小樽で食べるものといえば寿司か海鮮丼。そう決めて予定を組んだあとに、「小樽 ラーメン みかん」という検索候補が目に入って手が止まった、という人は多いはずです。観光地図には載っていない、市場の横の小さな店。それなのに、休日には店の外まで人が並びます。
先に結論をお伝えすると、この店の看板は900円の味噌ラーメンで、札幌の「すみれ」の流れをくむ、いわゆる純すみ系の一杯です。魚介系のあっさり醤油が主流の小樽で、ラードの膜が張った濃厚な味噌が出てくる。この「小樽らしくなさ」こそが、地元客と観光客の両方を引き寄せている理由です。
この記事では、らーめん みかんの味の正体と行列の実態、車で行く人が使える駐車場、待ち時間を減らすための時間帯の考え方、そして小樽のほかのラーメン店との使い分けまでを、まとめて整理しました。並ばずに食べたい人向けの「家で食べる」という選択肢も最後に紹介します。
・らーめん みかんの味の系統と、看板メニューの価格
・行列に並ぶ時間を減らすための考え方と、避けたい時間帯
・車・電車・バス、それぞれの行き方と駐車場事情
・小樽のほかのラーメン店との違いと、シーン別の選び分け
小樽のラーメン「みかん」はどんな店?行列が絶えない3つの理由

市場の横に立つ、19席だけの小さな店
らーめん みかんは、小樽市民の台所と呼ばれる南樽市場のすぐ横にあります。観光客が集まる運河や堺町通りからは離れていて、周囲は住宅と商店が混ざった生活圏。看板も派手ではないので、初めて行く人は「本当にここで合っているのか」と一度立ち止まることになります。
店内はカウンター7席、テーブル4席が3卓の合計19席。厨房を囲むように席が配置されていて、中華鍋を振る音と湯切りの音がそのまま届きます。座席数が少ないぶん回転はしますが、それでも昼のピークには外まで列が伸びます。20人並んでいたら、席数から逆算しておよそ1回転分の待ちと考えておくとよいでしょう。
この規模感は、一人客や二人客には向いています。逆に、4人以上のグループで「全員そろって座りたい」となると、待ち時間は一気に伸びます。子ども連れでも入れますが、通路が広い店ではないので、ベビーカーは店の外に置かせてもらうのが現実的です。荷物の多い旅行者は、キャリーケースを車やコインロッカーに預けてから向かうほうがストレスがありません。
南樽市場側から歩くと店の入口が見つけやすく、駐車場からもそのまま向かえます。運河方面から歩いてくると、生活道路に入った瞬間に「この先に行列店があるのか」と不安になりますが、そのまま進んで問題ありません。
看板は味噌ラーメン900円。ラードの膜で最後まで熱い
この店の主役は味噌ラーメンで、価格は900円です。丼が運ばれてきた瞬間に湯気が立たないのが特徴で、これはスープの表面をラードの層が覆っているため。熱が逃げないので、食べ終わる直前までスープは熱いままです。猫舌の人は、最初のひと口で口の中をやけどしないよう、れんげでスープを少し空気にさらしてから運ぶくらいでちょうどいい温度です。
麺は中太のちぢれ麺。濃度のある味噌スープをしっかり持ち上げるタイプで、すすった瞬間にスープごと口に入ってきます。具はチャーシュー、メンマ、ねぎ、もやしといった構成で、味噌の甘じょっぱさとおろし生姜の香りが後から立ち上がるのが、この系統の味わい方です。ボリュームは、成人男性なら「ちょうど満腹」、少食の人には「やや多い」と感じる程度です。
注意しておきたいのは、これはあっさり系のラーメンではないという点です。旅先で朝から海鮮を食べ、昼にこの一杯を選ぶと、夕食まで胃が重いままになる可能性があります。海鮮とセットで組むなら、みかんは初日の昼か、移動日の締めに回すほうが体は楽です。物足りない人向けにはチャーシュー麺(1200円程度・価格は変動の可能性あり)もあります。
メニューは味噌・塩・醤油・昔風の4種類だけ
券売機に並ぶ選択肢は、味噌・塩・醤油・昔風の4種類。トッピングで細かく組み立てるタイプの店ではなく、どれを選ぶかを決めたらあとは待つだけです。初訪問なら味噌一択で構いません。この店が評価されているのは味噌の完成度であって、ほかの3種はいわば「二杯目以降の楽しみ」という位置づけです。
