五稜郭タワーの駐車場は専用なし|徒歩5分の公営321台と1日500円の予約制を徹底比較

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函館観光でレンタカーを借りて、いざ五稜郭タワーへ。カーナビの目的地は設定したものの、「タワーの駐車場ってどこ?」「そもそも専用駐車場はあるの?」と直前で不安になる人が多いポイントです。実際、タワーの足元まで来てから駐車場を探し始めて、五稜郭公園の外周をぐるぐる回ってしまうケースは珍しくありません。

結論から言うと、五稜郭タワーに一般車が停められる専用駐車場はありません。ただし心配は不要で、徒歩5分圏内に函館市が運営する公営駐車場が2か所・合計321台ぶんあり、料金はどちらも1時間まで200円。函館市内の観光地としては停めやすく、安い部類に入ります。さらに満車時の民間コインパーキング、1日停めるなら500円台から使える予約制駐車場という逃げ道もそろっています。

この記事では、五稜郭タワー周辺の駐車場を「公営」「民間コインパーキング」「予約制」の3系統に整理し、滞在時間別にどこが最安になるかまで具体的な金額で比べます。桜シーズンの満車ラインや、冬の雪で区画が消える問題、車高制限で入庫できない車種まで、行く前に知っておきたい落とし穴もまとめました。

📌 この記事でわかること

・五稜郭タワーに専用駐車場がない理由と、代わりに使う公営2か所の全情報
・滞在2時間・4時間・1日それぞれで最安になる駐車場が入れ替わる仕組み
・条件を満たすと2時間まで無料になる、地元では知られた停め方
・桜シーズンと冬に起きる「満車・区画消滅」の回避タイミング

目次

五稜郭タワーの駐車場は専用なし|まず押さえる3つの事実

五稜郭タワーの駐車場は専用なし|まず押さえる3つの事実の解説画像

五稜郭タワーは高さ107mの展望塔で、函館観光では函館山の夜景と並ぶ定番スポットです。そのわりに駐車場事情がわかりにくいのは、タワーの敷地が想像よりコンパクトだから。まずは前提となる事実を3つ整理しておきます。

タワーの足元に一般車は停められない|敷地の使われ方を知る

五稜郭タワーの所在地は北海道函館市五稜郭町43-9。五稜郭公園の堀のすぐ外側に建っていますが、タワー直下に一般車向けの時間貸し駐車場は用意されていません。敷地の空きスペースは観光バスの乗降と待機に使われており、自家用車・レンタカーで訪れる人は周辺の有料駐車場を利用する形になります。

この構造を知らずにカーナビだけを頼りに向かうと、タワー前の道路(函館市道)で停まる場所を探すことになりますが、この通りは片側1車線で交通量が多く、路上待機は後続車の迷惑になります。行く前に「タワーではなく駐車場を目的地に設定する」だけで、到着後のストレスはほぼ消えます。

タワー自体の営業時間は9:00〜18:00(展望チケット販売終了時間は17:50)で年中無休。展望料金は大人1,200円、中・高校生900円、小学生600円、小学生未満は無料です。つまり「駐車場に停めてタワーに上る」という行動の所要時間は、展望台とショップ、1階の五稜郭歴史回廊まで見て1時間〜1時間半が目安。この滞在時間の見積もりが、後で解説する料金比較の土台になります。

徒歩5分圏に公営321台|ここを押さえれば9割は解決する

五稜郭タワーの周辺には、函館市が関わる公営の駐車場が2か所あります。ひとつが乗用車97台収容の「函館市五稜郭観光駐車場」、もうひとつが224台収容の「函館市芸術ホール駐車場」。合計321台という規模で、どちらもタワーまで徒歩数分の距離です。

料金体系は2か所とも同じで、入庫から1時間まで200円、以降30分ごとに100円加算。1時間200円という水準は、函館駅前や大門エリアの民間コインパーキングと比べても割安で、観光地の駐車場としては良心的です。しかも両方とも24時間営業なので、夕方の五稜郭タワーのライトアップを見てから出庫しても問題ありません。

使い分けの基準はシンプルで、桜シーズンや連休など混雑が予想される日は台数の多い芸術ホール側、平日や短時間の立ち寄りなら堀に近い五稜郭観光駐車場、という発想で選ぶと外しにくくなります。両者は直線距離で200mほどしか離れていないため、片方が満車でももう片方に移動するのは数十秒。この「2か所セットで考える」のが、五稜郭で駐車場探しに困らないコツです。

