函館の美鈴コーヒーは北海道最古の珈琲店|大門店の焙煎工房と市内6店舗の違いを解説

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函館でコーヒーの話になると、地元の人はだいたい同じ名前を出します。「美鈴(みすず)」です。函館駅前の大門から湯の川温泉、丸井今井の地階、そして函館空港まで、市内のあちこちに店があって、旅行者が思っている以上に生活に溶け込んでいる存在です。

ただ、いざ行こうとすると迷います。店がいくつもあって、それぞれ雰囲気も営業時間も違うからです。結論から言うと、焙煎したての豆が欲しいならJR函館駅から徒歩3分の大門店、ソフトクリームだけ食べたいなら空港店か直売所、ゆっくり座りたいなら湯川店か丸井今井という使い分けが正解です。

この記事では、1932年創業という美鈴の成り立ちから、函館市内6店舗の営業時間・住所・駐車場の違い、400円のコーヒーソフトをはじめとする定番メニュー、そしてお土産として持ち帰るならどれかまで、地元目線でまとめて整理します。旅程のどこに組み込むかまで決められるように書いていきます。

📌 この記事でわかること

・美鈴コーヒーが「北海道最古の珈琲店」と呼ばれる理由と1932年からの歩み
・函館市内6店舗(大門・湯川・丸井今井2店・空港・直売所)の営業時間と使い分け
・コーヒーソフト400円をはじめ、最初に頼むべき定番メニュー
・お土産に向く商品と、旅行者がやりがちな2つの失敗パターン

目次

函館の美鈴コーヒーは1932年創業|北海道で最初にコーヒーを焙煎した店

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始まりは「鈴木商店」|90年以上コーヒーを焼き続けている

美鈴のルーツは、1932年(昭和7年)9月に函館市栄町で開業した「鈴木商店」です。北海道で初めてコーヒーの焙煎販売を始めた店とされていて、これが「北海道最古の珈琲店」と紹介される根拠になっています。戦後の1946年には「美鈴」の屋号で函館大門店を出店し、1949年4月に美鈴商事株式会社が設立されました。

その後も歩みは続きます。1955年に札幌支店、1958年に函館製菓工場、1961年10月には美鈴コーヒー株式会社が設立されました。現在は函館・札幌・旭川・帯広・北見・稚内・室蘭といった道内各地に加え、青森県・秋田県・東京都にも拠点を広げています。旅行中に東京で「函館美鈴珈琲」の看板を見かけて驚く人がいるのは、この展開があるからです。

この歴史は、旅行者にとっては「観光地価格の急ごしらえのカフェではない」という安心材料になります。函館の街と一緒に年を重ねてきた店なので、地元のおじいちゃんおばあちゃんが日常的に豆を買いに来る光景も普通に見られます。一方で、老舗ゆえに店舗ごとの設備は新しくありません。おしゃれな内装を期待して行くと拍子抜けするので、そこは期待値を合わせておいたほうがいいです。

「美鈴」という名前は公募で決まった

創業時の屋号は創業者の姓を取った「鈴木商店」でした。それが戦後に「美鈴」へ変わったのですが、この名前は一般からの公募で決まったと伝えられています。「鈴」を残しつつ「美」を冠したネーミングで、看板を見ると確かに柔らかい印象があります。

社名としては現在も美鈴商事株式会社が本体で、本社は〒042-0914 北海道函館市上湯川町1-1にあります。店頭で見かける「函館美鈴珈琲」「珈琲焙煎工房 函館美鈴」「カフェ美鈴」「コーヒーケーキショップ美鈴」といった呼び名は、すべて同じ会社の業態違いです。名前が違うので別会社だと思っている人がいますが、豆の出どころは同じと考えて問題ありません。

これは店選びのときに効いてきます。「どの店に行けば本物か」で悩む必要がないということだからです。豆のラインナップや焙煎サービスの有無には差がありますが、味の系統は共通しています。時間がない旅程なら、たまたま近くにあった店に入れば十分に美鈴を体験できます。ただし後述するように、焙煎したての豆を買えるのは特定の店だけなので、そこだけは注意が必要です。

店頭に「北海道初のコーヒー焙煎機」が展示されている

大門店の店頭には、1935年に導入された北海道初とされるコーヒー焙煎機が展示されています。真っ黒な鉄の塊で、ガラス越しに見ると想像以上に大きく、そして年季が入っています。カフェ巡りが目的でなくても、これを見るためだけに立ち寄る価値はあります。

