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小樽の朝市は朝4時開店の市場もある|三角市場と鱗友朝市の違いを地元目線で解説

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「小樽の朝市って結局どこに行けばいいの?」——札幌から小樽へ日帰りで向かうとき、多くの人がここでつまずきます。ガイドブックには三角市場ばかりが載っているけれど、地元の人が魚を買いに行く市場は別にある。しかも市場ごとに開く時間も休みの日もバラバラで、行き当たりばったりで向かうと「着いたら閉まっていた」が普通に起きます。

先に結論をお伝えします。観光で朝ごはんに海鮮丼を食べたいなら小樽駅の真横にある小樽三角市場、朝4時台から動きたいなら鱗友朝市、車で買い出しをするなら南樽市場か新南樽市場。この4つを目的で振り分けるだけで、小樽の朝は驚くほどスムーズになります。

この記事では、小樽の主要な4市場の開店時間・定休日・駐車場を一覧で並べたうえで、三角市場の食堂2軒のメニューと価格、鱗友朝市の歩き方、車で行く人の駐車場の正解まで、公式情報をもとに整理しました。旅程を組む前の5分間に読んでおくと、当日の動きが変わります。

📌 この記事でわかること

・小樽の主要4市場の開店時間・定休日・駐車場の違い
・三角市場で海鮮丼を食べるならどの食堂を選ぶか(価格つき)
・朝4時から動ける鱗友朝市の歩き方と注意点
・車で行く人のための駐車場の使い分けと無料サービス

目次

小樽の朝市は主に4つ|まず市場ごとの顔ぶれを押さえる

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小樽駅の真横で観光客を受け止める「小樽三角市場」

旅行者が最初に選ぶべきなのは小樽三角市場です。理由は単純で、JR小樽駅から徒歩1分という距離にあるから。駅を出て左方向へ歩き、小さな階段を登るとすぐ入り口が現れます。公式サイトによると市場の開市は6:00〜17:00、お食事処は7:00〜17:00(いずれも各店により異なります)で、定休日は年中無休。一部の店舗が元日のみ休むだけで、雨でも雪でも屋根の下で完結します。

始まりは昭和23年頃、7〜8軒の露天商が店を出したことでした。土地と屋根の形が三角だったことが名前の由来です。公式サイトの店舗一覧に並ぶのは15店舗。鮮魚店の店先で値段を聞きながら歩き、そのまま奥の食堂で丼を食べる、という往復ができるのがこの市場の構造上の強みです。

向いているのは、札幌から朝の列車で来て午前中に小樽運河まで歩きたい人、荷物をコインロッカーに預けて身軽に動きたい人、そして雪や雨で外歩きがつらい日。逆に注意したいのは通路の狭さで、大型のスーツケースを引いたまま入ると人とすれ違えません。買い物と食事を両方するなら、駅のロッカーに預けてから向かうほうが結果的に早く済みます。

📍 小樽三角市場
住所 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目10-16
電話番号 0134-23-2446
営業時間 6:00〜17:00(店舗により異なる)/お食事処 7:00〜17:00(店舗により異なる)
定休日 年中無休(一部店舗は元日休み)
アクセス JR小樽駅から徒歩1分
駐車場 専用駐車場なし(近隣の小樽市駅横駐車場〈有料・30台〉などを利用)
公式サイト 公式サイト

朝4時に開く「鱗友朝市」は小樽で一番早い

「朝市」という言葉のイメージにいちばん近いのが鱗友朝市です。北海道の公式観光情報によると営業時間は4:00〜14:00(店舗により異なる)、定休日は日曜日。小樽市内でこの時間から開いている市場はほかにありません。北運河側にあり、JR小樽駅前のバスターミナルからバスで約15分の位置です。

構成は鮮魚店と海産加工品店が中心で、そこに食堂が入る形。観光地というより、地元の飲食店や近所の人が魚を買いに来る現役の市場です。だから接客は素朴で、値札の書き方もそっけない。そのぶん、店の人に「今日は何がいいの?」と聞くと素直な答えが返ってきます。