相場は1時間200円|料金の物差しを先に持っておく

五稜郭エリアの駐車料金は、公営が1時間200円、民間コインパーキングが30分200円(=1時間400円)というのが大まかな相場です。倍の開きがあるように見えますが、民間側は24時間最大650円といった上限設定があるため、長時間になるほど逆転します。この「短時間は公営、長時間は最大料金付きの民間か予約制」という原則を頭に入れておくと判断が速くなります。

注意したいのは、公営2か所には最大料金の設定が確認できない点です。1時間200円のあと30分ごとに100円が積み上がるため、たとえば5時間停めると200円+(4時間=8×100円)で1,000円。滞在が長引くほど、上限のある駐車場との差が開いていきます。五稜郭タワーだけを見るなら1時間半で済みますが、五稜郭公園を一周し、周辺で食事も、と考えているなら3時間以上を想定して選ぶべきです。

五稜郭タワー周辺は函館の飲食激戦区でもあり、駐車したまま食事に流れる人も多いエリアです。滞在が長引きやすいことを前提に駐車場を選ぶと、あとで精算機の前で驚かずに済みます。

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車で行く前に「滞在時間」を決めておく理由

駐車場選びで失敗する人の共通点は、滞在時間を決めずに一番近い駐車場へ入ってしまうことです。五稜郭タワーの展望だけなら1時間半、五稜郭公園の郭内散策(一周約1.8km)を加えると2時間半〜3時間、さらに周辺で食事をすれば4時間を超えます。この差が、最終的な支払額を数百円単位で変えます。

目安として、2時間以内なら公営、3〜4時間以上なら最大料金のある民間、1日がかりなら予約制という三段構えで考えるのが実用的です。特にレンタカーで函館山や湯の川温泉と組み合わせる日程だと、五稜郭での滞在は2時間前後に収まることが多いため、公営で十分間に合います。

逆に、五稜郭タワー→五稜郭公園→周辺のカフェ→夜のライトアップまで通しで楽しむプランなら、朝から夕方まで6時間以上。この場合は公営だと1,200円前後まで積み上がるため、予約制の1日500〜750円が効いてきます。旅程を組む段階で、五稜郭に何時間いるかをざっくり決めておきましょう。

⚠️ 知っておきたい注意点

五稜郭タワーの敷地内には一般車用の時間貸し駐車場がありません。カーナビの目的地を「五稜郭タワー」にすると、タワー前の交通量の多い道路に案内されて停める場所を探すことになります。行き先は最初から「函館市五稜郭観光駐車場」または「函館市芸術ホール駐車場」で設定してください。

公営2か所を徹底比較|97台と224台はこう使い分ける

五稜郭タワー周辺の駐車場選びは、実質この2か所の比較から始まります。料金は同じでも、位置・台数・入りやすさが違うため、目的によって向き不向きがはっきり分かれます。

函館市五稜郭観光駐車場|堀のすぐ外側にある広場式97台

五稜郭の堀に近い立地で、五稜郭タワーまで徒歩4〜6分。広場式(区画が屋外にフラットに並ぶ形)で乗用車97台を収容し、うち2台が身障者用です。24時間営業で定休日もなく、料金は1時間まで200円、以降30分ごとに100円加算。予約は不要で、先着順に入庫します。

広場式のため区画が広く取られており、レンタカーで慣れないミニバンやSUVを運転している人でも入れやすいのが利点です。屋根がない反面、高さ制限を気にしなくてよいので、ルーフボックスを積んだ車やハイエースクラスのワンボックスでも入庫できます。キャンピングカー旅や、スキー・スノーボードのキャリアを積んだ車で函館に来ている人には、この点が効きます。

向いているのは、平日の日中に五稜郭タワーと五稜郭公園だけを見る人、そして背の高い車で来ている人です。注意点は台数が97台と多くはないこと。桜シーズンや大型連休の日中は早い時間に埋まるため、混雑期は第一候補にしないほうが無難です。また広場式ゆえ、冬季は積雪で区画のラインが見えなくなり、実質的な収容台数が減ります。

📍 函館市五稜郭観光駐車場
住所 函館市五稜郭町27番7(広場式)
電話番号 0138-31-8171
営業時間 24時間営業
定休日 なし
収容台数 乗用車97台(うち身障者用2台)
料金 1時間まで200円 30分毎100円加算
公式情報 函館市 公式ページ