ここが美鈴の面白いところで、単に「古い店」ではなく「古い道具が残っている店」なんです。写真を撮っても怒られませんし、店内には歴史を紹介する掲示もあります。所要時間は見るだけなら5分ほど。函館駅から徒歩3分なので、電車の待ち時間にも収まります。

使い方としては、朝いちばんで函館朝市に行ったあと、帰りに大門店へ寄って焙煎機を見つつコーヒーソフトを食べる、という流れが組みやすいです。カップルや家族連れなら「北海道で最初にコーヒーを焼いた機械だよ」と話題にもなります。注意点は、あくまで喫茶店の店頭展示なので、博物館のような解説ボリュームは期待しないこと。混雑時は展示前が通路になるので、長時間の立ち止まりは避けたほうが無難です。

💡 地元メモ

函館の人にとって美鈴は「コーヒー屋さん」であると同時に「ケーキとソフトの店」でもあります。会社の手土産にコーヒー豆、子どものおやつにソフトクリーム、という使われ方が日常的。だから観光ガイドで見るより、ずっと生活寄りの店です。

扱う豆は世界各国から約50種類|ブレンドもさらに約50種類

美鈴が扱うコーヒー豆は、世界各国の厳選されたストレート豆が約50種類、長年のノウハウで作られたブレンドがさらに約50種類あります。合計100種類前後という数は、街の喫茶店としてはかなりの規模です。しかも好みに合わせたオリジナルブレンドの相談にも応じています。

看板商品としては、1978年発売という「ブルーマウンテンブレンド」、創業時をしのばせる「復刻版 鈴木商店の珈琲」(中挽き75g×2パック)、港町をテーマにした「MOTOMACHI COFFEE〜元町珈琲〜」などがあります。手軽な「美鈴ドリップコーヒー」はマイルド・リッチ・アロマの3タイプで、それぞれ5袋入りです。

豆に詳しくない人ほど、この選択肢の多さは逆に困りどころになります。おすすめは、店員さんに「酸味は控えめで、苦すぎないもの」のように好みを伝えて選んでもらうこと。ブレンド名だけ眺めて悩むより早いです。注意点として、豆の在庫や取り扱い種類は店舗によって差があります。特定の銘柄を狙っているなら、品揃えの厚い大門店を目指すのが確実です。

大門店は注文してから焙煎する1号店|JR函館駅から徒歩3分の本丸

焙煎の受付は17:30まで|18時閉店だと思って行くと豆が買えない

大門店の最大の特徴は、注文を受けてから豆を焙煎してくれることです。焼きたての豆を持ち帰れるので、函館土産としての満足度が高い。ただし、ここに落とし穴があります。営業時間は10:00〜18:00ですが、焙煎の受付は17:30までで、喫茶のラストオーダーは17:00です。

実際、「18時までやっているから夕方でいいや」と考えて17時45分に着き、焙煎豆を買えずに既製品だけ買って帰る、という失敗はよく起こります。函館の夕方は元町や函館山の夜景に向かう人が多く、その前に立ち寄ろうとするとちょうどこの時間帯にぶつかるからです。焙煎豆が目的なら、遅くとも17時までには入店したいところです。

逆に言えば、時間さえ守れば旅程に組み込みやすい店でもあります。JR函館駅から徒歩3分なので、チェックイン前でもチェックアウト後でも寄れる。定休日は1月1日のみなので、年末年始の元日以外は基本的に開いています。焙煎そのものは高速焙煎機で数分程度なので、待ち時間で予定が崩れる心配は少なめです。

📍 珈琲焙煎工房 函館美鈴 大門店
住所 〒040-0035 北海道函館市松風町7-1
電話番号 0138-23-7676
営業時間 10:00〜18:00(喫茶L.O.17:00/焙煎受付17:30まで)
定休日 1月1日
席数 20席
駐車場 なし(近隣にコインパーキング)
アクセス JR函館駅から徒歩3分
公式サイト 珈琲焙煎工房 美鈴 公式サイト

喫茶スペースは20席|コーヒーフロート600円が定番

大門店は物販だけの店ではなく、20席の喫茶スペースがあります。コーヒーやケーキ、軽食を店内で楽しめる作りです。人気なのはコーヒーフロート600円で、上に載せるソフトクリームを数種類から選べます。コーヒーの上に載せるソフトをあえて生乳系にすると、苦味と乳の甘さがはっきり分かれて飲みやすくなります。