とはいえ、同行者が濃厚な味噌を苦手にしている場合は、あっさり寄りの「昔風」が逃げ道になります。味噌はきついけれど、せっかくだから同じ店で食べたい——という状況で選択肢が残っているのは、グループで訪れるときの安心材料です。塩・醤油も用意されているので、味噌が苦手だからと店ごと諦める必要はありません。
一方で、メニューが少ないということは「迷っている時間がない」ということでもあります。行列の店では、席に着く前に注文を決めておくのがマナーに近い作法です。並んでいる間に何を食べるか決めておく。それだけで、自分も後ろの人も待ち時間が短くなります。
| 住所 | 〒047-0004 北海道小樽市新富町13-13 |
| 電話番号 | 0134-22-1221 |
| アクセス | JR南小樽駅から徒歩約10分(南樽市場のすぐ横) |
| 駐車場 | あり(南樽市場の駐車場と共用) |

「純すみ系」とは何か?札幌の味噌が小樽で食べられる理由
1964年に生まれた一軒から枝分かれした系譜
純すみ系という言葉は、1964年(昭和39年)に札幌市豊平区中の島で創業したラーメン店「純連(すみれ)」をルーツに持つ系統を指します。その後この店は「純連(じゅんれん)」と「すみれ」に分かれ、そこで修業した人たちが各地で店を開いていきました。その系譜に連なる店が、まとめて純すみ系と呼ばれています。
札幌市内には純すみ系を名乗る店が複数あり、味噌ラーメンを語るうえでは外せない存在です。ただ、小樽まで足を延ばすとこの系統の店は一気に減ります。港町である小樽のラーメンは、魚介の出汁を効かせたあっさりした醤油が主流だからです。だからこそ、みかんの一杯は小樽では希少なポジションにあります。
札幌を旅程に組み込んでいる人にとっては、「札幌で純すみ系を食べたから小樽ではいらない」という判断もあり得ます。逆に、札幌に寄らずに新千歳空港から小樽へ直行する行程なら、この一杯で北海道の味噌ラーメンを体験しておく価値は高いはずです。系統を知っておくと、旅程のどこに入れるかを自分で決められます。

札幌で味噌ラーメンを食べるなら、まず名前が挙がるのが「すみれ札幌本店」です。1964年創業の「純連(すみれ)」から始まり、現在の「すみれ」として札幌市豊平区中の…
中華鍋で炒めるから、スープが冷めない
純すみ系の特徴は、調理法にあります。中華鍋でタレ・具材・スープを高温で一気に炒め合わせるため、油と味噌が乳化し、丼の表面にラードの膜ができます。この膜がふたの役割を果たし、外気に触れる面積を減らすことで、スープの温度が下がりにくくなるという仕組みです。
北海道の冬は、店を出て数分で体が冷えます。熱いスープが最後まで熱いというのは、精神論ではなく物理的な設計です。真冬に外で並んでから入る一杯は、この温度設計のありがたみが体で理解できます。逆に夏場は、店内で汗をかく覚悟が要ります。上着を脱げる服装で行くのが正解です。
注意点もあります。油膜があるぶん、飛び跳ねやすいのです。白いシャツやコートで訪れる場合は、紙エプロンの有無を確認するか、麺を高く持ち上げすぎないように食べるほうが安全です。旅行中に衣類を汚すと、その後の予定にまで影響します。ここは実用的な話として押さえておいてください。
実は、この味は「小樽らしくない」からこそ強い
意外と知られていませんが、みかんが支持されている理由は「小樽で一番おいしいから」だけではありません。小樽のラーメンの主流とは違う味だから、旅程のなかで重複しないのです。小樽の食事は寿司・海鮮丼・あんかけ焼きそばと、あっさり寄りか和寄りに偏りがちです。そこに濃厚な味噌が一枚入ると、旅全体の食事の起伏がはっきりします。
そのため、「小樽で最も評価の高いラーメンはどこか」という問いと、「今回の旅でみかんに行くべきか」という問いは、答えが別になります。あっさりした小樽らしい一杯を求めているなら、後述する別の店のほうが満足度は高くなります。何を食べたいかではなく、旅程のどこに何を入れるかで決めるのが失敗しないやり方です。
この視点は、リピーターにも使えます。前回あっさり系を食べたなら今回は味噌、という組み立て方をすると、小樽のラーメン店を何度でも新鮮に回れます。人気店を順番に潰していくより、系統で選ぶほうが満足度は安定します。
並ぶ時間を減らすには、何時に向かえばいい?

