函館スイーツおすすめ7選|賞味期限2時間の限定品から常温土産まで日持ちで選ぶ

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函館旅行の予定を立てていて、「海鮮とラッキーピエロは決まったけど、スイーツはどこに行けばいいのか分からない」と手が止まっていませんか。函館は洋菓子店・和菓子店の数が人口規模のわりに多く、検索すると店名だけがずらりと並んで、かえって選べなくなる街です。

結論から言うと、函館のスイーツは「日持ち」で先に絞ると一気に決まります。賞味期限2時間の店内限定品、冷蔵で8日もつチーズケーキ、常温で持ち帰れる焼き菓子。この3グループのどこを狙うかを決めてから店を選ぶと、旅程に無理がなくなり、買ったのに食べきれない・溶かしてしまうという事態も避けられます。

この記事では、函館市内で実際に営業を続けている7店を、住所・営業時間・定休日・価格まで公式情報で確認したうえで紹介します。ベイエリアで食べ歩く人、五稜郭で座って休みたい人、最終日にお土産をまとめたい人、それぞれの動き方まで具体的に書いていきます。

📌 この記事でわかること

・函館スイーツを「日持ち」で3グループに分けて選ぶ方法
・ベイエリア/五稜郭/宝来町、エリア別に押さえるべき7店の実際の価格と営業時間
・行列店・定休日・売り切れで空振りしないための時間帯の組み立て方
・一人旅・カップル・家族連れ・出張、それぞれに向く店の選び分け

目次

函館スイーツがチーズ系に強いのは偶然じゃない|港町が育てた3つの背景

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函館に来ると、チーズケーキ・チーズスフレ・生チョコといった乳製品を主役にした菓子がやたらと目につきます。これは観光向けに後から作られた流行ではなく、街の成り立ちと道南の酪農がそのまま形になったものです。まずここを押さえておくと、店選びの精度が上がります。

洋菓子の土台が150年近く前からある街だから、基礎の技術が違う

函館は1859年の開港以来、外国人居留地を通じて西洋の食文化が早くから入ってきた街です。市内には創業100年を超える菓子店が今も複数残っていて、1929年(昭和4年)創業のキングベーク、江戸末期創業の函館 千秋庵総本家などが代表格です。つまり、洋菓子と和菓子の両方が長い時間をかけて並走してきた土地なんですね。

この背景があるので、函館の菓子店は「流行りのスイーツを新しく始めた店」より「一つの看板商品を何十年も磨いてきた店」の比率が高くなります。旅行者にとってのメリットは分かりやすくて、当たり外れが少ないこと。初めての函館なら、まず老舗の看板商品から手を付けるのが安全です。

注意点も一つあります。老舗ほど定休日がはっきり決まっていて、水曜や木曜に休む店が珍しくありません。函館は市電とバスで移動する街なので、休みの店に向かって往復すると1時間近く無駄になります。行き先を決めたら、必ず定休日をセットで確認してください。

道南の生クリームとチーズが、その日のうちに厨房へ届く距離感

函館から車で1時間ほどの範囲に、七飯町・北斗市・八雲町といった酪農と農産の地域が並んでいます。生クリームやクリームチーズの調達距離が短いということは、要冷蔵で日持ちしない菓子でも商売として成立するということです。函館にチーズケーキ系の看板商品が集中しているのは、この距離感が理由です。

具体的には、スナッフルスのチーズオムレット(4個入972円・税込)、プティ・メルヴィーユのメルチーズ(プレーン8個入1,900円・税込)が代表格。どちらも冷蔵・冷凍が前提の商品で、常温でカバンに入れっぱなしにできる菓子ではありません。買う時間と食べる時間を決めてから動くのが前提になります。

一方で、道外へ持ち帰りたい人には千秋庵総本家の元祖山親爺(5枚入550円)やキングベークの函館ラスク(バター小箱600円・税込)のような常温品が向きます。どちらを買うかは味の好みより、帰りの移動時間で決めるほうが失敗しません。

観光客向けと地元向けで、店の立地がきれいに分かれている

函館のスイーツ店は、ベイエリア・函館駅前に集まる「観光導線の店」と、石川町・亀田本町・本通のような住宅街にある「地元導線の店」に分かれます。観光導線の店は営業時間が長く、土日も開いていて、ギフト箱の在庫も厚い。地元導線の店は席がゆったりしていて、生菓子の種類が多い代わりに、定休日と閉店時間がはっきりしています。