ほかにもブレンドコーヒー、アイスコーヒー、キャラメルカプチーノ、ホットココアといった定番に加え、焙煎珈琲カリーのセットやトーストセットもあります。昼の予算目安は999円以下で、観光地の中心にある店としては現実的な水準です。コーヒーゼリーやコーヒーソフト、珈琲ロールも人気で、甘いものだけで滞在を完結させることもできます。

使いどころは、函館駅から市電や路線バスに乗り換えるまでの30分ほどの隙間時間です。一人旅なら焙煎を待つ間にコーヒーを1杯、というのが効率的。注意点は席数が20席と限られていること。観光シーズンの昼過ぎは埋まりやすく、テイクアウトに切り替える判断が必要になる場面もあります。長時間の打ち合わせや作業に向く店ではない、と考えておくのが無難です。

現金のみ・駐車場なし|この2点だけは事前に確認したい

旅行者がつまずきやすいのが支払い方法です。大門店はクレジットカード、電子マネー、QRコード決済のいずれも使えないと案内されています。豆を数種類まとめ買いすると金額が伸びるので、現金の持ち合わせは多めにしておきたいところです。

もう一つが駐車場です。大門店に専用駐車場はなく、車で行く場合は近隣のコインパーキングを使うことになります。函館駅前エリアは駐車場自体は複数ありますが、観光シーズンの週末は空きを探すのに時間がかかります。レンタカー移動なら、駐車場のある湯川店や直売所を選ぶほうがストレスが少ないです。

逆に、公共交通で回る旅程との相性は抜群です。JR函館駅、市電の函館駅前電停、函館駅前バスターミナルのどれからも徒歩圏内。出張で函館に来て、帰りの列車まで1時間だけ空いた、というようなシーンでこそ真価を発揮します。家族連れの場合は、ベビーカーで店内を移動するにはやや窮屈なので、混雑時間帯を外すのがおすすめです。

大門横丁とセットで回るのが地元の定番ルート

大門店の周辺は、函館駅前から続く「大門」と呼ばれる旧繁華街です。屋台村の大門横丁が徒歩圏にあり、夜は飲食、昼はコーヒーという組み合わせがしやすい立地になっています。函館朝市も駅を挟んで反対側の徒歩圏なので、朝市→駅→美鈴大門店という動線が自然に組めます。

時間配分の目安としては、朝市で1時間、移動10分、美鈴で30分。ここまでで午前中がきれいに埋まります。そのあと市電で元町や五稜郭へ向かえば、初日の午前は無駄がありません。出張者なら、朝いちの商談前に豆だけ買っておいて、帰りに持ち帰るという使い方もできます。

注意したいのは、大門エリアは昼と夜で表情が変わることです。昼間はシャッターの下りた店も多く、想像していた「賑やかな繁華街」とは違うと感じる人もいます。あくまでコーヒーを買いに行く場所と割り切ったほうが満足度は高いです。函館駅周辺のグルメと合わせて計画するなら、こちらの記事も参考になります。

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⚠️ 知っておきたい注意点

大門店で「焼きたての豆」を狙うなら17:30の焙煎受付終了がタイムリミットです。閉店の18:00と勘違いすると、目当ての焙煎豆を逃します。夕方に函館山の夜景を予定している日は、先に美鈴へ寄る順番にしてください。

温泉帰りと買い物ついでに寄れる3店舗|湯川店と丸井今井の使い分け

温泉帰りと買い物ついでに寄れる3店舗|湯川店と丸井今井の使い分けの解説画像

湯川店は市電から徒歩2分|無料駐車場3台つき

湯の川温泉に泊まる人にとって現実的な選択肢が「コーヒーケーキショップ美鈴 湯川店」です。市電「湯の川」電停から徒歩2分で、営業時間は10:00〜18:00、喫茶のラストオーダーは17:30。定休日は1月1日のみです。3台分の無料駐車場があるのも、レンタカー派にはありがたいポイントです。

店名のとおりケーキが主役級で、コーヒー豆の販売に加えてケーキセット、トースト、ホットケーキ、ナポリタンスパゲティといった軽食も出しています。純喫茶に近い落ち着いた業態なので、大門店より腰を据えやすい。温泉に入る前後の空き時間を埋めるにはちょうどいい存在です。

おすすめの使い方は、湯の川温泉のホテルにチェックインしたあと、夕食までの時間に散歩がてら寄ること。カップルなら市電の風景と合わせて函館らしさが出ますし、家族連れならホットケーキで子どもも満足します。注意点は駐車場が3台しかないこと。週末や連休は埋まりやすいので、電停から歩く前提で考えたほうが確実です。