ピークを外すという発想がすべて
この店は昼を中心とした営業で、夜遅くまでやっている店ではありません。つまり、営業している時間帯そのものが短く、そこに客が集中します。行列を短くしたいなら、正午前後を避けるという一点に尽きます。開店直後に並ぶか、昼のピークが引いた午後の時間帯を狙うか。この2択が現実的です。
開店直後は、地元客と「並ぶ覚悟で来た観光客」が重なるため、最初の列そのものは長くなりがちです。ただし回転は速く、待ちの見通しが立ちやすいという利点があります。一方で午後の時間帯は列が短くなる代わりに、スープがなくなって終了するリスクを背負うことになります。どちらを取るかは、その日の予定の余裕次第です。
旅行者にとって一番危ないのは、「観光を先に済ませてから遅めの昼にしよう」という組み立てです。小樽の運河や堺町通りは歩くと時間が溶けます。写真を撮っているうちに予定が後ろにずれ、着いたころには売り切れ、という流れが起こりやすい。ラーメンを目的に据えるなら、観光より先に食事を入れるほうが確実です。
原因は、夜も営業していると思い込んだまま観光を先に入れてしまうこと。対策は、この店を「昼に食べる店」として旅程に固定し、しかもスープがなくなり次第終了することを前提に、早い時間に組み込むことです。営業時間・定休日は変わることがあるため、当日に店へ電話で確認しておくと確実です。
スープ切れで早じまいすることがある
スープがなくなり次第終了、という営業スタイルは、行列店ではめずらしくありません。ただし旅行者にとっては、これが最大の落とし穴になります。「営業時間内に着いたのに閉まっていた」という事態が普通に起こるからです。とくに連休や週末は、通常より早く終わる可能性を織り込んでおく必要があります。
対策は単純で、第一候補が閉まっていた場合の第二候補をあらかじめ決めておくことです。小樽市内には、あとで紹介する実力店が複数あります。「みかんがダメならここ」と決めておけば、当日に検索し直して立ち尽くす時間がなくなります。旅程を守るというのは、代替案を持っておくことと同義です。
また、悪天候の日はチャンスでもあります。雪や雨の日は観光客の動きが鈍り、行列が短くなる傾向があります。北海道の冬に小樽を訪れるなら、天気が崩れた日をこの店に当てるという組み方は、実用的なテクニックです。
営業時間と定休日は、必ず当日に確認する
らーめん みかんには公式サイトがなく、グルメサイトやブログによって掲載されている営業時間・定休日が食い違っています。この記事であえて具体的な時刻や曜日を書いていないのは、間違った情報で読者の旅程を壊したくないからです。訪問前に店へ直接電話で確認する。これが最も確実な方法です。
電話番号は、この記事の店舗情報カードに記載しています。旅行前日の営業時間内にかけておけば、臨時休業や短縮営業の有無もその場でわかります。とくに年末年始やお盆は変則的な営業になりやすいので、ここを飛ばして現地に向かうのはおすすめできません。
車・電車・バス、どの行き方がいちばん楽か
車なら南樽市場の無料駐車場が使える
結論から言うと、車で行くのが最も楽です。店は南樽市場のすぐ横にあり、市場の駐車場を利用できます。南樽市場には無料駐車場50台分が用意されているため、都心部のコインパーキングを探し回る必要がありません。札幌方面からは高速道路を使えば30分、一般道でも45分ほどの距離です。
ただし、駐車場は市場の買い物客と共用です。市場が混み合う時間帯は空きが減るので、駐車場に入れないこともあります。また、市場を利用しないのに長時間停めっぱなしにするのは避けるべきです。ラーメンを食べたあとに市場で買い物をする、という順番にしておけば、気持ちよく利用できます。