使いどころがはっきりしていて、朝いちばんの列車やバスで小樽を離れる日、あるいは前夜から小樽に泊まって早起きした朝に効きます。駐車場は無料で8台分。台数が少ないので、車で向かうなら早い時間ほど確実です。注意点は日曜が休みであることと、14時には店じまいが始まること。午後に予定を入れている人は、ここを最初に組み込む必要があります。

📍 鱗友朝市
住所 〒047-0031 北海道小樽市色内3丁目10-15
電話番号 0134-22-0257
営業時間 4:00〜14:00(店舗により異なる)
定休日 日曜日
アクセス JR小樽駅前バスターミナルからバスで約15分
駐車場 あり(8台・無料)

車で買い出しに行くなら「南樽市場」と「新南樽市場」

お土産ではなく「今日食べる魚」を買うなら、南小樽側の2つの市場が候補になります。南樽市場は公式サイトによると営業時間9:00〜18:00(営業時間に関わらず商品がなくなり次第終了する店舗あり)、JR南小樽駅から徒歩5分、無料駐車場が50台。鮮魚店8店舗、海産物店2店舗、青果3店舗と精肉1店舗という構成で、鮮魚店の密度が高いのが特徴です。

新南樽市場は公式サイトによると営業時間9:00〜18:00、定休日は水曜日、JR小樽築港駅から約1km。駐車場は建物正面・屋上・道路を挟んだ高速道路側の3か所がすべて無料です。店舗数は18店舗で、鮮魚水産・加工品が9店舗、肉・米・惣菜・パンが5店舗、野菜・果物が2店舗と、市場というより食品専門のショッピングセンターに近い構成になっています。

どちらもレンタカー派・車移動派向けです。宿泊先にキッチンがある人、これから積丹やニセコへ向かう途中で寄る人、家族の食卓用にまとめ買いしたい人に向きます。デメリットは9時開店なので「早朝に動く」用途には使えないこと。そして新南樽市場の水曜定休は、旅行者がいちばん引っかかりやすい落とし穴です。

📍 南樽市場
住所 〒047-0004 北海道小樽市新富町12番1号
電話番号 0134-23-0722
営業時間 9:00〜18:00(営業時間に関わらず商品がなくなり次第終了する店舗あり)
アクセス JR南小樽駅から徒歩5分
駐車場 あり(50台・無料)
公式サイト 公式サイト
📍 新南樽市場
住所 北海道小樽市築港8番11号
電話番号 0134-27-5068
営業時間 9:00〜18:00(商品がなくなり次第終了する店舗あり)
定休日 水曜日
アクセス JR小樽築港駅から約1km
駐車場 あり(無料・建物正面/屋上/道路を挟んだ高速道路側の3か所)
公式サイト 公式サイト

4市場を1枚の表で見比べる(さっぽろノート調べ)

言葉で並べても頭に入りにくいので、判断材料になる4項目だけを表にしました。数値はいずれも各市場の公式サイトおよび公的観光情報に記載されている値です。

比較項目 小樽三角市場 鱗友朝市 南樽市場 新南樽市場
開いている時間 6:00〜17:00 4:00〜14:00 9:00〜18:00 9:00〜18:00
定休日 年中無休 日曜日 公式サイトで確認 水曜日
最寄駅から 小樽駅 徒歩1分 駅前からバス約15分 南小樽駅 徒歩5分 小樽築港駅 約1km
駐車場 専用なし(近隣の有料) 無料8台 無料50台 無料3か所
向いている人 観光・朝食 早朝・地元感 車で買い出し 車でまとめ買い

表にすると、判断はほぼ2択に整理できます。徒歩で動く旅行者は三角市場か鱗友朝市、車で動く人は南樽市場か新南樽市場。そのうえで「朝4時台に動きたいか」「日曜に行くか」「水曜に行くか」で最終的に絞り込む、という順番です。

何時に着けば正解?時間帯で変わる市場の顔

朝4時台に選択肢があるのは鱗友朝市だけ

早朝に動ける市場は鱗友朝市に限られます。営業開始は4:00で、市内のほかの市場が開くのはその2時間後以降。つまり「朝5時に目が覚めてしまった」「始発で札幌に戻らなければならない」という状況で行き先になるのは、実質ここ一択です。