📍 コーヒーケーキショップ美鈴 湯川店
住所 北海道函館市湯川町2丁目29-1
電話番号 0138-57-1820
営業時間 10:00〜18:00(喫茶L.O.17:30)
定休日 1月1日
駐車場 無料駐車場あり(3台)
アクセス 市電「湯の川」電停から徒歩2分

丸井今井の地階「珈琲工房 函館美鈴」はブレンド378円から

五稜郭エリアで美鈴に会えるのが、丸井今井函館店の地階にある「珈琲工房 函館美鈴」です。営業時間は10:00〜18:00、ラストオーダーは17:30。テーブル17席で、ブレンドコーヒーは378円からという案内があります。デパ地下の一角にあるので、買い物の合間に立ち寄る前提の店です。

実は、美鈴の中でいちばん気軽にコーヒーを飲めるのがここです。観光ガイドに大きく載るのは大門店ですが、価格だけを見れば地階のこの店が最も手が届きやすい。函館の地元の人が「ちょっと座ろうか」と使うのも、こういうデパ地下の店だったりします。旅行者があまり選ばないぶん、混雑度も読みやすいです。

向いているのは、五稜郭タワーや五稜郭公園を回ったあとの休憩です。市電「五稜郭公園前」電停から丸井今井まで歩けるので、公園から戻る動線に自然に入ります。注意点は、営業日と時間が丸井今井函館店の営業に連動すること。百貨店が休業日なら当然入れないので、行く前に百貨店側の営業日を確認しておくと安心です。

📍 珈琲工房 函館美鈴 丸井今井函館店
住所 北海道函館市本町32番15号(丸井今井函館店 地階)
電話番号 0138-32-1105
営業時間 10:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日 丸井今井函館店の営業日に準ずる
席数 17席(テーブル)
価格の目安 ブレンドコーヒー378円〜

同じ丸井今井の3階には「喫茶ジョリー」もある

意外と知られていないのですが、丸井今井函館店には美鈴系列の店がもう1つあります。3階の「喫茶ジョリー」です。営業時間は10:00〜18:00。同じ建物の中に、地階の珈琲工房と3階の喫茶ジョリーという2つの選択肢が並んでいる形になります。

使い分けはシンプルで、豆を買う・立ち寄りで1杯飲むなら地階、腰を落ち着けて休みたいなら3階、という考え方がわかりやすいです。買い物の途中で荷物が増えたときに、上の階でひと息つけるのは百貨店ならではの利点です。

シーン別に言えば、家族連れやシニアと一緒の旅で重宝します。デパートの中なので段差が少なく、トイレも近い。函館の街歩きは坂道が多いぶん、こうした屋内の休憩ポイントは価値があります。注意点はやはり百貨店の営業に連動すること、そしてフロアの改装やテナント変更があり得ることです。訪問前に丸井今井函館店の店舗情報を見ておくと確実です。

📍 喫茶ジョリー 丸井今井函館店
住所 北海道函館市本町32番15号(丸井今井函館店 3階)
電話番号 0138-32-1287
営業時間 10:00〜18:00
定休日 丸井今井函館店の営業日に準ずる

3店舗のうちどれを選ぶ?滞在エリアで決めるのが早い

湯川店・珈琲工房・喫茶ジョリーの3つは、正直なところ「どれが一番おいしいか」で選ぶ必要はありません。豆の系統は共通しているからです。判断すべきは滞在エリアと目的で、湯の川温泉泊なら湯川店、五稜郭観光や買い物なら丸井今井の2店、と割り切って構いません。

時間の見積もりも変わります。湯川店は市電移動が前提なので、函館駅前からだと片道20分前後を見ておきたい。一方、丸井今井は五稜郭の観光動線に乗っているので、単独で移動時間を確保する必要がありません。1泊2日の短い旅程なら、後者のほうが組み込みやすいです。

逆に、時間に余裕がある人には湯川店をすすめます。軽食まで揃っていて滞在時間を作りやすく、観光客の密度も低め。ゆっくりコーヒーを飲むという体験そのものを目的にできます。注意点は、いずれの店も夜まではやっていないこと。18時で閉まるので、夕食後のカフェとしては使えません。夜のコーヒーを期待していると当てが外れます。

空港と工場直売所という2つの裏ルート|出発直前でも間に合う

カフェ美鈴 函館空港店は8時オープン|朝も夜も強い

「結局買いそびれた」を防げるのが函館空港1階のカフェ美鈴です。営業時間は8:00〜19:00で無休。市内の店が10時開店・18時閉店なのに対し、朝は2時間早く、夜は1時間遅い。早朝便でも最終便でも押さえられるのは、旅行者にとって大きな安心材料です。