意外と知られていないのですが、函館の菓子店で「ケーキを座って食べる」体験の満足度が高いのは、むしろ住宅街側です。ベイエリアの店はイートインがあっても回転が速く、混雑時間はゆっくりしづらい。落ち着いてお茶をしたい人は、五稜郭や石川町方面まで足を伸ばす価値があります。

逆に、滞在が1泊2日で移動時間を取れないなら、無理に住宅街へ行かず、ベイエリアと函館駅で完結させるほうが体力的にも合理的です。函館は観光地が西部地区と五稜郭で二極化しているので、スイーツだけのために横断すると、その日の予定が1つ削れます。

💡 地元メモ

函館は市電が観光の足になりますが、五稜郭エリアの菓子店は「五稜郭公園前」電停から徒歩15分ほど歩くことがあります。六花亭 五稜郭店もその一つ。歩く前提で行くか、五稜郭タワー観光とセットで組むと移動が無駄になりません。

買う前に決めておきたい「日持ち」と「持ち帰り方」|7店を先に一覧で比較

店を1軒ずつ見る前に、全体像を押さえておきましょう。函館の代表的なスイーツは、日持ちの長さで3グループに分かれます。この分類を頭に入れておくと、「どの順番で買うか」が自動的に決まります。

賞味期限2時間・冷蔵8日・常温品の3グループに整理する

もっとも短いのが、六花亭 五稜郭店の雪こんチーズ(250円)のような賞味期限2時間の店内向け商品。次が冷蔵で持ち歩けるチーズ菓子で、スナッフルスのチーズオムレットは消費期限が製造日を含めて8日、要冷蔵10℃以下です。最後が焼き菓子・煎餅の常温グループで、山親爺やラスクがここに入ります。

下の表は、今回紹介する7店の看板商品を、価格・持ち帰りやすさ・最寄りの動線で並べたものです。価格は各店の公式サイトおよび公式通販の表示を確認した2026年8月時点のものです。

店名 看板商品と価格 持ち帰りやすさ エリア
スナッフルス 金森洋物館店 チーズオムレット4個入972円 冷蔵8日 ベイエリア
プティ・メルヴィーユ 函館駅前店 メルチーズ8個入1,900円 冷蔵・冷凍 函館駅前
アンジェリック ヴォヤージュ ショコラヴォヤージュ12粒1,650円 要冷蔵 元町・弥生町
六花亭 五稜郭店 雪こんチーズ250円 店内向け 五稜郭
チッチョ パスティッチョ ケーキセット982円 生菓子中心 石川町
千秋庵総本家 宝来町本店 元祖山親爺5枚入550円 常温 宝来町
キングベーク 本店 函館ラスク バター小箱600円 常温 亀田本町

※さっぽろノート調べ(2026年8月時点、各店公式サイト・公式通販の表示にもとづく)

「最終日に空港でまとめ買い」が通用しない店がある

北海道土産の定番的な買い方は「最終日に新千歳空港でまとめる」ですが、函館スイーツにこれは効きません。函館空港・新千歳空港のどちらでも、今回紹介する7店の商品がすべてそろうわけではないからです。とくに雪こんチーズのような賞味期限2時間の商品や、チッチョ パスティッチョの生菓子は、その場で食べる以外の選択肢がありません。

現実的な組み立ては、「食べる用はその日に、持ち帰り用は最終日の午前に函館駅前で」の二段構え。函館駅前のHAKOVIVA(ハコビバ)にはプティ・メルヴィーユ 函館駅前店があり、8:30から営業しています。朝の列車やバスに乗る前に立ち寄れるのは、旅程上かなり大きい利点です。

逆に、レンタカーで大沼や松前方面まで足を伸ばす予定がある日は、要冷蔵の菓子を朝に買うのは避けたほうが無難です。夏場は車内の温度が上がるので、宿に戻る予定がないなら常温の焼き菓子に切り替えましょう。

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保冷剤と飛行機・列車の時間から逆算する

要冷蔵のスイーツを買うときに店で必ず聞かれるのが「お持ち歩きの時間はどれくらいですか」という質問です。ここで正確に答えられると、保冷剤の量を適切に入れてもらえます。函館駅から新函館北斗駅までは在来線で約20分、そこから新幹線という人なら、移動全体の時間をざっくり伝えるのがコツです。

