すすきので「おたる亭」を検索すると、本店・すすきのビル店・別亭・出前寿司と似た名前の店がずらりと並んで、結局どこを予約すればいいのか分からなくなります。同じ看板なのに、コースの価格帯も席の作りも営業時間もそれぞれ違うので、名前だけで選ぶと当日になって「思っていた店と違う」となりがちです。
結論から言うと、おたる亭はすすきのに4つの業態を構える寿し居酒屋グループで、選び方はシンプルです。カウンターで寿司会席を味わいたいなら本店、駅直結でわいわい飲みたいならすすきのビル店、20名を超える宴会なら別亭、ホテルや自宅で食べたいなら出前寿司。この4択さえ頭に入っていれば迷いません。
この記事では、4店それぞれの価格帯・席数・営業時間の違いを一覧で整理したうえで、単品メニューの選び方、予約でつまずきやすい落とし穴、シーン別の使い分けまでまとめました。札幌出張の会食から家族の集まりまで、自分の用途にどの店が合うかが読み終わる頃には決まっているはずです。
・おたる亭4業態(本店・すすきのビル店・別亭・出前寿司)の違いと選び分け
・各店のコース価格帯と席数・個室の規模
・単品メニューの相場と、頼んでおきたい定番
・営業時間・定休日でつまずきやすい落とし穴と回避法
おたる亭はすすきので4つの顔を持つ寿し居酒屋

同じ看板なのに中身が違う。まずは4業態の地図を頭に入れる
おたる亭は、すすきの中心部に4つの業態を展開する寿し居酒屋グループです。おたる亭グループの公式サイトに並んでいるのは、寿司・道産料理を出す本店、海鮮寿司居酒屋のすすきのビル店、予約宴会専門のおたる別亭 宴会処、そしてテイクアウト・デリバリー専門のおたる亭 出前寿司の4つ。名前が似ているぶん混同されやすいのですが、実際は「静かに握りを味わう店」「大人数で盛り上がる店」「宴会だけを引き受ける店」「持ち帰る店」と役割がはっきり分かれています。
使い分けの目安は人数です。1〜4名の会食なら本店、4〜10名の飲み会ならすすきのビル店、20名を超える宴会なら別亭、部屋で食べたいなら出前寿司。この順番で考えると、ほぼ外しません。逆に、10名の飲み会をカウンター主体の本店で組もうとすると個室の選択肢が絞られますし、4名の食事に116名まで入る別亭を選ぶ理由もありません。
注意点として、4店は営業時間も定休日もバラバラです。とくに本店は日曜と祝日が休み、出前寿司は週の前半が定休日という変則的な設定になっています。「おたる亭は年中無休」という思い込みで日曜に予約しようとすると足元をすくわれるので、店ごとに確認する癖をつけてください。
4店とも地下鉄すすきの駅から徒歩1分圏という強み
おたる亭を選ぶ実利的な理由のひとつが、立地の集中です。本店はすすきの駅から徒歩1分(地下鉄南北線すすきの駅1番出口から南方向)、すすきのビル店は地下鉄南北線すすきの駅4番出口直結(すすきの駅から徒歩1分)、別亭もすすきの駅徒歩1分。3店が駅を中心とした半径数十メートルの範囲に収まっています。札幌の冬は路面が凍り、革靴での移動が想像以上に消耗するので、この「駅から1分」は数字以上の価値があります。
とくにすすきのビル店は駅直結なので、吹雪の日でもほぼ外気に触れずにたどり着けます。出張で夕方の会議が長引き、外は横殴りの雪、という札幌あるあるの状況でも、コートを濡らさずに席へ着けるのは大きい。逆に出前寿司だけは離れた場所にあり、市電山鼻線 東本願寺前駅 徒歩1分の立地です。ここは食べに行く店ではなく、届けてもらう・受け取る拠点だと理解しておきましょう。
気をつけたいのは、すすきの交差点周辺はビルが密集していて、同じ「南4条西3丁目」でも建物が違うと入口がまったく別だという点です。おたる亭本店はニュー北星ビル、すすきのビル店はすすきのビル。名前が近いので、待ち合わせのときは店名だけでなくビル名まで伝えるとトラブルになりません。

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個室の名前が全部「小樽」なのを知っていますか
おたる亭本店の個室には、色内・蘭島・忍路・祝津・朝里・塩谷・銭函・奥沢という名前がついています。どれも小樽市内の地名です。忍路(おしょろ)、祝津(しゅくつ)、銭函(ぜにばこ)あたりは道外の人には読みづらいと思いますが、これらは小樽の海沿いや旧市街に実在する地区名。店名の「おたる」と合わせて、小樽の海の幸を札幌で出すという店のコンセプトが部屋名にまで貫かれているわけです。
