | レトロ | 落ち着いた純喫茶 | 自然光の入るおしゃれな空間 |
| こだわり | 果物の見た目と量 | 焙煎・淹れ方 | オーガニック食材・古式調味料 |
| 夜の顔 | 店による | 店による | 木・金・土は酒場スタイル |
こうして並べると、パーラー小林は名前こそ「パーラー」ですが、中身は洋食とお菓子のカフェ、そして夜は酒場という、従来の分類に収まらないお店だとわかります。
名前から昔ながらのパフェを期待すると、イメージとのずれが生まれます。この点だけは頭に入れておきましょう。
旭川は昭和のパーラーや喫茶店が今も残る街
旭川には、昭和の雰囲気が残る喫茶店やパーラーが今でも複数あり、観光メディアでも「地域の文化的な財産」として紹介されています。麻雀テーブルでパフェを食べるような昭和レトロな空間のパーラーや、1970年代から続く自家焙煎の純喫茶など、古くからのお店が街の日常に溶け込んでいるのが旭川の面白いところです。
近年は全国的な昭和レトロブームもあって、こうしたパーラーや喫茶店が若い世代にも再び注目されています。旭川でレトロ喫茶めぐりを楽しむ人も増えてきました。
パーラー小林は、そんな旭川の喫茶・パーラー文化の中に登場した、新しいタイプのお店と言えます。レトロ喫茶めぐりの途中に立ち寄れば、「旭川の昔と今の喫茶文化」を一日で比べられて、街歩きがいっそう面白くなります。
実は「新しいパーラー」の形、健康志向×居心地のよさ
意外と知られていないけれど、「パーラー」という言葉はもともとフルーツや甘いものだけを指すものではなく、人がくつろいで過ごす応接間や談話室のような意味合いも持っています。そう考えると、「長居できる落ち着いた空間で、体に良くておいしいものを出す」パーラー小林は、名前の本来のニュアンスにむしろ近いお店なのかもしれません。
レトロなフルーツパーラーの再ブームと並行して、健康志向の食事やオーガニック食材への関心も北海道で高まっています。パーラー小林は、その2つの流れが重なったところに生まれた「新しいパーラー」です。
パフェを求めて行く人にとっては物足りないかもしれませんが、「居心地のいい場所でちゃんとしたご飯とお菓子を食べたい」人にとっては、名前以上に満足できるお店です。期待の置きどころを変えるだけで、評価が大きく変わるタイプのお店だと覚えておいてください。
旭川で「ラーメン以外」の選択肢がほしい人に
旭川グルメといえば、醤油ラーメンや新子焼き、ジンギスカンなど、しっかりした味の料理が思い浮かびます。旅行で2〜3食を旭川で食べると、どうしてもラーメンが続きがちです。そんなときに、野菜中心の軽めのランチや、やさしい甘さのお菓子で一息つけるお店は貴重な存在です。
パーラー小林は、旭川の食の「濃い」イメージとは逆方向の選択肢として、旅程に1回入れておくとバランスがよくなります。朝10時から開いているので、前日の夜にしっかり飲み食いした翌日のブランチにも使えます。
ただ、中心部から離れた末広にあるので、ラーメン店が集まるエリアから歩いて行ける距離ではありません。車やタクシーで移動することを前提に、ほかの予定と組み合わせて計画してください。
旭川のお土産選びも一緒に考えたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