目安として、函館市内観光を続けたあと夕方に宿へ戻るなら4〜5時間、当日中に本州へ帰るなら6時間以上と伝えることになります。保冷剤で対応できる範囲を超える場合は、素直に冷凍対応の商品や常温品へ切り替えるほうが結果的に満足度が高くなります。

宿泊先の客室に冷蔵庫があるかどうかも、先に確認しておきたいポイントです。ビジネスホテルなら小型冷蔵庫がある部屋が多いものの、冷凍室まではないことがほとんど。冷凍のメルチーズを買った場合は、解凍時間を計算に入れて食べるタイミングを決めておきましょう。

ベイエリアで押さえる2店|十字街から歩いてチーズ菓子をハシゴする

ベイエリアで押さえる2店|十字街から歩いてチーズ菓子をハシゴするの解説画像

金森赤レンガ倉庫を中心としたベイエリアは、函館観光でもっとも人が集まる場所です。ここには函館を代表するチーズ菓子の店が集中していて、市電「十字街」電停を起点にすれば徒歩で回れます。

函館洋菓子スナッフルス 金森洋物館店|赤レンガ倉庫の中で買える定番

チーズオムレットで全国に名前が知られたスナッフルスの、観光客がもっとも立ち寄りやすい店舗です。金森洋物館の中にあるので、赤レンガ倉庫の買い物ついでに寄れるのが強み。イートインの席が20席あり、買ってその場で食べることもできます。

営業時間は9:30〜19:00。金森洋物館の営業に準ずる形で、基本的に年中無休です。市電「十字街」電停から徒歩5分ほどで、坂を上らずに行けるので、函館山の観光前後どちらにも組み込みやすい立地です。

注意したいのは駐車場で、店専用のものはなく、タイムズ金森赤レンガ倉庫を使うことになります。1,000円以上の買い物で2時間無料になるので、ここで菓子をまとめて買う予定なら実質的に負担は小さくなります。車で回る人は、この条件を前提に立ち寄り順を考えてください。

📍 函館洋菓子スナッフルス 金森洋物館店
住所 〒040-0053 北海道函館市末広町13-9
電話番号 0138-27-1240
営業時間 9:30〜19:00
定休日 年中無休(金森洋物館に準ずる)
席数 20席
駐車場 タイムズ金森赤レンガ倉庫(1,000円以上の買い物で2時間無料)
公式サイト 函館洋菓子スナッフルス 店舗案内

チーズオムレットは4個入972円から|冷蔵8日が旅程に効く

看板のチーズオムレットは、公式サイトの表示で4個入972円(税込)、8個入1,944円(税込)。ふわりとした口当たりのチーズケーキで、冷蔵庫から出してすぐ食べても、少し常温に戻してから食べても表情が変わります。同じ形でチョコレート味のラインもあり、こちらも4個入972円(税込)です。

旅行者にとって重要なのは価格より日持ちのほうで、消費期限は製造日を含めて8日、保存は冷蔵10℃以下と明記されています。8日あれば、函館を出て本州の自宅に着いてから家族と食べる、という使い方が十分成立します。北海道土産としては扱いやすい部類です。

用途で言えば、職場向けの配り土産なら8個入、自宅用や2人旅なら4個入がちょうどいいサイズ感。ただし要冷蔵なので、常温で持ち歩く時間が長い日は購入を後ろにずらすか、その場で食べる分だけ買うようにしてください。夏場の函館は思ったより気温が上がる日があります。

プティ・メルヴィーユ 函館駅前店|朝8時半から開いている駅前の駆け込み先

ひと口サイズのスフレチーズケーキ「メルチーズ」で知られる、函館生まれの洋菓子店です。函館駅前の商業施設HAKOVIVA(ハコビバ)内にあり、JR函館駅を出てすぐ。カフェスペースも併設されているので、列車の待ち時間に座って甘いものを食べる場所としても使えます。

営業時間は8:30〜18:00(カフェのラストオーダーは17:00)で、無休。朝8時半から開いているという点が、他の菓子店にはない大きな武器です。朝の特急や新幹線に乗る前、函館朝市で海鮮丼を食べたあとの流れで寄れます。