この時間帯の市場は、観光客より仕入れの人が多い時間です。魚の並びも一番いい状態で、店の人も手が空いています。買い物をしながら「これはどう食べるのがいい?」と聞ける余裕があるのは、この時間ならではです。

向いているのは、前夜に小樽泊した人、車中泊やフェリー到着で早朝に手持ち無沙汰になった人、そして写真を撮りたい人。デメリットは公共交通が動き出す前だと足がないこと。バスの始発時刻は事前に確認が必要で、車がないなら6時台以降を狙うほうが現実的です。冬場は路面が凍るので、暗い時間の徒歩移動は歩幅を小さくして進んでください。

6時〜7時台は三角市場が動き出す時間

小樽三角市場は6:00から市場が開き、お食事処は7:00から(各店により異なります)。この6時台〜7時台は、観光客がまだ少なく、店の人と落ち着いて話せる貴重な時間帯です。海鮮丼の食堂も席に余裕があり、行列に並ぶ時間がまるまる浮きます。

札幌駅から小樽駅までは快速で30分台。朝6時台の列車に乗れば7時前後には市場に立てるので、「札幌泊まりのまま小樽で朝ごはん」という動き方が成立します。朝食付きのホテルを取っている人でも、朝食をパスして小樽に賭ける価値はある時間割です。

向いているのは日帰り旅行者と、その日のうちに積丹や余市へ足を伸ばす人。注意点は、店舗ごとに開店時刻が違うこと。6時に着いても全店が開いているわけではないので、鮮魚を買う目的なら7時以降のほうが選択肢は増えます。

9時以降なら南樽・新南樽で腰を据えて買い出し

9時を過ぎたら、買い出し目的の人は南小樽側へ移動する価値があります。南樽市場と新南樽市場はどちらも9:00〜18:00で、日中いっぱい使えるのが強みです。三角市場が観光価格を含むのに対し、この2つは市民の日常の買い物先として機能しています。

南樽市場は鮮魚店8店舗が並ぶので、同じ魚を数軒で見比べられます。新南樽市場は鮮魚水産・加工品9店舗に加えて肉・米・惣菜・パンが5店舗、野菜・果物が2店舗と幅が広く、市場での買い物だけで晩ごはんが完成します。

向いているのは、コンドミニアム型の宿に泊まる人、キャンプや車中泊とセットで小樽に来る人、道内在住で「ちょっといい魚を買いに行く」人。デメリットは、どちらも観光導線から外れているため、徒歩の旅行者にはハードルが高いこと。南小樽駅から歩ける南樽市場はまだしも、新南樽市場は車前提と考えたほうが無難です。

⚠️ よくある失敗①「昼過ぎに行けばいいと思っていた」

運河や堺町通りを先に回って、13時頃に鱗友朝市へ——この順番だと、営業終了の14時に間に合っても売り場はすでに片付けに入っています。原因は「市場=昼まで開いている」という思い込み。対策はシンプルで、鱗友朝市に行く日は市場を1日の最初に置くこと。観光スポットは午後でも開いていますが、朝市は午後には終わります。

三角市場で海鮮丼を食べるなら、どの食堂を選ぶ?

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市場食堂 味処たけだは丼と定食の幅が武器

丼の種類と価格の幅で選ぶなら市場食堂 味処たけだです。武田鮮魚店の直営食堂で、開店は平成15年5月のゴールデンウィーク。小上がりもあり、三角市場のなかでは最大の広さを持ちます。営業時間は7:00〜16:00です。

価格帯の話をすると、丼はマグロ赤身丼とネギトロ丼がいずれも2,000円、サーモンといくらを合わせた親子丼が3,000円、かに丼が3,500円。ネタを店任せにするおまかせ丼は7,000円です(いずれも味噌汁付き)。丼だけでなく焼き魚の定食もあり、赤うお定食が1,100円、サーモン切身定食が1,200円、しまほっけ定食が1,300円。北海道らしさで言えば味付ジンギスカン定食の普通盛が1,200円という選択肢もあります。