冬期は、除雪の状況によって停められる台数が減ります。雪道の運転に慣れていない人が無理に車で向かうより、札幌からJRで移動して駅から歩くほうが安全な日もあります。レンタカーの旅程を組むときは、冬の小樽は「駐車できる前提で計画しない」くらいの余裕を持っておくと安心です。
みかんは小樽駅からは離れています。徒歩で向かうなら小樽駅ではなく南小樽駅が最寄りです。小樽駅で降りて歩き出すと想定外の距離を歩くことになるので、乗車前に降車駅を確認しておいてください。
電車なら南小樽駅、バスなら奥沢口が近い
JRを使う場合、最寄り駅はJR南小樽駅で、店までは徒歩約10分です。小樽駅からではなく南小樽駅から歩く、という点だけ間違えなければ、迷う要素の少ない道のりです。運河や堺町通りの観光を終えてから向かう場合は、堺町通りを南小樽駅方向に抜けていくと自然な動線になります。
バスを使う場合は、中央バスの「奥沢口」が近く、南樽市場までは徒歩1分です。荷物が多い人や、冬の歩道が滑る時期は、バスを選ぶと負担が小さくなります。札幌から高速バスで小樽入りする旅程なら、市内バスに乗り換えるルートも検討する価値があります。
注意点は、南小樽駅も奥沢口も、観光の中心地からは少し外れているということです。「ついでに寄る」立地ではないので、この店に行くと決めたら、往復の時間を旅程に確保しておく必要があります。片道10分歩くということは、往復と待ち時間を含めて1時間前後は見ておく、ということです。
市場とセットにすると、移動が一度で済む
せっかく市場の横まで来るのですから、南樽市場に立ち寄らない手はありません。営業時間は9:00~18:00で、定休日は日曜日。ただし商品がなくなり次第、早めに閉める店もあります。鮮魚店、海産物店、青果店、精肉店、惣菜店、食堂が並ぶ、地元の人が普段使いする市場です。
観光客向けの市場と違って、値段の付き方も並んでいる商品も生活寄りです。お土産用に整えられた箱物より、その日に上がったものを見たい人には向いています。市場の詳細や営業日は南樽市場の公式サイトで確認できます。
注意したいのは日曜日です。市場が休みの日は駐車場の使い方も変わる可能性があり、周辺の雰囲気も静かになります。「市場も見たい」という人は、日曜以外に予定を組むほうが目的を一度に達成できます。逆に、市場に用がなく駐車だけしたい日曜は、かえって停めやすいこともあります。
| 住所 | 〒047-0004 北海道小樽市新富町12番1号 |
| 電話番号 | 0134-23-0722 |
| 営業時間 | 9:00~18:00(商品がなくなり次第終了する店舗あり) |
| 定休日 | 日曜日 |
| アクセス | JR南小樽駅から徒歩5分/中央バス「奥沢口」から徒歩1分 |
| 駐車場 | 無料駐車場50台 |
| 公式サイト | 公式サイト |
みかんだけじゃない、小樽のラーメン実力店3軒
らーめん初代 小樽本店:9日間寝かせた麺で食べる熟成醤油
小樽のラーメンを語るときに外せないのが、らーめん初代 小樽本店です。看板は醤油らーめんで、スープ追ダシ製法と、約9日間寝かせた超熟成麺を組み合わせています。価格は醤油らーめんで1030円程度(変動の可能性あり)。営業時間は11:00~19:00で、15:00~17:00の間に1時間の休憩が入り、スープがなくなり次第終了します。定休日は火曜日です。
席はカウンター12席とボックス席18席の構成で、みかんより収容力があります。家族連れやグループで小樽のラーメンを食べたいなら、こちらのほうが席の確保はしやすいでしょう。駐車場も店舗入口と店舗裏にあるため、車移動の旅程に組み込みやすい店です。