市内には末広店&ファクトリー(末広町10-18/0138-26-7755/10:00〜18:00)、赤レンガ倉庫BAYはこだて店(末広町11-5/0138-84-5677/9:30〜19:00)、本通店(本通3番地25-25/0138-31-2137/10:00〜19:00)もあります。ベイエリアを歩く日は末広町側、駅を使う日は駅前店と、その日の動線で選べば大丈夫です。

📍 プティ・メルヴィーユ 函館駅前店
住所 〒040-0063 北海道函館市若松町12-8 HAKOVIVA内
電話番号 0138-85-8025
営業時間 8:30〜18:00(カフェL.O.17:00)
定休日 無休
アクセス JR函館駅から徒歩すぐ
公式サイト プティ・メルヴィーユ 店舗案内

メルチーズ8個入1,900円|ひと口サイズは配り土産に強い

メルチーズは、公式オンラインショップの表示でプレーン8個入1,900円(税込)。クリームチーズのコクにレモンの酸味が効いた、ひと口サイズのスフレチーズケーキです。カップに入った小さな形なので、切り分ける必要がなく、人に配るときの手間がありません。

プレーンのほか、黒ごまや抹茶ショコラなどを組み合わせたアソートも用意されています。どれを選ぶか迷ったら、初回はプレーン単体が無難。函館らしさを味わう目的なら、まず基準になる味を知っておくほうが後々の比較がしやすくなります。

気をつけたいのは、2026年3月1日にメルチーズの価格改定が行われている点です。以前の旅行や古い記事の記憶で「もっと安かったはず」と感じることがありますが、現在の価格は上記のとおりです。焼き菓子・ロールケーキ・ギフト類も同年2月に改定されているため、予算は少し多めに見ておくと安心です。

⚠️ 知っておきたい注意点

ベイエリアの菓子店は夕方に人が集中します。金森洋物館店は19:00まで営業していますが、人気商品の在庫は日によって夕方に薄くなることがあります。個数をまとめて買う予定があるなら、午前中から昼過ぎのうちに確保しておくほうが確実です。

開店前から人が並ぶ店|アンジェリック ヴォヤージュの正しい狙い方

函館のスイーツを語るうえで外せないのが、弥生町の小さな店・アンジェリック ヴォヤージュです。生クリームをたっぷり使った菓子で全国的に名前が知られていて、開店前から列ができることで有名。だからこそ、行き方と時間帯を間違えると空振りします。

港と函館山のあいだ、弥生町にある小さな店

店があるのは函館市弥生町3-11。ベイエリアからさらに函館どつく方面へ進んだ、観光の中心から少し外れた場所です。2008年12月創業で、店構えは大きくありません。営業時間は10:00〜19:00ですが、商品が売り切れ次第終了になります。

ここを訪れるなら、他の予定の合間ではなく「この店に行く」という前提で動線を組むのが正解です。市電の電停からもやや歩くため、函館山ロープウェイや元町の教会群とセットにして、西部地区をまとめて回る日に組み込むとロスがありません。

定休日については、公式サイトと各グルメ媒体で記載が分かれています。訪問前に公式サイトか電話で確認してから向かうことを強くおすすめします。函館市内から往復すると30分以上かかる立地なので、ここだけは事前確認の手間を惜しまないでください。

📍 アンジェリック ヴォヤージュ
住所 〒040-0056 北海道函館市弥生町3-11
電話番号 0138-76-7150
営業時間 10:00〜19:00(売り切れ次第終了)
定休日 公式サイトで要確認
駐車場 店舗専用なし(函館元町観光駐車場が徒歩2〜3分)
公式サイト アンジェリック ヴォヤージュ 公式サイト

ショコラヴォヤージュ12粒1,650円は要冷蔵の生トリュフ

この店の代名詞が、生クリームをガナッシュで包んだ生トリュフ「ショコラヴォヤージュ」です。12粒入1,650円で、函館市の公式観光情報サイト「はこぶら」でもお土産として紹介されています。北海道産の生クリームを使った、口の中でほどけていくタイプのチョコレートです。

要冷蔵の商品なので、買ったあとの扱いには気をつけてください。夏の函館で数時間持ち歩くのは向きません。宿に冷蔵庫があるなら一度戻る、当日中に食べる、といった前提で購入するのが現実的です。冷凍で販売されるパターンもあるため、持ち歩き時間は必ず店で伝えましょう。