函館市芸術ホール駐車場|224台の乗用車専用で混雑期の本命

函館市芸術ホール(ハーモニー五稜郭)、函館市北洋資料館、北海道立函館美術館が集まる文化施設ゾーンの駐車場で、住所は函館市五稜郭町37-8。224台収容の乗用車専用駐車場で、24時間利用できます。料金は入庫から最初の1時間まで200円、1時間以降は30分毎に100円と、五稜郭観光駐車場とまったく同じ体系です。

最大の強みは台数。224台という規模は五稜郭エリアで最大クラスで、桜シーズンや連休でも比較的入りやすいのが実際のところです。五稜郭タワーまでは徒歩3〜5分、五稜郭公園の入口までも同程度なので、距離面のデメリットもほぼありません。文化施設と共用なので、雨の日に美術館へ避難するといった動きも取りやすい立地です。

向いているのは、混雑期に確実に停めたい人、家族連れで長めに滞在する人、そして後述する2時間無料の条件を使いたい人。ただし乗用車専用で、幅2m・車長5.5m・高さ3mを超える大型車両は利用できません。レンタカーの標準的なミニバンやSUVなら問題ありませんが、キャンピングカーや大型ワンボックスは事前に寸法を確認してください。

📍 函館市芸術ホール駐車場(北洋資料館・道立函館美術館共用)
住所 〒040-0001 函館市五稜郭町37-8
電話番号 0138-55-3521
営業時間 24時間利用可
収容台数 224台(乗用車専用)
料金 入庫から最初の1時間まで200円、1時間以降は30分毎に100円
車両制限 幅2m・車長5.5m・高さ3mを超える大型車両は不可
公式情報 函館市文化・スポーツ振興財団 公式ページ

右折入場を避けるルート取り|到着方向から逆算する

意外と見落とされがちなのが、入庫時の進入方向です。芸術ホール駐車場には五稜郭タワー寄りの出入口がありますが、この付近は交通量が多いため、右折での入場は控えるよう案内されています。つまり、どちら側から走ってくるかで、スムーズに入れるかどうかが変わるということです。

対策はシンプルで、カーナビの目的地を駐車場そのものに設定したうえで、到着前に一本外側の道へ回り込み、左折で入れる向きに整えること。函館の市街地は碁盤の目に近い区画なので、1ブロック回り込むだけで進行方向を変えられます。特に桜の時期は対向車線も混み合い、右折待ちで数分止まることもあるため、この一手間が効きます。

また、五稜郭エリアは市電の五稜郭公園前停留場から徒歩10分ほどの位置にあり、周辺は生活道路と観光ルートが交差します。歩行者・自転車も多いので、駐車場探しで速度を落として走るときほど周囲確認を丁寧に。混雑期は駐車場の入口付近に係員が立つこともあるため、指示があればそれに従うのが最短です。

満車のとき頼れる民間コインパーキング|30分200円組の実力

満車のとき頼れる民間コインパーキング|30分200円組の実力の解説画像

公営2か所が埋まっていても、五稜郭町には民間のコインパーキングが点在しています。台数は少ないぶん回転が速く、公営が満車のタイミングでも空いていることがあります。ここでは徒歩3分圏の代表的な2か所を見ていきます。

タイムズ函館五稜郭公園前第2|14台・24時間最大650円

住所は北海道函館市五稜郭町36で、五稜郭タワーまで徒歩2〜3分という近さ。収容台数は14台と小ぶりですが、24時間入出庫可で、料金は30分200円、そして駐車後24時間で最大料金650円という上限が設定されています(繰り返し適用)。

この「24時間最大650円」が効くのは、3時間以上停める場合です。30分200円なので3時間で1,200円になりますが、最大料金が働くため650円で頭打ち。同じ3時間を公営で停めると200円+(2時間=4×100円)で600円なので、3時間ならほぼ互角、4時間を超えると民間側が明確に安くなります。

使いどころは、五稜郭タワーと五稜郭公園に加えて周辺での食事まで含める半日プラン、あるいは夜まで滞在するパターン。ただし14台しかないため、桜シーズンの日中はまず期待できません。空いていたら迷わず入る、くらいの気持ちで通りがかりにチェックする使い方が現実的です。車両制限は全長5m・全幅1.9m・全高2.1m・重量2.5tと明確に決まっています。

📍 タイムズ函館五稜郭公園前第2
住所 北海道函館市五稜郭町36
営業時間 24時間入出庫可
収容台数 14台
時間料金 30分 200円
最大料金 駐車後24時間 最大650円(繰り返し適用)
車両制限 全長5m・全幅1.9m・全高2.1m・重量2.5t