メニューも空港店らしく食事寄りで、珈琲焙煎カリーやメロンカレー、ハスカップカレーといった北海道らしい変化球があります。ピッツァなどの軽食もあり、ブレンドコーヒーは600円。ソフトクリームのテイクアウトにも対応しているので、搭乗待ちの短い時間でも使えます。

使いどころは明確です。市内観光を優先して美鈴に行けなかったとき、最後の砦になります。空港の駐車場は813台で1時間無料、さらに空港内の物販・飲食を税込3,000円以上利用すると追加で1時間無料になります。注意点は、あくまでカフェ業態なので、大門店のような「その場で焙煎」の体験はできないこと。焼きたての豆にこだわるなら市内で済ませておく必要があります。

📍 カフェ美鈴 函館空港店
住所 北海道函館市高松町511(函館空港1階)
電話番号 0138-57-8900
営業時間 8:00〜19:00
定休日 無休
駐車場 空港有料駐車場(813台)※1時間無料、空港内で税込3,000円以上利用でさらに1時間無料
価格の目安 ブレンドコーヒー600円

上湯川町の工場直売所は平日11〜16時のみ|土日に行くと閉まっている

2025年4月21日にオープンしたのが、上湯川町の工場に併設された美鈴珈琲直売所です。営業時間は平日11:00〜16:00、土曜・日曜・祝日は休み。テイクアウト専門で、店舗前に車を停められます。当日焼き立てのコーヒー豆が買えるほか、ドリップコーヒーやグッズも並びます。

ここでの失敗パターンがまさに営業日です。「工場直売なら週末に行こう」と考えて土曜に向かうと、確実に空振りします。旅行の日程は土日に寄りがちなので、この直売所を組み込むなら平日の昼前後に予定を置く必要があります。しかも16時で閉まるため、午後遅めの観光帰りにも間に合いません。

それでも行く価値があるのは、コーヒーソフトクリームが450円で食べられ、ケーキが200円という価格帯だからです。市内店舗より安く手に入るものがあり、地元の人が仕事の合間に立ち寄る雰囲気も味わえます。湯の川温泉エリアからも近いので、平日泊で湯の川に滞在するなら組み込みやすい。観光客がほとんど来ない場所なので、混雑を避けたい人には向いています。

📍 美鈴珈琲直売所(上湯川町工場併設)
住所 〒042-0914 北海道函館市上湯川町1-1
電話番号 0138-57-2233
営業時間 平日11:00〜16:00
定休日 土曜・日曜・祝日
駐車場 店舗前に駐車可
価格の目安 コーヒーソフトクリーム450円/ケーキ200円
⚠️ 知っておきたい注意点

直売所は平日11:00〜16:00のみで、土日祝は休みです。週末旅行の人が「工場直売に行こう」と車を走らせて閉まっていた、というのはいちばん起こりやすい失敗。土日に美鈴を確実に押さえたいなら、大門店・湯川店・空港店のいずれかにしてください。

北斗市のイオン上磯店にも焙煎工房がある

函館市外まで足を伸ばすなら、北斗市のイオン上磯店内にも「珈琲焙煎工房 函館美鈴 上磯店」があります。営業時間は9:00〜20:00と、市内のどの店より長い。買い物ついでに寄れて、夜も遅くまで開いているのが利点です。

大沼公園方面や新函館北斗駅を使う旅程なら、この店が動線に入ってきます。北海道新幹線で函館入り・函館発をする人にとっては、市内中心部より寄りやすいケースもあります。ショッピングセンター内なので駐車場の心配も要りません。

注意点は、あくまで商業施設のテナントなので、営業時間はイオン側の運用に左右されること。それでも「20時までやっている美鈴」は貴重で、レンタカーで道南を回っていて夕方に函館へ戻る、という日には現実的な選択肢になります。

📍 珈琲焙煎工房 函館美鈴 上磯店(イオン上磯店内) 北海道北斗市七重浜4-44-1

最初の1杯は何を頼む?400円のコーヒーソフトから始めるのが正解

自家焙煎の豆を練り込んだコーヒーソフト400円

美鈴で何を頼むか迷ったら、まずコーヒーソフトです。税込400円で、自家焙煎したコーヒーを練り込んだソフトクリーム。色は淡い茶色で、口に入れると乳の甘さのあとから焙煎の香ばしさが立ち上がってきます。コーヒー系のソフトにありがちな「香料っぽさ」が薄く、後味に軽い苦味が残るのが特徴です。