贈り物としての使い勝手はかなり良く、12粒という数は2〜3人でシェアするのにちょうどいいサイズ感です。一方で、大人数の職場に配る用途には向きません。配り土産が目的なら、スナッフルスやキングベークの箱菓子のほうが適しています。

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もっとも多い失敗は「休みの日に行って空振り」|午前中が基本

この店で起こりがちな失敗が、休業日や売り切れ後に到着してしまうケースです。営業時間の表記は19:00までですが、実際には売り切れ次第終了。開店時に30〜50人ほどの列ができる日もあり、午後遅くに向かうと商品が残っていないことがあります。

対策はシンプルで、訪問は午前中、行く前日に定休日を確認する。この2つだけで空振りの確率は大きく下がります。西部地区の観光を朝から始めて、10時台にこの店へ寄り、その後で元町・函館山方面へ上がっていく順番が組みやすいでしょう。

逆に、行列に並ぶ時間を旅程に確保できないなら、無理に狙わない判断も必要です。函館には他にも実力のある菓子店があるので、「並んででも食べたいか」を先に自分に問いかけてから予定に入れてください。時間に追われながら並ぶのは、旅の満足度をむしろ下げます。

車で行くなら函館元町観光駐車場を使う

店に専用駐車場はありません。車の場合は、徒歩2〜3分の函館元町観光駐車場を利用することになります。西部地区は道が細く、坂も多いので、路上で駐車場所を探すのは避けたほうが安全です。

この駐車場は元町の教会群や旧函館区公会堂を歩いて回るときにも使えるので、車を置いて西部地区を徒歩でまとめて回る拠点として考えると効率的です。函館の西部地区は歩いて回ったほうが景色を楽しめるエリアでもあります。

ただし観光シーズンの週末は駐車場自体が埋まることがあります。レンタカーで動く日は、朝のうちに西部地区へ入っておくのが無難。午後に到着する予定なら、市電で来る選択肢も検討してください。

五稜郭側で座って食べたい人へ|六花亭とイタリア菓子の実力店

五稜郭側で座って食べたい人へ|六花亭とイタリア菓子の実力店の解説画像

五稜郭公園の周辺は、函館観光のもう一つの中心です。このエリアには、その場で座って甘いものを食べられる店があります。歩き回って疲れた午後に組み込むと、旅の緩急がちょうどよくなります。

六花亭 五稜郭店|喫茶室から五稜郭公園の緑が見える

北海道の菓子店として全道に知られる六花亭の、函館の主力店舗です。ショップとは別に喫茶室があり、大きな窓の外に五稜郭公園の木々が広がります。五稜郭タワーや箱館奉行所を見たあとの休憩先として、動線がきれいにつながる場所です。

営業時間はショップが9:30〜17:30、喫茶室が11:00〜16:00(ラストオーダー15:30)。定休日は木曜日です。喫茶室が開いているのは1日5時間だけなので、ここで座って食べたいなら昼から午後の早い時間に予定を寄せる必要があります。

無料駐車場があるので、レンタカーで動く人にも使いやすい店です。市電を使う場合は「五稜郭公園前」電停から徒歩15分ほど歩くことになるため、五稜郭公園の散策とまとめて考えるのが現実的でしょう。

📍 六花亭 五稜郭店
住所 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町27-6
電話番号 0138-31-6666
営業時間 9:30〜17:30(喫茶室11:00〜16:00 L.O.15:30)
定休日 木曜日
駐車場 無料あり
公式サイト 六花亭 公式サイト

雪こんチーズ250円は持ち帰れない|ここで食べるしかない一品

喫茶室の看板が、ココア風味のビスケットでチーズクリームをはさんだ「雪こんチーズ」です。価格は250円ほど。賞味期限が2時間しかなく、その理由はビスケットがクリームの水分を吸ってしまうから。サクサクの状態で食べられるのは店内だけ、という商品です。

ほかにホットケーキ(750円ほど)もあり、こちらは休憩というより軽い食事として使えます。五稜郭を歩いたあとに甘いものと温かい飲み物でひと息つく、という使い方にちょうどいいボリューム感です。

価格は変更される場合があるため、最新の金額は店頭のメニューで確認してください。なお、喫茶室のメニューは季節や店舗によって内容が入れ替わることがあります。目当ての品がある場合は、来店前に電話で確認しておくと確実です。