パラカ函館市五稜郭町第2|夜間最大400円で夜景組に効く

住所は函館市五稜郭町30、五稜郭タワーまで徒歩2〜3分。収容台数5台という小規模なコインパーキングですが、料金体系がユニークで、08:00-18:00は30分200円、18:00-08:00は60分100円と昼夜で切り替わります。さらに夜間(18:00-08:00)は最大400円、12時間最大700円の設定があります。

この夜間料金が刺さるのが、五稜郭タワーのライトアップや、五稜郭公園周辺で夕食を取るプランです。18時以降に入庫すれば1時間100円ペースで、長居しても400円で止まります。函館の夜は五稜郭エリアにも飲食店が集まっているので、飲まないドライバー側が車を置いて食事、という使い方とも相性が良い設定です。

逆に日中は30分200円と割高で、最大料金も12時間700円のみ。短時間なら公営のほうが安く、長時間なら後述の予約制のほうが安いという、日中は中途半端なポジションになります。台数5台なので満車率も高め。「夜に五稜郭に車を置きたいとき用の隠し玉」として覚えておくのが正しい距離感です。なお、こちらの料金は駐車場検索サービス経由で確認した情報のため、現地の料金看板で最終確認してください。

📍 パラカ 函館市五稜郭町第2 函館市五稜郭町30(5台/夜間18:00-08:00 最大400円)

失敗パターン①:車高2.1m制限でミニバンが入庫できない

民間コインパーキングでよくあるトラブルが、車高制限による入庫拒否です。タイムズ函館五稜郭公園前第2は全高2.1m制限。標準的なセダンやコンパクトカーなら問題ありませんが、ハイルーフのワンボックス、ルーフボックスやスキーキャリアを装着した車は入れません。ゲート前まで進んでから引き返す、という流れになりがちで、後続車がいると切り返しにも手間取ります。

原因は、レンタカーの車種を「乗れる人数」で選び、寸法を確認していないこと。函館・北海道のレンタカーは大人数向けにハイエースやアルファードクラスが割り当てられることもあり、車高2.1mを超えるケースがあります。対策は、出発前にレンタカーの車検証か車種スペックで全高を確認しておくこと。これだけで駐車場の選択肢が事前に絞り込めます。

背の高い車で函館に来ている場合の正解は、屋根のない広場式である函館市五稜郭観光駐車場(五稜郭町27番7)。高さ制限がなく区画も広いため、大きめの車でも安心です。ただし芸術ホール駐車場のほうは幅2m・車長5.5m・高さ3mの制限があるので、こちらも大型キャンピングカーは対象外になります。

1日停めるなら予約制が安い|500円台から確保できる

五稜郭を拠点に函館市内を歩き回る、あるいは朝から夜のライトアップまで滞在する。そんなプランなら、時間貸しではなく予約制駐車場が選択肢に入ります。個人宅や月極駐車場の空き区画をアプリ経由で借りる仕組みで、1日単位の定額なのが特徴です。

特Pの五稜郭町35-7は24時間750円|徒歩3〜5分の近さ

予約制駐車場サービス「特P(とくぴー)」で確保できる区画のひとつが、函館市五稜郭町35-7の駐車場。24時間750円の定額で、五稜郭タワーまで徒歩3〜5分と、公営駐車場とほぼ変わらない距離にあります。

公営で同じ時間を停めた場合と比べると差は歴然で、仮に6時間停めると公営は200円+(5時間=10×100円)で1,200円。予約制なら750円で、しかも24時間まで追加料金はかかりません。朝に停めて夜まで動かさないプランでは、この定額制が効いてきます。

向いているのは、桜シーズンや連休で「満車かもしれない」というリスクを事前に消したい人、そして五稜郭エリアに長時間滞在する人。事前決済なので現地での精算作業も不要です。注意点は、予約制は当日直前だと埋まっていることが多く、旅程が決まった時点で押さえる必要があること。また月極駐車場の一区画を借りる形式が多いため、区画幅が狭めだったり、車種指定があったりする場合があります。

📍 五稜郭町35-7駐車場(特P予約制) 函館市五稜郭町35-7(24時間750円/徒歩3〜5分)

タイムズのBで押さえる杉並町20は1日500円

もう少し安く抑えたいなら、距離を少し譲る手があります。予約制駐車場サービス「タイムズのB」で確保できる函館市杉並町20の月極駐車場は、500円/日の定額。五稜郭からの距離は約669mで、徒歩10分前後の計算になります。営業時間は0:00〜24:00で、屋根ありと屋根なしの区画がそれぞれ用意されています。