実用面でも、この個室名は覚えておくと便利です。おたる亭本店の公式サイトによると、色内と蘭島が4名、忍路・祝津・塩谷・銭函が8名前後、朝里が10名、奥沢は8名の部屋が3つという構成。予約時に「8名で個室希望」と伝えるより「祝津くらいの広さで」と言えたほうが、店側もイメージを合わせやすくなります。
ただし個室は数が限られるため、金曜夜や年末の繁忙期は早い者勝ちです。人数が読めないからと予約を後回しにすると、カウンターかホール席しか残っていないという事態になります。人数が確定していなくても、まず部屋を押さえて後から人数を調整するほうが確実です。
どの店を選ぶ?4業態の早見表
4店の性格を一枚にまとめました。価格帯は各店で公表されているコース料金をもとにした、さっぽろノート調べの整理です。
| 比較項目 | 本店 | すすきのビル店 | 別亭 宴会処 |
|---|---|---|---|
| 得意な人数 | 1〜32名 | 1〜60名 | 12〜116名 |
| コース下限 | 5,500円 | 6,000円 | 6,000円 |
| 総席数 | 88席 | 140席 | 130席 |
| カウンター | 10席 | 14席 | × |
| 定休日 | 日曜・祝日 | 年中無休 | 年中無休 |

この表を見ると、価格の下限はどの店も似た水準で、差が出るのは「人数」と「席の作り」だと分かります。つまり予算で店を選ぶより、集まる人数と席の形で選ぶほうが失敗しません。カウンターで職人と会話しながら握りを受け取りたいのか、掘りごたつでジンギスカン鉄板焼きを囲みたいのかで、行くべき店は自動的に決まります。
駅直結4階、140席の店で何ができるのか
地下鉄4番出口直結という反則級の立地
おたる亭 すすきのビル店は、地下鉄南北線すすきの駅4番出口直結(すすきの駅から徒歩1分)のすすきのビル4階にあります。すすきの交差点の顔でもあるニッカの看板が掲げられたビル、と言えば札幌の人ならすぐ分かる場所です。地下改札から階段を上がってすぐエレベーターに乗れるので、真冬でも外を歩く時間がほぼゼロ。雪道に不慣れな道外の人を案内するときに、これほど説明が楽な店はそう多くありません。
店内は総席数140席とかなりの規模ですが、モダンな和の内装でまとめられていて、居酒屋にありがちな騒がしさ一辺倒にはなっていません。カウンターは1名×14席あり、一人で立ち寄って握りをつまむこともできます。テーブル席は4名×6席と6名×1席、さらに小個室が「春」「夏」「秋」「冬」の4部屋(6〜10名)用意されています。
使い方としては、出張初日の夜に同僚と数人で入る、観光で夜の予定が決まっていない日にとりあえず飛び込む、といったシーンに向きます。注意点は、駅直結ゆえに金曜夜と連休前は席が埋まりやすいこと。時間指定なしのふらり訪問なら、17時台の早い時間か、逆に20時以降に狙いを絞るとスムーズです。
6,000円コースに「おかわり寿司」を足すかどうかが分かれ道
すすきのビル店の公式サイトによると、この店の看板は飲み放題付コース(全8品)6,000円。そしてこの店ならではの仕組みが、コースに1,000円を追加すると寿司をおかわりできるという設定です。職人が店内で握る寿司が食べ足りない、という不満をそのまま解消してくれる仕掛けで、寿司目当てで来たなら追加しない手はありません。
上の価格帯にも選択肢があり、お祝いコース(飲み放題付)7,000円、飲み放題付の上位コース(全8品)8,000円、120分飲み放題付コース(全9品)10,000円、蟹コース(飲み放題付・全9品)12,000円といったラインが用意されています。これらはネット予約サイトの掲載情報にもとづく金額のため、実際に申し込む際は最新のプラン内容を確認してください。
選び方の目安はこうです。社内の慰労会や友人同士なら6,000円コースに1,000円追加、取引先を交えるなら8,000円前後、蟹を主役に据えて「北海道に来た感」を出したいなら12,000円帯。予算を上げるほど品数より素材のグレードが上がっていくので、同僚とワリカンする飲み会でむやみに上位コースを選ぶ必要はありません。