チッチョ パスティッチョ|函館では珍しいイタリア菓子の専門店

石川町の住宅街にある、ピンクの外観が目印のイタリア菓子専門店です。イタリアで修行した店主が作る生菓子と焼き菓子が常時25種類ほど並び、ミッレフォーリエやズコット、ティラミスが看板。函館でイタリア菓子をきちんと出す店は多くないので、菓子好きなら足を伸ばす価値があります。

営業時間は火〜土が10:00〜20:00、日・祝が10:00〜19:00。定休日は月曜日(祝日の場合は火曜日)です。夜20時まで開いているのは、函館の菓子店としてはかなり長いほう。夕食のあとにケーキを買いに行く、という地元的な使い方ができます。

ただしJR函館駅から車で約20分と、観光の中心からは離れています。駐車場は4台。イートインスペースがあり、ケーキセットが982円ほどで用意されています。市電では行きづらいので、レンタカーかタクシーを使う前提で考えてください。

📍 チッチョ パスティッチョ
住所 〒041-0806 北海道函館市石川町316-5
電話番号 0138-34-7020
営業時間 火〜土 10:00〜20:00/日・祝 10:00〜19:00
定休日 月曜日(祝日の場合は火曜日)
駐車場 4台
情報源 おいしい函館(函館市公認)掲載ページ

老舗の実力は和菓子と焼き菓子に出る|千秋庵総本家とキングベーク

チーズ系ばかりが注目されがちな函館ですが、常温で持ち帰れる菓子の層も厚い街です。ここでは、道外の家族や職場に渡す土産として使いやすい老舗2軒を紹介します。どちらも創業から長く、価格も手に取りやすい範囲に収まっています。

函館 千秋庵総本家 宝来町本店|市電の電停から徒歩1分

北海道各地にある「千秋庵」系列のルーツにあたる老舗で、宝来町本店は市電「宝来町」電停から徒歩1分。2024年に本店がリニューアルされ、2025年4月には函館朝市 駅二市場にも店舗ができました。旅行者にとっては、朝市で買い物のついでに寄れる選択肢が増えた形です。

営業時間は9:30〜18:00、定休日は水曜日。無料駐車場が7台分あります。市電で移動する人にとっては、函館駅前・十字街・谷地頭方面のどこからでも寄りやすい位置にあるのが利点です。

本店は坂の街・函館らしい落ち着いた通りにあり、和菓子と洋菓子の両方が並びます。函館ふぃなんしぇや七飯林檎パイなど、道南の素材を使った焼き菓子もそろっているので、和菓子が苦手な人への土産にも対応できます。

📍 函館 千秋庵総本家 宝来町本店
住所 〒040-0043 北海道函館市宝来町9-9
電話番号 0138-23-5131
営業時間 9:30〜18:00
定休日 水曜日
駐車場 無料7台
アクセス 市電「宝来町」電停から徒歩1分
公式サイト 函館 千秋庵総本家 公式サイト

元祖山親爺は5枚550円から|どらやき240円も外せない

看板商品の元祖山親爺は、小麦粉と白玉粉の生地にバターと牛乳を使った和洋折衷の煎餅です。価格は5枚入550円、10枚入1,000円、20枚入2,100円。缶入り20枚は2,200円で、見た目が華やかなぶん贈答向きです。常温で持ち帰れるので、道外への土産として扱いやすい部類に入ります。

もう一つの主力が、大正時代から続くどらやき。1個240円、5個入1,350円、10個入2,630円です。北海道産のあかね大納言を使った餡が特徴で、和菓子好きの家族がいるなら、山親爺と組み合わせて買うと満足度が上がります。

変わり種としては、七飯町の酒蔵・箱館醸造の酒粕と純米吟醸を使った郷宝カステラ(1個300円、5個入1,690円)も。しっとりした食感で、道南の素材にこだわった土産を探している人に向きます。定休日が水曜なので、水曜に函館駅前を出発する予定の人は前日までに買っておいてください。

キングベーク 本店|朝7時から開く1929年創業のパンと焼き菓子の店

亀田本町にある、1929年(昭和4年)創業の老舗ベーカリーです。パン屋でありながら、函館ラスクをはじめとする焼き菓子でも知られています。営業時間は7:00〜19:00で年中無休。朝7時から開いているので、早朝に動く旅行者にはありがたい存在です。