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一人・子連れ・デート・夜飲み、どう使うのが正解?
最後に、シーン別の使い方と、行ってから困らないための実用的な情報をまとめます。支払い方法や子ども向けの設備など、事前に知っておくと安心なポイントも一緒に紹介します。
一人ランチやブランチなら平日の開店直後が狙い目
一人で行くなら、平日の10時台の開店直後がおすすめです。ランチのピーク前なので席に余裕があり、落ち着いてプレートを味わえます。オープン当初は1〜2名向けのテーブルが多かったという話もあり、もともと一人や二人で過ごしやすい作りのお店です。
パスタとバルサミコサラダのセットで食事をして、食後にハンドドリップコーヒーを追加すれば、ゆったりとした一人時間になります。本を持って行って、食後の一杯をゆっくり楽しむのもいい過ごし方です。
注意点として、店内にWi-Fiはありません。ノートパソコンで仕事をするつもりで長時間滞在する使い方には向いていないので、作業カフェとして考えている人は別のお店を選ぶか、スマホのテザリングを前提にしてください。
子連れはハイチェアとおむつ替え台あり、ただしキッズメニューはなし
きょくめしの情報によると、子ども向けの設備としてベルトなしのハイチェアが1脚、おむつ替え台、子ども用のカトラリーがあります。小さな子ども連れでも利用しやすい配慮がされているのはうれしいポイントです。
一方で、キッズメニューはありません。子どもにはプレートを取り分けるか、ぷりんなどのお菓子を一緒に楽しむ形になります。食材にこだわったお店なので、「子どもにも体に良いものを食べさせたい」という家族には相性のいいお店です。
ハイチェアは1脚のみなので、小さな子どもが2人以上いる家族や、他の家族と同じ時間帯に重なりそうなときは、予約時にハイチェアの利用を伝えておくと安心です。ランチのピーク時間を避けて、11時前か13時半以降に行くと、子どもが多少にぎやかでも気を遣いすぎずに過ごせます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| オーガニック食材と古式調味料の料理が食べられる ランチは3種とも1,600円でわかりやすい 朝10時から開いていてブランチにも使える 木・金・土は夜の酒場利用もできる ハイチェア・おむつ替え台あり、PayPayなども使える | メニューが季節で変わり、目当ての料理があるとは限らない 日曜定休に加えて不定休がある 中心部から離れていて車移動が前提 店内Wi-Fiなし、作業カフェには不向き パフェ中心のパーラーではない |
デートや夜飲みは木・金・土の夜営業へ
デートで使うなら、昼のカフェタイムも夜の酒場タイムもどちらもおすすめです。昼は自然光の入るおしゃれな店内でプレートとお菓子を、夜はナチュラルワインと前菜・おつまみを楽しめます。Instagramのプロフィールにナチュラルワインが挙げられているので、ワイン好きの2人なら夜営業の日を狙いましょう。
夜は酒場スタイルなので、昼のワンプレートとは違う軽めの料理を少しずつ頼む使い方が合います。落ち着いた雰囲気なので、にぎやかな居酒屋よりもゆっくり会話を楽しみたい場面に向いています。
ただし、夜営業は木・金・土だけで、時間も18:00〜22:00と長くはありません。二次会で遅い時間に行く使い方には向かないので、一軒目としてゆっくり過ごす計画にしてください。車で来て飲む場合は、帰りの運転手を決めておくか、タクシーや代行の利用を考えておきましょう。
失敗パターン②:現金もカードも「いつもの払い方」でいいと思い込む
見落としがちなのが支払い方法です。きょくめしによると、使える支払い方法は現金、PayPay、auPAY、d払いです。旅行者がいつものクレジットカードや交通系ICで払うつもりで行くと、レジで困る可能性があります。
原因は、「最近のカフェならどこでもカードが使えるだろう」という思い込みです。個人経営のお店では、使える決済手段が限られていることは珍しくありません。特に旅行中は、現金の持ち合わせが少ない人も多いはずです。
対策として、現金を用意しておくか、PayPay・auPAY・d払いのいずれかをスマホに準備しておきましょう。支払い方法は変わることもあるので、クレジットカードで払いたい人は来店前にお店に確認しておくと確実です。
支払いは現金、PayPay、auPAY、d払いに対応しています(きょくめし調べ)。店内Wi-Fiはありません。予約は可能なので、グループ利用やハイチェアを使いたい子連れの場合は事前に連絡しておくと安心です。
旭川から足をのばして美瑛でランチをするプランも気になる人は、こちらもどうぞ。

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まとめ
最初の一歩は、お店の公式Instagramで直近の投稿をのぞいて、今の季節のパスタやお菓子をチェックすることです。食べたい一皿が見つかったら、日曜と不定休を避けて、昼なら16時までに入れる時間で予定を組んでみてください。料理の詳しい紹介はあさひかわ新聞ONLINEの紹介記事でも読めます。旭川の旅でラーメンの合間にやさしい一皿をはさめば、旅の満足度がきっと一段上がります。
※メニュー・価格・営業時間は取材時点の情報です。最新情報は公式Instagramでご確認ください。

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