徒歩10分を「遠い」と感じるかは人によりますが、五稜郭公園の外周を歩くことを考えれば誤差の範囲。しかも1日500円は、公営で3時間停めた場合(600円)より安い水準です。函館の冬に雪が降っている日なら屋根ありを選べば、出庫時の雪下ろし作業を省けるという利点もあります。

向いているのは、五稜郭タワーと五稜郭公園をゆっくり回ったあと、周辺のカフェや商業施設まで足を延ばす人。逆に、小さな子ども連れやベビーカー利用、雨天時は徒歩10分が負担になるので、料金差300円弱のために選ぶ理由は薄くなります。天候と同行者で判断を切り替えてください。

予約制のメリット予約制のデメリット
満車のリスクをゼロにできる
1日500〜750円の定額で長時間ほど得
事前決済で現地精算が不要
屋根あり区画を選べる場合がある
直前だと空きがないことが多い
区画幅が狭く車種制限がある場合も
短時間利用では割高になる
入口がわかりにくい住宅街の区画もある

予約制を使うときの落とし穴|到着遅れとキャンセル規定

予約制で気をつけたいのは、旅程がずれたときの扱いです。飛行機の遅延やフェリーの欠航で到着が翌日になった場合でも、予約した日付の枠は消化されます。サービスごとにキャンセル規定と返金条件が異なるので、押さえる前に確認しておくべき部分です。

もうひとつは、区画の見つけにくさ。月極駐車場や個人宅の空きスペースを借りる形式なので、コインパーキングのような大きな看板がありません。予約時に送られてくる区画番号と現地写真を、スマホですぐ出せるようにしておくと迷いません。夜間到着の予定なら、明るいうちに場所だけ確認しておくと安心です。

また、五稜郭エリアの予約制駐車場は台数が限られており、桜の見頃と重なる4月下旬〜5月上旬はほぼ埋まります。この時期に車で五稜郭へ行くなら、宿を取るのと同じタイミングで駐車場も押さえておくのが現実的な戦略です。北海道の観光地では駐車場の有料化・料金改定も進んでいるので、旅行前に最新の料金を確認する習慣をつけておくと安心できます。

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滞在時間別シミュレーション|さっぽろノート調べで最安が入れ替わる

滞在時間別シミュレーション|さっぽろノート調べで最安が入れ替わるの解説画像

ここまで挙げた駐車場を、実際の滞在時間に当てはめて比較します。金額はすべて各駐車場の公表料金から計算したもので、五稜郭タワーの展望だけ・公園も一周・1日滞在という3パターンで並べました。

滞在2時間なら公営の300円が最安

五稜郭タワーの展望とショップを見て、堀の周りを軽く歩く。この王道コースは約2時間です。公営駐車場(五稜郭観光駐車場/芸術ホール駐車場)なら、1時間まで200円+残り1時間ぶんが30分×2で200円、合計400円。タイムズ函館五稜郭公園前第2は30分200円なので2時間で800円。差は倍です。

つまり短時間勝負なら、迷わず公営を狙うのが正解。しかも公営は2か所で321台あるため、平日ならほぼ確実に停められます。五稜郭タワーの展望料金が大人1,200円なので、駐車料金400円を加えても大人1人あたり1,600円で完結する計算になります。

注意点として、公営には最大料金の設定が確認できません。「2時間で出るつもりが、公園の桜がきれいでつい3時間」となると600円、4時間で800円と積み上がります。滞在が延びそうな予感がある日は、最初から最大料金のある駐車場を選ぶほうが結果的に安く収まります。

滞在4時間ではタイムズの最大650円が逆転する

五稜郭公園を一周し、周辺で食事も、となると4時間コース。この時間帯で順位が入れ替わります。公営は200円+(3時間=6×100円)で800円。タイムズ函館五稜郭公園前第2は24時間最大650円が適用されるため650円。パラカ函館市五稜郭町第2は日中なら12時間最大700円で700円です。

さらに6時間、8時間と延びるほど差は開き、公営は8時間で1,600円に達する一方、タイムズは650円のまま。ただしタイムズは14台、パラカは5台と収容台数が小さいので、「最大料金が安いから」と当てにして向かうと満車で計画が崩れます。

実用的な立ち回りは、五稜郭タワーに向かう道すがら民間の空きを確認し、空いていれば入る、埋まっていれば公営へ、という二段構え。あるいは長時間が確定しているなら最初から予約制を押さえておく形です。