使いどころは、同行者の好みがバラバラなときです。生魚が苦手な人がいても焼き魚定食で対応でき、朝から飲みたい人には生ビール(SAPPORO CLASSIC)や小樽地ビールが650円で用意されています。注意点として、メニューはタブレット式のセルフオーダーで、うになど時価の品は仕入れによって価格が変わります。表示価格をその場で確認してから注文してください。

📍 市場食堂 味処たけだ
住所 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目10-16 三角市場内
電話番号 0134-22-9652
営業時間 7:00〜16:00
アクセス JR小樽駅から徒歩1分
公式サイト 公式サイト

北のどんぶり屋 滝波食堂は「わがまま丼」で好きなネタだけ

食べたいネタが決まっている人には北のどんぶり屋 滝波食堂が向きます。昭和20年創業の鮮魚店・マルキ滝波商店の直営で、看板は「元祖わがまま丼」。公式サイトによると人気のネタ10種のなかから3品または4品を選び、どんぶりのサイズも普通か小から選べる仕組みです。「うにといくらとかに」でも「サーモンだけ3品」でも成立します。

営業時間は7:00〜17:00で、定休日は元日のみ。入店受付終了が17:00、ラストオーダー17:30、閉店18:00という運用なので、夕方に小樽入りしても間に合う可能性があります。年末年始は12月31日が7:00〜14:00、1月2日・3日が8:00〜15:00と短縮されます。生うには無添加(ミョウバン無し)の海水うにを使用しているとのことです。

向いているのは、うにやいくらが苦手な家族連れ、逆に好きなネタを山盛りにしたい人、そして少食で小サイズを選びたい人。注意点は予約を受け付けていないことです。公式サイトによると予約は電話・FAX・オンラインとも不可で、当日店頭のタッチパネルで「順番待ち受付」をする方式。着いたらまず受付だけ済ませて、待っている間に市場を見て回るのが賢い使い方です。

📍 北のどんぶり屋 滝波食堂
住所 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目10-16 三角市場内
電話番号 0134-23-1426
営業時間 7:00〜17:00(入店受付終了17:00/ラストオーダー17:30/閉店18:00)
定休日 元日のみ休み
アクセス JR函館本線 小樽駅 徒歩1分
駐車場 専用駐車場なし(近隣の有料駐車場を利用)
公式サイト 公式サイト

予算はいくら見ておけばいい?

丼の値段は、ネタが1種類か複数か、そしてうに・かにが入るかで階段状に変わります。味処たけだの公式メニューの価格を並べると、判断の目安が見えてきます。

予算帯 味処たけだの例 こんな人に
焼き魚の定食 赤うお定食 1,100円/サーモン切身定食 1,200円/しまほっけ定食 1,300円 生魚が苦手/朝から重いのは避けたい
2,000円台 マグロ赤身丼 2,000円/ネギトロ丼 2,000円 まずは市場の丼を1杯試したい
3,000円台 親子丼 3,000円/かに丼 3,500円 北海道らしいネタを外したくない
店任せの一杯 おまかせ丼 7,000円 記念日/その日の一番いいネタを任せたい

ここに味噌汁(わかめ)100円やライス(小)150円のような単品を足せば、二人でシェアする組み立ても可能です。うに単品や活貝など時価の品は日によって価格が動くので、予算を固めたいなら丼と定食から選ぶのが安全です。

市場の丼で物足りない、あるいは昼にもう一食入れたいという人は、小樽の回転寿司も選択肢に入ります。

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並ばずに座るための立ち回り

結論から言うと、着いたらまず順番待ちの受付だけ済ませるのが正解です。滝波食堂は店頭のタッチパネルで受付を取る方式なので、名前を入れてから買い物に回れば、待ち時間が丸ごと市場散策に変わります。

混みやすいのは観光バスが動く10時台から13時台。逆に7時台と15時以降は落ち着きます。三角市場は通路が細いので、席待ちの列ができると買い物客の流れも詰まります。荷物が多い日は、先に駅のロッカーへ預けてから来ると自分も周りも動きやすくなります。

家族連れや3人以上のグループは、小上がりのある味処たけだのほうが席の融通が利きます。一人旅ならカウンター中心の店でも問題ありません。注意点は、両店とも同じ市場内にあるため「片方が混んでいるときはもう片方も混んでいる」こと。時間をずらすほうが、店を変えるより効果があります。