この1品が優秀なのは、コーヒーが得意でない人でも食べられるからです。ブラックは飲めないけれど函館らしいものを試したい、という人にちょうどいい。子どもでも食べられる甘さなので、家族連れでも分け合えます。所要時間も5分程度で、旅程を圧迫しません。

買う場所は大門店、空港店、直売所などから選べます。歩きながら食べる想定なら、屋外に出やすい店を選ぶこと。注意点として、冬の函館は風が強く体感温度が低いので、12月〜2月に外で食べるのはかなりの根性が要ります。寒い時期は店内で食べられる大門店を選んだほうが快適です。

期間限定のGソフト500円と、ドリンクへのトッピング+50円

定番のコーヒーソフトのほかに、期間限定の「Gソフト」が税込500円で登場することがあります。100円の差なので、限定という言葉に弱い人は迷わず選んでいいでしょう。ただし通年ではないため、訪問時に必ずあるとは限りません。

もう一つ知っておくと得をするのが、ドリンクへのバニラソフトのトッピングです。+50円で、アイスコーヒーやアイスココアをフロートに格上げできます。単品でフロートを頼むより組み合わせの自由度が高く、「コーヒーは飲みたいけど甘いものも欲しい」という欲張りな注文が通ります。

シーン別に言うと、一人旅ならホットコーヒー+ソフトのセットで滞在時間を確保する使い方、カップルなら1つをフロート、もう1つをコーヒーゼリーにしてシェアする使い方が快適です。注意点は、限定メニューやトッピングの可否が店舗によって異なること。空港店や直売所は業態が違うため、市内の喫茶業態と同じ選択肢が並ぶとは限りません。

コーヒーフロート600円とコーヒーゼリー|甘いもの側の主役

大門店の看板メニューがコーヒーフロート600円です。上に載せるソフトクリームを数種類から選べる仕組みで、同じ600円でも印象が変わります。生乳系のソフトを選べば甘さとコクが前に出て、コーヒー系を選べば全体が香ばしくまとまります。

コーヒーゼリーも根強い人気です。喫茶店のコーヒーゼリーは店によって苦味の強さが大きく違いますが、美鈴は自家焙煎の豆を使う店らしい香りの立ち方があります。珈琲ロールやエクレア、シュークリームといった洋菓子も並ぶので、コーヒーを飲まない同行者がいても困りません。

おすすめの組み合わせは、暑い時期ならフロート、寒い時期ならホットコーヒー+ケーキ。函館の夏は本州より過ごしやすいとはいえ、日差しの強い日はフロートの満足度が跳ね上がります。注意点は、ケーキ類は数が出ると品切れになること。夕方に行くとショーケースが寂しくなっていることがあるので、洋菓子狙いなら昼過ぎまでの訪問が安全です。

メニュー 価格 主に買える場所
コーヒーソフト 400円 大門店ほか
Gソフト(期間限定) 500円 大門店ほか
コーヒーソフトクリーム 450円 直売所
コーヒーフロート 600円 大門店
ブレンドコーヒー 378円〜/600円 丸井今井地階/空港店
ケーキ 200円 直売所

※さっぽろノート調べ(2026年8月時点で各店・公式情報から確認できた価格)。2026年はコーヒー生豆の高騰で業界全体が値上げ傾向にあるため、訪問時の価格は変わっている可能性があります。

お土産にするならどれ?292円の珈琲豆チョコから選ぶ定番

珈琲豆チョコ292円・珈琲キャラメル140円|ばらまき向けの2品

職場や友人へのばらまき土産として使いやすいのが、珈琲豆チョコ(50g入り)292円と珈琲キャラメル(18粒入り)140円です。どちらも単価が低く、かさばらず、コーヒーの香りで「函館らしさ」も伝わります。数を配る前提なら、この2品を軸に組み立てるのが手堅い選択です。

特に珈琲豆チョコは、コーヒー豆をチョコレートでコーティングした定番の形。北海道土産のチョコは競合が多いのですが、「北海道最古の珈琲店が作っている」という一言が添えられるのは強みになります。渡す相手が甘いもの好きでなくても、コーヒー好きなら喜ばれやすい品です。

注意点として、この価格は個人が発信した情報を含むため、店頭価格と差がある可能性があります。実際に買うときは店頭表示を確認してください。また、チョコレート製品は夏場の持ち歩きに弱いので、真夏の函館旅行では最終日に買う、あるいは空港で買うのが安全です。