駐車場 2時間 4時間 8時間
函館市五稜郭観光駐車場(97台) 400円 800円 1,600円
函館市芸術ホール駐車場(224台) 400円 800円 1,600円
タイムズ函館五稜郭公園前第2(14台) 800円 650円 650円
特P 五稜郭町35-7(予約制) 750円 750円 750円
タイムズのB 杉並町20(予約制) 500円 500円 500円

※さっぽろノート調べ。各駐車場の公表料金(2026年8月時点)をもとに計算した目安です。

実は2時間まで無料になる|美術館・北洋資料館を絡める停め方

意外と知られていないのが、公営2か所には無料条件が用意されているという点です。函館市芸術ホール駐車場では、函館市北洋資料館の入館者、芸術ホール催し物等の入場者、北海道立函館美術館の入館者が、各施設窓口で駐車券に認印を受けると、入庫から2時間まで無料になります。函館市五稜郭観光駐車場でも同様に、芸術ホール・道立函館美術館・北洋資料館の利用者は2時間まで無料、2時間を超えた後は30分までごとに100円という扱いです。

五稜郭タワーだけを目的にしている人はこの制度の対象になりませんが、逆に言えば「せっかくなので美術館も見る」という選択をすると、駐車料金が実質ゼロになる可能性があるということ。北洋資料館は北洋漁業の歴史を扱う施設で、函館という港町の背景を知ってから五稜郭を歩くと、街の見え方が変わります。

雨の日や、真冬に外を長く歩けない日の逃げ道としても機能します。五稜郭タワーの展望→美術館か北洋資料館→駐車券に認印、という流れなら、2時間ぶんの駐車料金を浮かせながら屋内で過ごせる計算です。ただし無料になるのは認印を受けた場合のみで、施設に入らずに停めるだけでは適用されません。

💡 地元メモ

五稜郭の駐車場は「タワーの客用」と思われがちですが、実際は文化施設ゾーンと共用の公共駐車場です。だからこそ美術館・北洋資料館の利用で2時間無料という条件が生きています。観光目的だけで料金を払う前に、同じ敷地に何があるかを見渡してみてください。

混む時間帯と季節|満車ラインは桜シーズンの朝10時

五稜郭は函館屈指の観光地であり、駐車場の混雑には明確なパターンがあります。時間帯・季節・天候の3軸を押さえておけば、満車の列に並ぶ確率をぐっと下げられます。

通年の混雑カーブ|10時〜14時が山になる

五稜郭タワーの営業時間は9:00〜18:00。観光客の動きはこの時間に集中し、特に10時から14時にかけてが最も混み合う帯です。函館朝市で朝食を済ませた層が10時前後に五稜郭へ流れ、昼食を挟んで14時頃まで滞留するという流れが典型的なパターンになります。

裏を返せば、開館直後の9時台と、15時以降は比較的落ち着きます。9時台に入庫すればタワーの展望も空いており、駐車料金も短時間で済むという二重の利点があります。函館2日目の朝イチに五稜郭を組み込むと、旅程全体が回しやすくなるはずです。

15時以降を狙う場合は、五稜郭タワーの展望チケット販売終了が17:50である点に注意。16時台に入れば展望と公園散策の両方が間に合います。夕方から夜にかけては駐車場も空いてくるため、ライトアップ狙いなら夕方入庫が合理的です。ただし冬季は16時台には暗くなるので、明るい五稜郭を見たいなら15時までの入庫を目安にしてください。

失敗パターン②:桜シーズンに10時到着で入庫待ちの列

五稜郭公園の桜の見頃は例年4月下旬〜5月上旬。この時期の五稜郭は函館随一の花見スポットになり、駐車場事情が通常時とは別物になります。よくある失敗が、いつもの感覚で10時頃に到着し、駐車場の入口から続く入庫待ちの列に並んでしまうケースです。ゴールデンウィークと重なる年はさらに厳しくなります。

原因は、桜の期間だけ需要が数倍に跳ね上がるのに、駐車場の容量は変わらないこと。97台と224台という数字は普段なら余裕がありますが、花見客が加わると午前中で埋まります。対策は、9時台までに到着してしまうこと。朝の時間帯は比較的スムーズに停められ、桜も朝の光のほうがきれいに見えます。

それも難しい場合は、予約制駐車場を数週間前に押さえるか、市電やバスに切り替えるのが確実です。市電なら五稜郭公園前停留場から徒歩約10分、函館駅前からバスという手段もあります。桜のライトアップは夜19時〜21時頃に実施されるため、夕方以降に入庫して夜桜まで見る組み立てなら、日中の混雑を丸ごと避けられます。