店内には46席のイートインスペースがあり、買ったパンをその場で食べられます。駐車場は22台とゆとりがあるので、レンタカーで函館空港方面や五稜郭方面へ動く日の朝食スポットとしても使えます。JR函館駅構内1階には「キングベークナチュラル JR函館駅店」(若松町12-13/7:30〜19:00)もあります。

看板の函館ラスク バター(小箱)は税込600円。北海道産小麦とバターを使った食パンを焼き上げたもので、常温で持ち帰れます。バター以外にホワイトチョコ・抹茶・チーズなど味の展開が広く、複数種類を組み合わせて配り土産にするのも手です。

📍 キングベーク 本店
住所 〒041-0813 北海道函館市亀田本町7-8
電話番号 0138-45-0963
営業時間 7:00〜19:00
定休日 年中無休
駐車場 22台
イートイン あり(46席)
公式サイト キングベーク 店舗案内

定休日を見落として空振りする人が毎年いる|水曜と木曜は要注意

函館スイーツで2つ目に多い失敗が、定休日の見落としです。今回の7店だけでも、千秋庵総本家 宝来町本店が水曜日、六花亭 五稜郭店が木曜日、チッチョ パスティッチョが月曜日と、休みが見事にばらけています。日程が平日にかかる人ほど注意が必要です。

対策は、旅程を組む段階で「何曜日にどのエリアへ行くか」を決めてしまうこと。水曜に西部地区、木曜に五稜郭という組み方をすると、両方とも目当ての店が閉まっている事態になります。曜日と定休日を突き合わせるだけで防げる失敗なので、出発前の5分を使ってください。

年末年始やお盆の営業も店ごとに異なります。千秋庵総本家は本店のイートインを年末年始に休むといった案内を出す年があるため、この時期に訪れるなら公式サイトのお知らせを確認しておくと安心です。

Q. 函館スイーツを1日でまとめて買うなら、どこを起点にすべきですか?
A. 函館駅前を起点にするのがもっとも効率的です。プティ・メルヴィーユ 函館駅前店が8:30から、JR函館駅構内のキングベークナチュラルが7:30から開いていて、朝のうちに常温品と冷蔵品の両方を押さえられます。そこから市電で十字街へ移動すればスナッフルス 金森洋物館店に届き、半日で3店を回れる計算です。

半日で回る函館スイーツルート|同行者によって正解が変わる

ここまでの7店を、実際の旅程にどう落とし込むか。函館は西部地区(ベイエリア・元町)と五稜郭が離れているので、同行者と滞在時間によって組み方を変えるのが正解です。4パターンに分けて整理します。

一人旅なら、朝の行列と夜のイートインを両取りする

一人旅の強みは、待ち時間を自分の裁量だけで決められることです。朝10時にアンジェリック ヴォヤージュへ並び、そのまま元町・函館山方面を歩き、夕方に金森洋物館店でチーズオムレットを買う。この流れなら西部地区で完結し、市電の移動も最小限で済みます。

夜まで時間があるなら、チッチョ パスティッチョが20時まで開いているので、夕食後にケーキを1つ食べに行くという使い方もできます。ただし車が必要な距離なので、公共交通で動く一人旅ならタクシー代を見込んでおきましょう。

注意点は、一人だと大箱の菓子を買っても食べきれないこと。ショコラヴォヤージュ12粒やチーズオムレット8個入は、自宅へ持ち帰る前提でなければ持て余します。その場で食べる分は少量、持ち帰り用は日持ちする品、と役割を分けてください。

カップル・友人同士なら、座れる店を1軒は必ず入れる

2人で歩くなら、買い歩きだけで終わらせず、座って食べる時間を1回は挟むのがおすすめです。六花亭 五稜郭店の喫茶室は窓の外に五稜郭公園の緑が広がり、写真も撮りやすい環境。11:00〜16:00という短い営業時間に合わせて、昼過ぎに予定を寄せましょう。

西部地区中心で動く日なら、スナッフルス 金森洋物館店のイートイン20席が使えます。赤レンガ倉庫の散策の途中で座れるので、歩き疲れたタイミングにちょうどいい。買い物と休憩を同じ場所で済ませられるのが利点です。

デメリットも書いておくと、どちらも観光シーズンの週末は席が埋まりやすい店です。混雑を避けたいなら、開店直後か15時以降を狙うほうが落ち着けます。時間に余裕がない日は、席のある店を1軒に絞る割り切りも必要です。