個室「春夏秋冬」と最大60名の宴会場をどう使い分ける
すすきのビル店には、6〜10名の小個室が4部屋(春・夏・秋・冬)と、宴会場【西】【中】【東】の3室があります。宴会場は各20名で、3室をつなげると着席60名まで対応可能。つまり「10名前後の部署飲み」から「50名規模の忘年会」まで、1店舗で受けられる構造になっています。
実務的に便利なのは、幹事が人数の増減に対応しやすい点です。20名で押さえておいて直前に25名になっても、隣室を開けて調整できる余地があります。逆に人数が減ったときも、大部屋にポツポツ座る寂しい状態を避けやすい。幹事経験がある人ほど、この可変性のありがたみが分かるはずです。
注意点は、宴会場は人気の日程から埋まること。12月の金曜夜などは、11月の時点で主要な枠が押さえられていることも珍しくありません。また、60名規模で使う場合は料理の提供にも時間がかかるため、開始時刻と終了時刻を幹事側で明確に切っておくと進行が崩れません。乾杯の時間を19時ちょうどにするなら、集合は18時40分に設定しておくくらいが現実的です。
すすきのビル店には北海道と全国の地酒が20種類以上そろっています。北海道の酒は淡麗でキレのあるタイプが多く、脂の乗った道産の魚と合わせても口の中が重くなりません。何を頼むか決められないときは、その日に冷えている道産酒を1杯目に選ぶと、刺身との相性で外しにくくなります。
日曜だけ30分早く閉まる、という小さな落とし穴
営業時間は月〜土 17:00〜22:30(L.O.22:00)、日 17:00〜22:00(L.O.21:30)。定休日は年中無休(年末年始を除く)です。見落としがちなのが、日曜だけ閉店とラストオーダーが30分ずつ早いという点。日曜の夜、20時過ぎに「まだ2時間ある」と思って店に向かうと、実際には1時間半しか残っていません。
もうひとつ、開店が17時である点も要注意です。すすきのは夜の街なので昼営業がない店が多く、おたる亭 すすきのビル店も夕方からのスタート。札幌観光で「昼に寿司を食べたい」という人がここを目指すと空振りします。昼の寿司はまた別の店を当たるのが正解です。
使い方としては、日曜に利用するなら19時までには入店し、21時台に締めるつもりで組み立てるのが安全。月曜からの仕事に響かせたくない出張者にとっては、むしろちょうどいい閉店時刻とも言えます。深夜まで飲みたい日は、2軒目をすすきの周辺で確保しておけば問題ありません。
| 住所 | 北海道札幌市中央区南4条西3丁目 すすきのビル4F |
| 電話番号 | 011-533-1000 |
| 営業時間 | 月〜土 17:00〜22:30(L.O.22:00)、日 17:00〜22:00(L.O.21:30) |
| 定休日 | 年中無休(年末年始を除く) |
| アクセス | 地下鉄南北線すすきの駅4番出口直結(すすきの駅から徒歩1分) |
| 公式サイト | 公式サイト |
接待で外したくない夜に選ぶべきはどっちか

5,500円から20,000円まで、コースの階段が細かい
おたる亭本店は、コースの刻みが細かいのが特徴です。料理のみコース5,500円を起点に、寿司6貫コース7,500円、カウンター限定寿司会席コース7,500円、和牛ステーキとズワイ刺コース9,500円、キンキ煮付けとタラバ刺しコース12,500円、おたる亭寿司会席コース12,500円、本たらば天麩羅コース15,000円と続きます。さらに上には北海道カニづくしコース17,500円、プレミアムキンキ会席コース17,500円、厳選食材コース20,000円が控えています。
飲み物は全コース共通の飲み放題オプション2,500円を足す形。料理の金額と飲み放題を分けて考えられるので、「料理はしっかり、酒は控えめ」という会にも合わせやすい設計です。接待では料理9,500円+飲み放題2,500円、といった組み方をすると予算の説明もしやすくなります。
選び方の軸はシンプルで、相手が道外の人なら「北海道でしか出会いにくい素材」が入る帯を選ぶこと。キンキやタラバ、ズワイは道外の店で頼むと相応の値段になりますから、12,500円帯以上を選ぶと満足度が跳ね上がります。逆に社内の打ち上げなら5,500円帯で十分。注意点として、上位コースほど食べ切るのに時間がかかるので、2時間枠の会では品数の多いコースを避けたほうが進行が楽です。