📌 食堂選びの結論

ネタを選びたいなら北のどんぶり屋 滝波食堂の「わがまま丼」、丼と定食を家族で分けたいなら市場食堂 味処たけだ。迷ったら、先に順番待ちを取れる滝波食堂で受付だけして、待ち時間に市場を回るのが時間効率のいい動き方です。

鱗友朝市の歩き方|買う・食べるを1か所で完結させる

朝市食堂は市場の朝と一緒に動く

鱗友朝市で食事をするなら朝市食堂です。営業時間は4:00〜13:30、定休日は日曜日。市場の開店と同時に動き出すので、「朝4時台に海鮮丼」という小樽でも希少な体験ができます。海鮮丼のほか焼き魚定食なども用意されています。

この食堂には少し歴史があります。30年近く親しまれた「のんのん」という食堂を2017年10月に事業継承し、2019年5月8日に現在の「朝市食堂」へ改称した経緯を持ちます。だから古い記事やSNSでは旧店名で書かれていることがあり、検索するときは両方の名前で見ると情報が集まります。

向いているのは、観光地の食堂ではなく市場の食堂で食べたい人、朝早い便で移動する人、そして「地元の人が座っている店」に惹かれる人。注意点は席数が多くないことと、13時30分には閉まること。昼食のつもりで向かうと間に合わない可能性が高いので、朝食として組み込むのが確実です。

📍 朝市食堂
住所 〒047-0031 北海道小樽市色内3丁目10-15 鱗友朝市内
電話番号 0134-24-0668
営業時間 4:00〜13:30
定休日 日曜日
アクセス JR小樽駅前バスターミナルからバスで約15分

買った魚をその場で食べるという選択肢

鱗友朝市のおもしろさは、買い物と食事が地続きになっている点です。朝市食堂では市場で購入した魚介の調理にも対応しており(有料)、「気になった魚を買って、そのまま食べる」という市場ならではの動き方ができます。

この仕組みが効くのは、旬のものを試したいときです。北海道の海産物は月ごとに主役が入れ替わるので、店先で「今いちばんいいもの」を選んで焼いてもらえば、メニュー表からは選べない一皿になります。旅先で自炊できない人にとって、これは市場を使い切る数少ない方法です。

使うシーンとしては、一人旅で時間に余裕がある朝、あるいは魚好きの相手と来たとき。注意点は、調理には料金がかかることと、混雑時は時間がかかること。調理料は魚種や調理法で変わるため、買う前に「これは焼いてもらえますか、いくらですか」と確認するのが確実です。混んでいる時間帯は無理をせず、通常メニューを頼むほうがお互いに気持ちよく終われます。

⚠️ よくある失敗②「日曜の朝に行って市場が閉まっていた」

土日で小樽に来る人がいちばんやりがちなのがこれです。鱗友朝市の定休日は日曜日で、中の朝市食堂も日曜は休みます。原因は「観光地は土日こそ開いている」という感覚のズレ。市民の台所は日曜に休むほうが自然です。対策は、日曜に小樽入りするなら年中無休の小樽三角市場へ切り替えること。土曜の朝に鱗友朝市、日曜の朝に三角市場、という組み方なら両方を体験できます。

買い物で失敗しないための小さなコツ

市場の鮮魚は、スーパーのように「全部にきれいな値札が付いている」わけではありません。だからこそ、声をかけるのが一番早い。「これ、何グラムでいくら?」と聞けば普通に答えが返ってきますし、そこから「今日はこっちのほうがいいよ」という話に発展することもあります。

持ち帰りを考えるなら、発送に対応している店かどうかを最初に確認しておくと段取りが読めます。生ものを手持ちで運ぶ場合は保冷剤の有無も聞いておきたいところ。特に夏場は、買ってから宿に戻るまでの時間を逆算して選ぶ必要があります。