家族連れなら、駐車場のある店を軸にルートを組む

子ども連れで市電とバスを乗り継ぐのは負担が大きいので、レンタカーで動くのが現実的です。その場合、駐車場の台数が判断材料になります。キングベーク本店は22台、六花亭 五稜郭店は無料駐車場あり、千秋庵総本家 宝来町本店は7台と、いずれも車で寄れます。

朝はキングベーク本店でパンと焼き菓子を買い、昼に五稜郭を観光して六花亭 五稜郭店の喫茶室で休憩、夕方に宝来町の千秋庵総本家で土産を買う。この順番なら市街地の混雑ピークを避けつつ、駐車場に困りません。

注意したいのは、要冷蔵の菓子を車内に長く置かないことです。夏の日中は車内温度がかなり上がるので、チーズ系を買うのは宿へ戻る直前にする。この一手間で、せっかくの菓子を無駄にせずに済みます。

出張・ビジネスなら、駅前と朝の時間帯で完結させる

滞在時間が限られる出張なら、函館駅前だけで完結させるのが正解です。プティ・メルヴィーユ 函館駅前店が8:30から、JR函館駅構内のキングベークナチュラルが7:30から営業しているので、朝の出発前に配り土産をそろえられます。

職場向けにはメルチーズ8個入1,900円、家族向けには函館ラスク600円といった組み合わせが分かりやすいでしょう。どちらも個包装またはひと口サイズなので、配るときに切り分ける手間がありません。

気をつけたいのは、要冷蔵品を持ったまま長時間の移動に入らないこと。新幹線や飛行機の乗り継ぎが長い日は、常温の焼き菓子だけに絞るのが安全です。函館駅前で完結させるなら、移動時間から逆算して品目を決めてしまいましょう。

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まとめ|函館スイーツは「日持ち」から選べば失敗しない

⛄ この記事の結論

函館スイーツは味より先に日持ちで絞ると迷いません。その場で食べる品と持ち帰る品を分けて買いましょう。

✅ 要点チェック
  • 冷蔵8日:チーズオムレット4個入972円
  • 駅前8時半:メルチーズ8個入1,900円
  • 午前必須:アンジェリックは売り切れ終了
  • 店内限定:雪こんチーズは賞味期限2時間
  • 常温土産:山親爺550円・ラスク600円
  • 定休日:水曜・木曜・月曜がばらけている

函館のスイーツは、チーズ系の名店が集まるベイエリアと函館駅前、座って食べられる五稜郭、常温の土産がそろう宝来町・亀田本町の3方向に分かれています。どこから回るかで悩む必要はなく、「その日のうちに食べる品」と「持ち帰る品」を先に決めれば、行くべき店は自然に絞られます

今回紹介した7店は、いずれも公式サイトや函館市の公式観光情報で営業を確認できる店です。価格帯も250円から1,944円までと幅があり、予算に合わせて組み合わせられます。初めての函館なら、まずチーズオムレットかメルチーズのどちらかを押さえておけば、函館らしさは十分伝わるはずです。

最初の一歩としておすすめしたいのは、旅程表を開いて「何曜日に、どのエリアにいるか」を書き出すこと。そのうえで、千秋庵総本家の水曜、六花亭 五稜郭店の木曜、チッチョ パスティッチョの月曜という定休日を突き合わせてください。この作業を5分やるだけで、当日の空振りはほぼ防げます。

そして、要冷蔵の菓子を買うときは店員さんに持ち歩き時間を正確に伝えること。函館は坂と海風の街で、夏でも夜は涼しい一方、日中の車内はかなり暑くなります。買う順番を「常温品が先、冷蔵品が最後」に固定しておけば、宿に着いたときにがっかりすることもありません。

函館は1泊2日でも十分に楽しめる街ですが、スイーツまで丁寧に回ろうとすると意外と時間を使います。全部を欲張らず、2〜3店に絞って納得のいく買い方をするほうが、結果的に記憶に残る旅になります。※営業時間・定休日・価格は変更される場合があるため、お出かけ前に各店の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

北海道・札幌好きのグルメ大好き。グルメ好きだからこそ知っている穴場のお店や、観光では見落としがちなスポットを調査して発信しています。休日はカフェ巡りと温泉が趣味。札幌の四季折々の魅力をお届けします。

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