注意点は、休憩時間があることです。「昼を食べ損ねたから15時に行こう」と考えると、ちょうど休憩に当たる可能性があります。詳しいメニューや営業状況はらーめん初代の公式サイトで確認できます。あっさりめの醤油を求めている人には、みかんよりこちらが合います。
| 住所 | 〒047-0015 北海道小樽市住吉町14番8号 |
| 電話番号 | 0134-33-2626 |
| 営業時間 | 11:00~19:00(15:00~17:00の間に1時間の休憩あり/スープがなくなり次第終了) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 駐車場 | あり(店舗入口と店舗裏) |
| 公式サイト | 公式サイト |
自然派ラーメン処 麻ほろ 小樽本店:無化調の一杯と、500円の朝ラーメン
小樽駅から徒歩約6分の麻ほろは、化学調味料・天然調味料を使わず、卵不使用の自家製麺を使うことで知られる店です。あっさり/こってりの醤油・塩・味噌に加え、小樽ラーメンや生姜ラーメンといった選択肢があり、系統の幅が広いのが特徴です。無料駐車場が8台分あるので、車でも寄れます。
この店が旅程に効いてくるのは、朝です。週末を中心に早朝営業があり、立ち食い形式で「お婆ちゃんの醤油ラーメン」を500円程度で出しています。朝の便で北海道に入って小樽から回る人や、朝市を見たあとに軽く食べたい人にはちょうどいい選択肢です。夜に濃厚な味噌を食べる予定なら、朝はこちらであっさり入るという組み方もできます。
注意点は、早朝営業の実施日が変わる可能性があることです。朝ラーメン目当てで向かうなら、事前に電話で確認しておくのが確実です。また立ち食い形式のため、ゆっくり座って食べたい人や小さな子ども連れには向きません。昼の通常営業を狙うほうが無難です。
| 住所 | 北海道小樽市色内1-7-7 |
| 電話番号 | 0134-32-0140 |
| アクセス | JR小樽駅から徒歩約6分 |
| 駐車場 | あり(無料8台) |
ら~めん渡海家:小樽駅から徒歩2分、カウンター16席の醤油
電車旅の人にとって使いやすいのが、ら~めん渡海家です。JR小樽駅から徒歩約2分という立地で、2003年から続く店。全16席のカウンターのみという構成で、ジャズが流れる店内は一人客でも入りやすい雰囲気です。看板は醤油らーめんで、フレンチ仕込みと紹介されることのある作りをしています。
駅から近いというのは、旅程の最後に組み込めるということです。帰りの列車まで時間が中途半端に余った、というときに歩いて行ける距離にあります。車の場合も、向かいの契約駐車場で2時間分の無料券が用意されているため、駅前で駐車場に悩む必要がありません。
注意点は、カウンターのみで席数が限られることです。グループでの利用や、テーブルでゆっくり話しながら食べたい場面には向きません。また営業時間は変更されることがあるため、訪問前に電話で確認しておくと確実です。
| 住所 | 〒047-0032 北海道小樽市稲穂3-7-14 |
| 電話番号 | 0134-24-6255 |
| アクセス | JR小樽駅から徒歩約2分 |
| 駐車場 | あり(向かいの契約駐車場に2時間無料券) |
| 比較項目 | らーめん みかん | らーめん初代 小樽本店 | 麻ほろ 小樽本店 | ら~めん渡海家 |
|---|---|---|---|---|
| 味の系統 | 濃厚味噌 (純すみ系) |
熟成醤油 | 無化調 あっさり〜こってり |
醤油 |
| 最寄り駅と距離 | 南小樽駅 徒歩約10分 |
住吉町エリア (車向き) |
小樽駅 徒歩約6分 |
小樽駅 徒歩約2分 |
| 駐車場 | 市場と共用 | 入口・店舗裏 | 無料8台 | 契約駐車場 (無料券あり) |
| 席の構成 | 19席 | カウンター12席 ボックス18席 |