向いているのは、値段より鮮度と種類を優先したい人。逆に「静かに見て回りたい」タイプの人には、声をかけ合う市場の空気は少し疲れるかもしれません。その場合は、加工品や乾物を扱う店から見始めると、自分のペースで回れます。冬は屋内でも足元が冷えるので、靴は厚手のものを選んでください。

実は買い出し目的なら「南樽市場」が効いてくる

意外と知られていないけれど、無料50台という強み

実は、車で小樽に来る人にとって最大のストレスは駐車場です。観光エリアの駐車場は有料が基本で、繁忙期は空き待ちも発生します。その点、南樽市場は無料の駐車場を50台分持っているのが効いてきます。市場で買い物をするだけなら、駐車料金がゼロで済む計算です。

加えてJR南小樽駅から徒歩5分、路線バスなら「奥沢口」下車で徒歩1分。車でも公共交通でもアクセスできる市場は、小樽ではむしろ少数派です。事務局の受付時間は9:00〜17:00なので、発送や問い合わせが必要な用事もこの時間内なら相談できます。

向いているのは、レンタカーで道央を回る人、家族で北海道の食材をまとめ買いしたい人、そして観光客だらけの市場が苦手な人。注意点は、店舗ごとに商品がなくなり次第営業を終えるところがあること。夕方近くだと目当ての魚が残っていない可能性があるため、午前中から昼過ぎまでの訪問が安全です。定休日は公式サイトで最新の情報を確認してください(南樽市場 公式サイト)。

💡 地元メモ

道民が「小樽の市場」と言うとき、頭に浮かんでいるのは三角市場ではなく南樽や新南樽のことが多いです。観光名所として有名な市場と、地元が実際に使う市場は別物。旅行者が「地元の空気」を求めるなら、むしろ観光ガイドに載っていない市場のほうが近道という逆転が起きています。

新南樽市場は「水曜定休」だけ覚えておく

新南樽市場を候補に入れるなら、覚えることは1つ。水曜日が定休日ということです。公式サイトによると営業時間は9:00〜18:00、駐車場は建物正面・屋上・道路を挟んだ高速道路側の3か所がすべて無料。ウイングベイ小樽に近い立地で、買い物とセットで動けます。

店舗構成は18店舗。鮮魚水産・加工品が9店舗と半分を占めますが、肉・米・惣菜・パンが5店舗、野菜・果物が2店舗、薬品・飲料・酒が1店舗、衣料・日用品が1店舗、お食事が1店舗と、生活まわりが一通りそろいます。「魚だけ買えればいい」という人より、「今日の買い物を全部ここで」という人向けです。

使いどころは、キャンプや長期滞在の補給、あるいは新千歳空港へ向かう前の最後の買い出し。注意点は繰り返しになりますが水曜定休で、旅程が水曜にかかる場合は南樽市場か三角市場へ振り替える必要があります。詳しい店舗情報は新南樽市場の公式サイトで確認できます。

札幌近郊のほかの朝市とどう使い分ける?

小樽の市場は「屋内・通年・アクセスが良い」のが特徴です。一方、札幌の北側には浜値で魚が買える漁港の朝市があり、性格がまったく違います。天気に左右されず、雪の日でも成立するのが小樽の強みだと考えてください。

使い分けの軸は3つ。①屋根の有無(悪天候でも行けるか)②営業期間(通年か季節限定か)③食事ができるか。小樽の4市場はすべて屋内で通年営業、しかも三角市場と鱗友朝市には食堂があります。買うだけでなく「その場で食べる」ことまで含めて完結するのは、小樽側の利点です。

逆に、漁港の朝市には浜値の安さと季節ごとの主役という魅力があります。札幌を拠点に何度か足を運ぶ人は、両方を季節で使い分けるのが賢いやり方です。

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車・電車・徒歩|移動手段で変わる正解ルート

徒歩なら三角市場、それ以外は乗り物が要る

徒歩で動く旅行者にとって、実質的な選択肢は小樽三角市場です。JR小樽駅から徒歩1分という距離は、荷物を持っていても、雪が降っていても成立します。札幌からJR函館本線で小樽へ向かうと、快速で32分〜40分、普通列車で46分ほど(三角市場公式サイトの案内による)。