⚠️ 桜シーズンの駐車場は別物になる

4月下旬〜5月上旬の見頃期間、特に土日祝は午前中に満車になります。9時台着か、夕方以降の夜桜狙いに振り切るのが現実的。日中に車で行くしかない日は、予約制駐車場を事前に確保しておくと計画が崩れません。

冬の落とし穴|雪で区画が消えて実質台数が減る

函館は札幌ほどではないものの、12月から3月まではしっかり雪が積もります。屋外の広場式である函館市五稜郭観光駐車場は、降雪後に白線が見えなくなり、実際に停められる台数が公称の97台より減ることがあります。除雪した雪の置き場として一部区画が使えなくなるのも冬あるあるです。

対策は2つ。ひとつは台数の多い芸術ホール駐車場を優先すること。もうひとつは、冬季は滞在時間を短めに見積もって早めに動くことです。雪道は移動時間そのものが伸びるため、五稜郭で長居する前提の計画だと日程全体が押します。

また、冬のレンタカーはスタッドレスタイヤ装着が基本ですが、駐車場内の圧雪路面はアイスバーンになりやすく、発進時にタイヤが空転することがあります。出庫時に軽く前後に揺すって脱出する場面もあるので、時間に余裕を持って行動してください。真冬の五稜郭タワーからは雪に覆われた星形の堀が見えるので、寒さを差し引いても行く価値のある季節です。

シーン別の停め方|一人旅・カップル・家族・出張で正解が変わる

同じ五稜郭タワーでも、誰と行くかで最適な駐車場は変わります。ここでは4つのシーンごとに、料金と利便性のバランスから現実的な選択肢を整理します。

一人旅・レンタカー日帰りなら公営の短時間勝負

一人でレンタカーを借りて函館を回るなら、五稜郭の滞在は1時間半〜2時間に収まることが多いはずです。この場合は公営駐車場を選び、400円で済ませるのが合理的。函館市五稜郭観光駐車場も芸術ホール駐車場も、タワーまで徒歩5分前後で差はありません。

一人旅では次の目的地への移動を優先したいので、出庫のしやすさも判断材料になります。広場式の五稜郭観光駐車場は区画が広く、切り返しの手間が少ないのが利点。反対に混雑時は場内で車が交錯しやすいため、混む日は芸術ホール側のほうがストレスは小さくなります。

注意点は、一人だと「もう少し見ていこう」と滞在が延びやすいこと。公営は最大料金がないため、3時間を超えると民間より高くつきます。展望台に上る前に、駐車場を出る時刻をざっくり決めておくと予算が読めます。

カップルの夜景ドライブは夜間料金を味方に

五稜郭タワーは夜になるとライトアップされ、堀の周りも落ち着いた雰囲気になります。夕方から夜にかけて訪れるプランなら、パラカ函館市五稜郭町第2の夜間料金(18:00-08:00 60分100円、最大400円)が効きます。18時以降に入庫すれば、長く滞在しても400円で頭打ちです。

ただし収容台数は5台なので、埋まっている前提で第2候補も用意しておくのが賢明。公営2か所は24時間営業なので、夜でも問題なく使えます。夜の時間帯は日中より格段に空くため、駐車場探しで焦る場面は少ないはずです。

五稜郭タワーの展望チケット販売は17:50までなので、展望台にも上るなら17時台には駐車を済ませておく必要があります。展望→夕食→ライトアップという流れなら、17時前に入庫して夜間料金の時間帯にまたがる形が、時間と料金の両面で無理がありません。

家族連れは台数と屋内避難のしやすさで選ぶ

子ども連れの場合、優先すべきは「確実に停まる」ことと「歩く距離が短い」ことです。この2点で有利なのが224台の函館市芸術ホール駐車場。台数に余裕があるうえ、同じ敷地に北海道立函館美術館と函館市北洋資料館があるため、雨や雪の日に屋内へ避難できます。

さらに美術館や北洋資料館に入館して駐車券に認印をもらえば、入庫から2時間まで無料。子どもが展望台に飽きてしまったときの次の一手が用意されている、という意味でも家族向けです。乗用車専用で幅2m・車長5.5m・高さ3mの制限があるので、大人数向けの大型車を借りている場合は寸法だけ確認してください。

注意点は、駐車場からタワーまでの経路に交通量の多い道路が含まれること。子どもの手を離さないのはもちろん、ベビーカーの場合は段差の少ないルートを選んでください。函館土産の買い出しまで含めるなら、五稜郭エリアは商業施設も多いので、駐車したままの移動範囲を広く取れます。

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出張・団体バス利用のときはどうする?