カウンター10席という「静かな選択肢」
本店のカウンターは1名×10席。総席数88席のうち、この10席だけが職人の手元を眺めながら食べられる特等席です。カウンター限定寿司会席コース7,500円という設定があるとおり、この席は明確に「握りを味わうための席」として位置づけられています。
さらに面白いのが、20時以降限定のカウンターつまみ寿司コース8,000円。地酒の飲み放題が付く構成で、遅い時間からゆっくり飲みたい人向けの枠です。会食の1軒目が早く終わってしまった夜や、出張先で一人の時間を持て余した夜に、この枠は使い勝手があります。ホテルの部屋に戻ってコンビニの酒を飲むより、ずっと札幌らしい夜になります。
使い方の場面としては、一人旅、出張の最終日、記念日のふたり客あたりがはまります。注意点は席数が10しかないこと。カウンター貸切も10名まで可能とされているため、貸切が入っている日は一人客が座れません。カウンター狙いなら、当日ふらりではなく前日までに電話で空きを確認しておくのが確実です。

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4名から32名まで。個室の刻みが会食の設計を助ける
本店の個室は4名〜32名に対応します。前述のとおり色内・蘭島が4名、忍路・祝津・塩谷・銭函が8名前後、朝里が10名、奥沢は8名の部屋を3つ並べる構成。塩谷は8名+4名+4名という分割もでき、部屋の組み替えで人数の幅を吸収する作りになっています。
接待で効いてくるのは4名の個室です。取引先2名+自社2名という日本の会食で最も多い組み合わせに、ぴたりとはまるサイズ。大きすぎる部屋に4人で通されると声が散って会話が続きにくくなりますが、4名個室なら距離が近く、料理の説明も自然に耳に入ります。
一方で、10名を超える会をこの店で組む場合は部屋の選択肢が絞られるため、早めの相談が必要です。人数が12名を超えるなら、最初から宴会専門の別亭を検討したほうがスムーズなことも多い。同じグループ内で振り分けてもらえるので、「本店で予約したいが人数が読めない」と正直に伝えてしまうのが結局いちばん早い方法です。
失敗パターン①:日曜の接待を本店で組んでしまう。おたる亭本店の定休日は日曜、祝日です。営業時間は17:00〜22:00。日曜到着の出張者を初日の夜に本店へ案内しようとすると、そもそも店が開いていません。原因は「グループ全体が年中無休だろう」という思い込み。対策は、日曜・祝日にかかる会食は年中無休のすすきのビル店か別亭に振り替えること。土曜も営業しているので、週末利用なら土曜に寄せるのも手です。
| 住所 | 北海道札幌市中央区南4条西3丁目 ニュー北星ビル9F |
| 電話番号 | 011-241-6200 |
| 営業時間 | 17:00〜22:00 |
| 定休日 | 日曜、祝日 |
| アクセス | すすきの駅から徒歩1分(地下鉄南北線すすきの駅1番出口から南方向) |
| 公式サイト | 公式サイト |
大人数の宴会を1軒で完結させたいなら
最大116名。すすきので「部屋が足りない」を解決する場所
おたる別亭 宴会処は、その名のとおり宴会専門の店です。大宴会場は最大116名収容。宴会場は手宮(最大26名)、築港(最大30名)、入船(最大30名)、花園(最大48名)の4室に分かれ、個室「小樽」は12名まで。総席数は130席です。部屋名がやはり小樽の地名で統一されているのが、グループらしいところです。
すすきの周辺で100名規模の会場を探すと、ホテルの宴会場かビアホールに選択肢が寄りがちですが、別亭は「寿し・道産和食」の路線を保ったまま大人数を受けられます。全国から人が集まる会で北海道らしい料理を出したい、けれどホテルの立食では味気ない、という場面にはまる存在です。
注意点は、宴会コースが完全予約制で、少人数の飛び込み利用を想定した店ではないこと。「今日これから4人で」といった使い方はできません。逆に言えば、幹事として押さえておくべきは、すすきので30名以上の席を探すときに真っ先に問い合わせる先がここだ、という一点です。