鱗友朝市はJR小樽駅前のバスターミナルからバスで約15分。南樽市場はJR南小樽駅から徒歩5分、あるいはバス「奥沢口」から徒歩1分。新南樽市場はJR小樽築港駅から約1kmで、中央バスの「パルテ築港線」や「散策バス」で新南樽市場前に降りる方法もあります。

向いているのは、免許を持たない旅行者やお酒を飲む予定がある人。注意点は、小樽の路線バスは札幌ほど本数が多くないこと。特に早朝は便が限られるので、鱗友朝市の4時台を狙うなら、タクシーか徒歩、あるいは車を前提に考える必要があります。

車で行くメリット車で行くデメリット
南樽・新南樽の無料駐車場が使える
まとめ買いしても荷物にならない
早朝・バスのない時間帯にも動ける
クーラーボックスを積んでおける
三角市場には専用駐車場がない
駅周辺の駐車場は有料が基本
観光シーズンは空き待ちが出る
冬は路面凍結で所要時間が読めない

小樽駅周辺の駐車場は市営2か所を押さえる

三角市場に車で行く場合、拠点になるのは小樽市が運営する2つの市営駐車場です。小樽市の公式サイトによると、小樽市駅横駐車場は時間貸し30台で24時間営業、料金は30分までごとに130円、夜間(22:00〜8:00)は1時間までごとに50円。

もう一方の小樽市駅前広場駐車場は20台で、こちらも24時間営業。最初の30分までは無料で、以後は20分ごとに100円、夜間は1時間までごとに50円という設定です。「ちょっと寄って買い物だけ」なら駅前広場駐車場、「食事も含めて滞在する」なら駅横駐車場、という使い分けが素直です。料金の詳細は小樽市の市営駐車場のページで確認できます。

向いているのは、札幌から高速道路で小樽ICを経由して来る人(三角市場公式サイトによると小樽ICから7分)。注意点は、どちらも台数が多くないこと。観光シーズンの週末は満車になりやすいので、朝早い時間に入れてしまうのが確実です。

📍 小樽市駅横駐車場 北海道小樽市稲穂2丁目22番
📍 小樽市駅前広場駐車場 北海道小樽市稲穂3丁目10番

駐車料金が浮く裏ワザを1つ

知っておくと得をするのが、北のどんぶり屋 滝波食堂の駐車サービスです。公式サイトによると、小樽市駅横駐車場に停めたうえで同店で2,000円以上飲食すると、1時間までの駐車料金が無料になります。ほかの駐車場は対象外なので、停める場所を間違えないことが条件です。

使い方は簡単で、駐車券を持って入店し、会計時に申し出るだけ。丼を1杯頼めば条件を満たす価格帯なので、「どうせ食べるなら停める場所を合わせる」だけで駐車料金が消えます。車で三角市場に行く人にとっては、実質的に駐車場選びの答えが決まる情報です。

注意点は、対象が小樽市駅横駐車場に限られること、そして駐車券が必要なこと。ダッシュボードに置いたまま入店すると使えないので、車を降りるときに券を持つ習慣をつけてください。サービス内容は変更される可能性があるため、滝波食堂の公式ページで最新の条件を確認しておくと確実です。

あなたはどの市場に行くべき?シーン別の答え

札幌から日帰り・午前中で切り上げたい人

この条件なら小樽三角市場の一択です。札幌駅から快速で30分台、駅を出て徒歩1分、7:00から食堂が開く(各店により異なります)。朝の列車で来て市場で朝食を取り、そのまま運河や堺町通りへ歩けば、午前中だけで小樽の主要部分が回れます。

組み立ての例としては、7時前後に市場着、食堂で丼を食べて、鮮魚店を1周してから9時台に運河方面へ。昼前には小樽駅に戻れるので、午後は札幌で別の予定を入れられます。年中無休なので曜日を気にしなくていいのも、日帰り勢には効きます。

注意点は荷物です。日帰りでもリュックが大きいと市場の通路で苦労します。ロッカーに預けてから入るだけで、体感の快適さが変わります。

家族・子ども連れで行く人

家族連れなら、席の余裕がある小上がり付きの店を選べる小樽三角市場が現実的です。生魚が苦手な子どもがいても、味処たけだなら焼き魚の定食(赤うお定食 1,100円、サーモン切身定食 1,200円など)で対応できます。丼を1杯頼んで、ライス(小)150円と味噌汁(わかめ)100円を足して分ける、という組み方も可能です。