通常席+ 立ち食い(朝) |
カウンター16席 |
| グループ向き | △ | ○ | △ | × |
※さっぽろノート調べ。各店の公開情報をもとに整理したもので、営業状況は変わることがあります。

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誰と行くかで正解は変わる。シーン別の選び分け
一人旅・出張なら、待ち時間を許容できるかで決める
一人であれば、みかんの19席という規模はむしろ有利に働きます。カウンターが空けば1席から案内されるため、グループより早く入れるケースがあるからです。時間に余裕がある一人旅なら、迷わずみかんを第一候補にしていいでしょう。900円で北海道の味噌ラーメンを体験できるという意味でも、費用対効果は高い部類です。
一方、出張で移動時間が読めない場合は、駅近の渡海家のほうが合理的です。小樽駅から徒歩約2分なら、列車の時刻ぎりぎりまで粘れます。カウンターのみという構成も、一人客にとっては入りやすさに直結します。「食べられるかどうか」を運任せにしないという意味では、駅近を選ぶのが正解です。
注意点として、一人でも土日の昼のピークは避けてください。一人客が有利になるのは、あくまで席の埋まり方の話であって、列の先頭に割り込めるわけではありません。並ぶ時間そのものは全員に等しくかかります。
家族・子ども連れなら、席数と滞在時間を優先する
子ども連れであれば、席数に余裕があるらーめん初代 小樽本店が現実的です。カウンター12席に加えてボックス席が18席あるため、並んで座れる可能性が高くなります。駐車場が店舗の入口と裏にあるのも、ベビーカーや荷物がある家庭にはありがたい条件です。
みかんも子ども連れで利用できますが、19席で行列がある状況を考えると、待ち時間に子どもが飽きてしまうリスクを見ておく必要があります。どうしてもみかんに行きたい場合は、開店直後を狙い、待つ場所を車の中にできる状態にしておくと負担が減ります。
味の面でも、純すみ系の濃厚な味噌は小さな子どもには重い場合があります。同じ店で味噌以外の3種類が選べるとはいえ、家族全員の満足度で考えるなら、選択肢が広い店を選ぶほうが失敗が少なくなります。
| みかんを選ぶメリット | みかんを選ぶデメリット |
|---|---|
| 小樽では希少な純すみ系の味噌が食べられる 900円と価格が明快で、迷う要素が少ない 南樽市場の駐車場が使えて車で寄りやすい 市場での買い物と一度の移動でまとめられる | 19席で行列ができやすく、待ち時間が読めない 昼中心の営業でスープ切れ終了のリスクがある 観光の中心地から離れていて「ついで」に寄れない キャッシュレス決済に対応していない |
観光の合間に短時間で済ませたいなら、駅近を選ぶ
運河や堺町通りの観光をメインに据えている人が、無理にみかんへ向かうと旅程が崩れます。往復の移動と待ち時間で1時間以上を使う可能性があるからです。観光を優先するなら、小樽駅から徒歩約2分の渡海家か、徒歩約6分の麻ほろのほうが時間の計算が立ちます。
逆に「今回はラーメンが目的」と決めているなら、観光の予定を削ってでもみかんを先に入れるべきです。目的が食事なのか観光なのかを最初に決めてしまえば、当日に迷う時間がなくなります。旅程の失敗の多くは、この優先順位を決めないまま出発することから始まります。
らーめん みかんはクレジットカード・電子マネー・QRコード決済のいずれにも対応していません。キャッシュレス中心で旅行している人ほど、財布に現金が入っていない事態が起こります。対策は、小樽に着いた時点で人数分の食事代を現金で用意しておくこと。行列に並んでから引き返すのは、時間の損失が大きすぎます。