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ドリップコーヒーとゼリー|自宅用と配り用の中間

もう少し予算をかけるなら、美鈴ドリップコーヒーが選択肢に入ります。マイルド・リッチ・アロマの3タイプがあり、それぞれ5袋入り。味の系統が分かれているので、相手の好みが読めないときは違うタイプを組み合わせて渡す手もあります。荷物としても軽く、スーツケースの隙間に入ります。

コーヒーゼリーも定番で、小分けタイプが箱で売られています。冷やして食べるものなので配送や保冷の相性を考える必要はありますが、家族へのお土産としては満足度が高い。ほかに珈琲かりんとうや珈琲餅といった、和のテイストと組み合わせた商品もあります。

選び方の目安は、渡す人数です。5人以上に配るならドリップコーヒーの箱ものか豆チョコ、家族や自分用ならゼリーや菓子類、という切り分けがわかりやすい。注意点は、商品の取り扱いが店舗ごとに違うこと。全種類が1店に揃っているとは限らないので、狙いがあるなら品揃えの厚い大門店か直売所を訪ねてください。

本命は「焼きたての豆」|大門店と直売所だけの体験

お土産として最も美鈴らしいのは、やはり焙煎したてのコーヒー豆です。大門店では注文を受けてから高速焙煎機で焼き上げ、100gから購入できます。直売所でも当日焼き立ての豆が並びます。パッケージ商品との違いは香りの立ち方で、袋を開けた瞬間の香りが明確に違います。

選ぶ豆に迷ったら、1978年発売という長寿ブレンドの「ブルーマウンテンブレンド」、創業時をしのばせる「復刻版 鈴木商店の珈琲」(中挽き75g×2パック)、港町をモチーフにした「MOTOMACHI COFFEE〜元町珈琲〜」あたりが函館土産としてのストーリー性を持っています。ストレート豆だけで約50種類、ブレンドもさらに約50種類あるので、店員さんに好みを伝えるのが近道です。

注意点は、豆で買うか挽いてもらうかの判断です。自宅にミルがないなら挽いてもらう必要がありますが、香りは豆のままのほうが長持ちします。相手の環境がわからないときは、豆ではなくドリップタイプを選ぶほうが失敗しません。函館でしか手に入らないものを探しているなら、こちらの記事も合わせてどうぞ。

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📌 押さえておきたいポイント

お土産の優先順位は「焼きたての豆>ドリップコーヒー>菓子類」。ただし焼きたての豆を買えるのは大門店(17:30まで)と平日限定の直売所だけです。旅程が土日中心なら、大門店の時間だけは死守してください。

行く前に知っておきたい注意点とシーン別の使い分け

6店舗の営業時間と駐車場を一覧で比較する

ここまでの情報を1枚にまとめます。営業時間の幅がいちばん広いのが空港店の8:00〜19:00、いちばん狭いのが直売所の平日11:00〜16:00です。駐車場の有無も店ごとに違い、車移動が前提なら選ぶ店が絞られます。

店舗 営業時間 定休日 駐車場
大門店 10:00〜18:00 1月1日 なし
湯川店 10:00〜18:00 1月1日 無料3台
珈琲工房(丸井今井 地階) 10:00〜18:00 百貨店に準ずる 百貨店駐車場
喫茶ジョリー(丸井今井 3階) 10:00〜18:00 百貨店に準ずる 百貨店駐車場
函館空港店 8:00〜19:00 無休 空港813台
直売所(上湯川町) 平日11:00〜16:00 土日祝 店舗前

※さっぽろノート調べ(2026年8月時点、美鈴珈琲公式サイトおよび函館・みなみ北海道観光ガイド函館市公式観光情報サイト「はこぶら」の掲載情報を整理)。

一人旅・カップル・家族・出張で選ぶ店は変わる

一人旅なら大門店です。函館駅から徒歩3分、20席という規模感で、焙煎待ちの時間も自然に過ごせます。カウンター的な使い方ができ、次の移動までのつなぎとして最適です。滞在時間の目安は30分ほど。

カップルなら湯川店をすすめます。市電の風情があり、ケーキと軽食が揃うので滞在時間を作りやすい。温泉旅館にチェックインする前後の空き時間にちょうどはまります。家族連れの場合は丸井今井が便利で、地階と3階に選択肢があり、トイレやベビー設備も百貨店の中で完結します。