出張のついでに立ち寄る場合は、滞在30分〜1時間という短時間になりがちです。この場合は公営で200円〜300円。展望台に上らず外から星形の堀だけ見るなら、1時間未満の200円で収まります。スーツで動くならタワーに近い五稜郭観光駐車場が便利です。

団体で大型観光バスを使う場合は、そもそも乗用車用の駐車場は利用できません。函館市は観光バス用の駐車場として、函館市元町観光バス駐車場(函館市弥生町2・14台)、函館市函館山山麓観光バス駐車場(函館市元町18・15台)、根崎ラグビー場駐車場(函館市湯川町3丁目6・8〜10台)を無料で開放していますが、いずれも予約は不要かつ事前予約もできない先着制で、五稜郭エリアの記載はありません。

五稜郭タワー側はバスの乗降に対応しているため、団体旅行の場合はバス会社や旅行会社の手配に従うのが基本です。個人で貸切バスを手配する場合は、函館市観光部観光総務課(TEL:0138-21-3327)に確認するのが確実。詳細は函館市の観光バス駐車場ページで公開されています。

Q. 結局、五稜郭タワーの駐車場はどこに停めるのが正解ですか?
A. 滞在2時間以内なら公営の函館市五稜郭観光駐車場か函館市芸術ホール駐車場(400円)、4時間以上ならタイムズ函館五稜郭公園前第2(24時間最大650円)、1日がかりなら予約制(500〜750円)。混雑期は台数224台の芸術ホール駐車場を第一候補にすると外しにくくなります。

まとめ|五稜郭タワーの駐車場は「専用なし」を知っていれば怖くない

⛄ この記事の結論

五稜郭タワーに専用駐車場はなく、徒歩5分の公営2か所321台が実質の正解です。滞在時間で最安が入れ替わります。

✅ 要点チェック
  • 専用なし:カーナビは駐車場名で設定する
  • 公営321台:1時間200円+30分毎100円
  • 2時間なら400円:短時間は公営が最安
  • 4時間超は民間:24時間最大650円が逆転
  • 1日なら予約制:500〜750円の定額
  • 2時間無料の条件:美術館・北洋資料館で認印
  • 桜は9時台着:4月下旬〜5月上旬は午前中に満車

五稜郭タワーの駐車場問題は、「専用駐車場がない」という一点さえ知っていれば、あとは選ぶだけの話になります。徒歩5分圏に函館市五稜郭観光駐車場(97台)と函館市芸術ホール駐車場(224台)という公営が2か所あり、合計321台。どちらも1時間まで200円、以降30分ごとに100円で、24時間利用できます。この2か所をセットで押さえておけば、平日ならまず困りません。

滞在が長引くなら考え方を切り替えます。3時間を超えたあたりから、24時間最大650円のタイムズ函館五稜郭公園前第2や、日中12時間最大700円のパラカ函館市五稜郭町第2といった上限付きの民間が有利になり、朝から夜まで滞在するなら特Pの24時間750円やタイムズのBの1日500円という予約制が最も安く収まります。台数が少ない民間は満車前提で、予約制は事前確保が前提。この使い分けが理解できていれば、支払額は数百円単位で変わります。

そして見落としがちなのが、北海道立函館美術館や函館市北洋資料館に入館して駐車券に認印を受けると入庫から2時間まで無料になる仕組み。雨の日や真冬の函館では、屋内で過ごしながら駐車料金も抑えられる合理的な選択肢になります。

最初の一歩は、旅程を組む段階で「五稜郭に何時間いるか」を決めてしまうこと。2時間なら公営、半日なら民間の最大料金、1日なら予約制と、時間さえ決まれば選ぶ駐車場は自動的に決まります。桜シーズンの4月下旬〜5月上旬に車で向かうなら、宿の予約と同じタイミングで駐車場も押さえておきましょう。五稜郭タワーの展望料金は大人1,200円、営業時間は9:00〜18:00(展望チケット販売終了17:50)で年中無休です。

※本記事の料金・営業時間は2026年8月時点の公表情報にもとづきます。訪問前に五稜郭タワー公式サイトおよび函館市公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

北海道・札幌好きのグルメ大好き。グルメ好きだからこそ知っている穴場のお店や、観光では見落としがちなスポットを調査して発信しています。休日はカフェ巡りと温泉が趣味。札幌の四季折々の魅力をお届けします。

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