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並べなかった日のために。家で味わうという選択肢
マルちゃんから出ているチルド麺という保険
実は、この店の味噌ラーメンは、家庭でも作れます。東洋水産(マルちゃん)が店とのコラボレーション商品として、チルド麺「マルちゃん 小樽「らーめん みかん」濃厚味噌ラーメン 2人前」を発売しているためです。希望小売価格は505円(税抜き)、内容量は340g(めん110g×2)で、発売日は2024年8月19日。詳細は東洋水産のニュースリリースに掲載されています。
スープは2種類の北海道醸造の味噌をベースに、たまねぎの旨みと香辛料を利かせた濃厚味噌ラーメンスープ。麺は強いコシときれいな黄色味が特長の、程よくちぢれた中太麺です。店の一杯そのものではありませんが、あの系統の味を家で再現するには十分な内容です。
この商品が旅程で効いてくるのは、「並べなかったとき」です。行列が長すぎた、スープ切れだった、定休日だった——そんな日でも、スーパーに寄れば同じ名前の味噌ラーメンを持ち帰れます。旅先での失敗を、お土産に変換できると考えると気が楽になります。
売っているのは北海道地区。買うタイミングに注意
注意点は、発売地区が北海道地区であることです。販売ルートは量販店や一般小売店などとされているため、北海道内のスーパーで探すのが基本になります。本州へ帰ってから買い足すという前提では動かないほうがいいでしょう。
そしてチルド麺である以上、常温で長時間持ち歩くことはできません。空港へ向かう直前や、帰宅日の朝に買うのが現実的です。保冷バッグや保冷剤を用意しておくと安心できます。旅の初日に買って車のトランクに入れっぱなし、という買い方は避けてください。
チルド麺は要冷蔵の商品です。取り扱いのある店舗や在庫状況は時期によって変わるため、「必ず買える」と決め打ちして旅程を組むのは避けてください。見つけたときに買う、が正解です。
ふるさと納税の返礼品としても扱われている
もうひとつの入手経路が、ふるさと納税です。小樽市への寄附に対する返礼品として、このチルド麺が取り扱われています。北海道に行く予定がすぐにない人や、まとめて手に入れたい人にとっては、こちらのほうが現実的な選択肢になります。
使い方としては、贈答にも向いています。「小樽の行列店の味」という文脈があるぶん、市販のラーメンギフトより話題になりやすいからです。北海道旅行から帰ったあと、一緒に行けなかった家族に送るという使い方もできます。
注意点は、返礼品の内容や在庫が時期によって変わることです。取り扱いが終了している場合もあるため、申し込み前に自治体のふるさと納税ページで最新の状況を確認してください。旅行の思い出を延長する手段として、頭の片隅に置いておくといい選択肢です。
道内のスーパーでは、チルド麺のコーナーに札幌の有名店シリーズと並んで置かれていることが多いです。「小樽」の文字を探すと見つけやすくなります。買い物のついでに一度、棚を覗いてみてください。
まとめ:小樽でみかんの味噌を食べるために覚えておくこと
まず決めるべきは、今回の小樽旅で「ラーメンを主役にするかどうか」です。主役にするなら、観光より先にみかんを組み込み、開店前後に到着できるよう逆算してください。観光が主役なら、小樽駅から歩ける渡海家や麻ほろに切り替えたほうが、一日の満足度は上がります。どちらにしても、現金を用意して、当日の営業状況を電話で確かめる。この2つを済ませておけば、現地で慌てることはほとんどなくなります。
※営業時間・定休日・価格は変更されることがあります。訪問前に各店へご確認ください。

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