出張者は空港店一択に近いです。8:00〜19:00で無休なので、朝いちの便でも夕方の便でも押さえられます。会社への手土産をここで買えば、市内で時間を割く必要がありません。注意点は、空港店は焙煎サービスがないこと。「焼きたての豆を配りたい」という目的なら、前日のうちに大門店へ寄っておく段取りが要ります。

よくある疑問をまとめて解消する

Q. 美鈴コーヒーは函館以外でも買えますか?
A. 買えます。運営する美鈴商事は函館・札幌・旭川・帯広・北見・稚内・室蘭といった道内各地に加え、青森県・秋田県・東京都にも拠点を展開しています。ただし「注文後にその場で焙煎する」体験や、直売所限定の価格は函館ならではです。函館に来たなら、市内で買う意味は十分にあります。
Q. 夜にコーヒーを飲みたいのですが、開いている店はありますか?
A. 函館市内の店は基本的に18:00で閉まります。夜まで開いているのは函館空港店(19:00まで)と、北斗市のイオン上磯店内にある上磯店(20:00まで)です。函館山の夜景のあとに市内でコーヒー、という計画は成立しないので、夕方までに組み込んでください。

価格と営業時間は変わる前提で計画する

最後に現実的な話をします。2026年はコーヒー生豆の価格高騰で、業界全体が値上げ傾向にあります。この記事で紹介した価格は2026年8月時点で確認できたものですが、訪問時には変わっている可能性があります。特に豆やドリップ製品は影響を受けやすい分野です。

営業時間も同様で、季節や施設側の都合で変動します。丸井今井函館店に入る2店舗は百貨店の営業日に、上磯店はイオンの営業時間に連動します。直売所は2025年4月にオープンしたばかりで、運用が調整される可能性もあります。

対策はシンプルで、行く店を1つに絞らないことです。大門店が閉まっていても空港店がある、直売所が休みでも湯川店がある、という代替を頭に入れておけば旅程は崩れません。函館は美鈴の店が複数ある街なので、この冗長性を活かすのが賢い回り方です。

まとめ|函館の美鈴コーヒーは目的別に店を選べば失敗しない

⛄ この記事の結論

焼きたての豆が欲しいなら大門店を17:30までに。ソフトだけなら空港店か直売所が早く確実です。

✅ 要点チェック
  • 創業1932年:北海道で最初にコーヒーを焙煎した店
  • 大門店:函館駅徒歩3分/焙煎受付17:30まで/現金のみ
  • 湯川店:市電徒歩2分/無料駐車場3台/軽食あり
  • 丸井今井:地階378円〜と3階の喫茶ジョリー
  • 空港店:8:00〜19:00無休で最後の砦
  • 直売所:平日11〜16時のみ/ソフト450円
  • 最初の1杯:コーヒーソフト400円が鉄板

函館の美鈴コーヒーは、1932年に「鈴木商店」として始まり、北海道で最初にコーヒーの焙煎販売を手がけた店です。1946年に「美鈴」の屋号で大門店を構えて以降、函館の街とともに90年以上コーヒーを焼き続けてきました。大門店の店頭に1935年導入の焙煎機が展示されているのは、その歴史がそのまま残っている証拠です。

市内には性格の違う店が6つあります。焙煎したての豆を狙うなら函館駅徒歩3分の大門店、温泉帰りにゆっくりするなら湯川店、買い物ついでなら丸井今井の地階と3階、時間がないなら8:00〜19:00無休の函館空港店、そして平日限定で安く買える上湯川町の直売所です。北斗市のイオン上磯店まで含めれば、道南のどこにいても選択肢があります。

失敗の多くは営業時間の読み違いから起こります。大門店の焙煎受付は17:30まで、直売所は平日11:00〜16:00で土日祝は休み。この2つを外さなければ、ほぼ想定どおりの体験ができます。逆に、時間を気にせず立ち寄れるのは空港店だけだと覚えておくと安全です。

最初の一歩は、コーヒーソフト400円を1つ食べてみることです。豆の善し悪しがわからなくても、これを食べれば「自家焙煎の店なんだな」という感覚はつかめます。そこで気に入ったら、次は大門店で焼きたての豆を100g買って帰る。この順番なら、コーヒーに詳しくない人でも函館の老舗の味を無理なく持ち帰れます。

なお、価格・営業時間は変更されることがあります。最新情報は美鈴珈琲の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

北海道・札幌好きのグルメ大好き。グルメ好きだからこそ知っている穴場のお店や、観光では見落としがちなスポットを調査して発信しています。休日はカフェ巡りと温泉が趣味。札幌の四季折々の魅力をお届けします。

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