会席6,000円から蟹コース23,000円まで。予算の振れ幅が広い
おたる別亭 宴会処の公式サイトによると、コースは会席コース6,000円〜10,000円、道産コース12,000円、蟹コース18,000円〜23,000円という構成です。さらにお子様コースが1,500円〜2,500円で用意されています。ネット予約サイトの掲載では、20:30以降の2次会プラン(飲み放題付)3,500円という枠も紹介されています。
この価格帯の広さは、幹事にとって実務的な武器になります。同じ会場で、部署の忘年会は会席6,000円、役員を交えた会は道産コース12,000円、道外からの来賓をもてなす会は蟹コース、と使い分けができるからです。会場を覚えてもらったうえで料理だけ変えられるのは、毎年幹事をやる人にとってありがたい仕組みです。
選ぶ際の注意は、蟹コースの上限23,000円は一人あたりの金額だという点。30名で組めば総額は相応になりますから、稟議が必要な会では早めに見積もりを取っておきましょう。逆にお子様コース1,500円〜2,500円があるおかげで、法事や親族の集まりのように子どもが混ざる会でも一律料金にせずに済みます。
「2日前まで」を守れるかどうかで幹事の難易度が変わる
別亭は予約制営業のため、公式サイトでも2日前までの予約が案内されています。営業時間は12:00〜22:00(予約により変動あり)、定休日は年中無休。昼から夜まで枠があるのは、昼の法要後の会食や、日中の懇親会にも対応できるということです。
この「2日前まで」は、大人数の料理を仕込む店としては当然のルールですが、幹事側から見ると締切が前倒しになることを意味します。参加人数の最終確認を開催3日前に設定しておかないと、店への連絡が間に合いません。社内の宴会でよくある「前日にまだ人数が固まっていない」という状態は、この店では通用しないと考えておきましょう。
実務的なコツは、少し多めの人数で押さえておくこと。減る方向の調整は比較的相談しやすい一方、直前に増やすのは料理の仕込みの都合で難しくなります。参加率が読めない全社イベントなら、確定者数の1割増しで申し込んでおくと当日の慌てが減ります。
すすきので宴会場所を探すときの順番は「人数→部屋→料理」。12名以下ならおたる亭本店の個室、20〜60名ならおたる亭 すすきのビル店の宴会場、それ以上ならおたる別亭 宴会処。この3段構えを覚えておけば、幹事を任されても迷いません。
| 住所 | 北海道札幌市中央区南4条西4丁目11 すずらんビル8F |
| 電話番号 | 011-211-1478 |
| 営業時間 | 12:00〜22:00 ※予約により変動あり |
| 定休日 | 年中無休 |
| アクセス | すすきの駅徒歩1分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
ホテルの部屋で寿司を食べたい日の選択肢
店に行かずにおたる亭の握りを食べる方法
おたる亭 出前寿司は、テイクアウトとデリバリーに特化した業態です。店舗で腕をふるう職人が握った寿司を、弁当や寿司折、オードブルの形で届けてくれます。すすきので飲む予定がない夜でも、ホテルの部屋や自宅でおたる亭の寿司を食べられるというわけです。
札幌のホテルは大浴場付きの宿が増え、「大浴場に入ってから部屋で飲みたい」という過ごし方が定着しています。外の店を予約すると入浴の時間が読めなくなりますが、部屋に届けてもらえば風呂上がりのタイミングに合わせられる。小さな子ども連れで外食のハードルが高い家族にとっても、この選択肢は現実的です。
注意点として、ここは食べに行く店ではありません。所在地は市電山鼻線 東本願寺前駅 徒歩1分で、すすきの中心部からは少し離れます。受け取りに行く場合はこの立地を前提に動線を組んでください。
松・竹・梅の考え方。迷ったら用途で決める
おたる亭 出前寿司の公式サイトでは、寿司盛合わせが「松」「竹」「梅」の3種類で案内されています。松は1人前で12種12貫。マグロ赤身、中トロ、ボタンエビ、白身、アワビ、ズワイガニ、ホッキ貝、サーモン、数の子、鰻炙り、いくら軍艦、ウニ軍艦、玉子焼きといった内容で、北海道らしいネタが厚く入るのが分かります。