車で来る家族には南樽市場が向きます。無料駐車場50台なら、駐車待ちのストレスがありません。買い物中心の日は、こちらのほうが子どもも歩きやすいはずです。

注意点は時間帯。10時台〜13時台は観光客と重なるため、席待ちが発生します。子ども連れで待つのは負担が大きいので、7時台か15時以降にずらすのがおすすめです。

一人旅・早起きが苦にならない人

早起きが平気なら鱗友朝市を強く推します。4:00開店という数字は、道内でもなかなかありません。観光客がいない時間の市場は、写真を撮っても人が写り込まず、店の人と話す余裕もあります。

朝市食堂が4:00から開いているので、市場を見てから朝食、という流れがそのまま成立します。買った魚介を調理してもらう選択肢もあるので、一人でも「今日の海」を味わえます。

注意点は日曜が休みであることと、早朝の交通手段。日曜に当たる場合は三角市場へ振り替え、足がない場合はタクシーを想定しておくと当日慌てません。

冬に行く人が気をつけること

冬の小樽は路面が凍ります。三角市場は駅から徒歩1分で、しかも屋内なので、雪の日でも成立する数少ない観光先です。小樽駅を出て左方向へ歩き、小さな階段を登る——この階段が凍っている日は、手すりを使ってゆっくり登ってください。

車で来る人は、所要時間を多めに見積もる必要があります。札幌〜小樽は高速道路で30分ほどですが、冬は倍近くかかることもあります。駐車場の空きも読みにくいので、市営駐車場が満車だった場合の代替も頭に入れておくと安心です。

逆に冬の利点もあります。北海道の海産物は寒い時期に脂がのるものが多く、市場の店先が賑わうのはむしろこの季節。観光客が減る平日なら、店の人とゆっくり話しながら選べます。

Q. 小樽の朝市は当日ふらっと行っても大丈夫?
A. 予約なしで問題ありません。北のどんぶり屋 滝波食堂は電話・オンラインの予約を受け付けておらず、当日店頭のタッチパネルで順番待ちを取る方式です。ただし曜日だけは事前に確認を。鱗友朝市は日曜、新南樽市場は水曜が定休日で、この2日は行き先を切り替える必要があります。年中無休の小樽三角市場を「保険」として覚えておくと、旅程が崩れません。

市場のあとに小樽でもう一食、あるいは別ジャンルを試したい人は、こちらも参考になります。

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まとめ|小樽の朝市は「時間」と「曜日」で決まる

⛄ この記事の結論

小樽の朝市は、観光なら駅前の小樽三角市場、早朝なら鱗友朝市が答えです。訪問日の曜日と到着時刻を先に決めてから、行き先を選びましょう。

✅ 要点チェック
  • 到着時刻:4時台なら鱗友朝市一択
  • 曜日:日曜と水曜は休む市場がある
  • 移動手段:徒歩は駅前、車は南小樽側
  • 予算:丼は2,000円前後から選べる
  • 混雑:7時台と15時以降が空く

最初の一歩としておすすめしたいのは、旅程表に「小樽の朝市」を午前中の一番上に書き込むことです。運河も堺町通りも午後まで開いていますが、市場だけは朝しか本気を出しません。札幌発の朝の列車を1本早めるだけで、7時台の空いた三角市場で丼を食べ、そのまま運河へ歩く——という理想の一日が現実になります。曜日が日曜なら三角市場、水曜なら新南樽市場を外す。この2つを決めておけば、当日迷う場面はほとんどなくなります。

なお、市場の営業時間・定休日・価格は季節や仕入れ状況によって変わることがあります。訪問前に各市場・各店舗の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

北海道・札幌好きのグルメ大好き。グルメ好きだからこそ知っている穴場のお店や、観光では見落としがちなスポットを調査して発信しています。休日はカフェ巡りと温泉が趣味。札幌の四季折々の魅力をお届けします。

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