選び方の目安は用途です。取引先への差し入れや、道外から来た人をもてなす場面なら松。人数が多く量を確保したい会なら竹、家族の食卓なら梅、という具合に、格ではなく場面で選ぶと納得感が出ます。寿司盛合わせのほかに、すすきの巻いなり、丼ぶり、寿司折、オードブル、お弁当といったメニューもそろっています。
注文方法は電話のほか、UberEatsとWoltにも対応しています。土地勘のない出張者にとって、配達アプリから頼めるのは心強いところ。ただし配達アプリ経由と直接注文では取り扱うメニューが異なることがあるので、盛合わせの中身にこだわるなら電話で相談するのが確実です。
失敗パターン②:水曜の夜に出前寿司を頼もうとして届かない。おたる亭 出前寿司の営業は金・土 16:00〜22:00、日・祝 13:00〜21:00で、定休日は月・火・水・木です(電話受付は月〜土 13:00〜22:00、日・祝 13:00〜21:00)。原因は「デリバリーは毎日やっているはず」という思い込み。対策は、平日前半に部屋で寿司を食べたいなら別の手段を用意しておくこと。週末に札幌にいるなら、金曜か土曜の夜に狙いを定めるのが確実です。
受け取り・配達で気をつけたい時間の読み方
デリバリーで見落とされがちなのが、注文から到着までの時間です。寿司は握ってから届ける性質上、混み合う時間帯には待ちが発生します。金曜と土曜の19時前後は札幌全体でデリバリー需要が跳ね上がる時間帯なので、その枠を狙うなら早めに注文を入れておくのが賢明です。
また、ホテルに届けてもらう場合はフロント受け取りか部屋まで届くかが宿によって違います。チェックイン時に「デリバリーを頼む予定がある」と伝えておくと、到着時に慌てずに済みます。大浴場に入っている間に届いてしまい、ロビーで待たせる、というのはよくある失敗です。
用途としては、出張最終日の夜、子ども連れの家族旅行、法要後の自宅での会食などが定番です。逆に、握りたてを最高の状態で食べたいなら店で食べるほうが向きます。目的が「札幌らしいものを気楽に食べる」なのか「寿司そのものを味わう」なのかで、出前と来店を使い分けてください。
| 住所 | 〒064-0807 北海道札幌市中央区南7条西6丁目1-1 |
| 電話番号 | 011-522-6227 |
| 営業時間 | 金・土 16:00〜22:00、日・祝 13:00〜21:00(電話受付は月〜土 13:00〜22:00、日・祝 13:00〜21:00) |
| 定休日 | 月・火・水・木 |
| アクセス | 市電山鼻線 東本願寺前駅 徒歩1分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
単品はどこから頼むのが正解か
握りは275円から1,430円まで。価格の階段を把握する
コースを取らずに単品で組み立てたいときのために、握りの価格帯を整理しておきます。以下はネット予約サイトに掲載されているすすきのビル店のメニュー情報にもとづく金額で、時期により変わる可能性があります。
| 価格帯 | 主なネタ | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 275円 | 玉子・サーモン・たこ・いか | 締めに軽く1〜2貫 |
| 385円 | 本日の白身・甘えび・本まぐろ赤身・ほたて・えんがわ | 主力。ここを厚めに |
| 660円 | 中トロ・ずわい蟹・数の子・いくら | 道産らしさを出す枠 |
| 693円 | 活ほっき・牡丹えび・活あわび | 食感で驚かせたいとき |
| 1,430円 | うに握り | 最後の一貫に |
組み立ての考え方はこうです。385円帯を軸に4〜5貫、660円帯から道産らしいネタを2貫、締めにうに握り1,430円を1貫。これで満足度と会計のバランスが取れます。全部を上位ネタで揃えると一人あたりの単価が跳ね上がるので、価格帯を混ぜるのがコツです。細巻も、かっぱ巻やなっとう巻が440円、鉄火巻583円、トロたく巻803円と幅があり、人数がいるなら十二貫のがっぱり寿司5,940円という選択肢もあります。
寿司以外が意外に強い。北海道名物の枠を使い倒す
おたる亭を寿司の店とだけ捉えると、実はもったいない。北海道名物として並ぶ料理の層が厚いのです。北海道ザンギ(五個)748円、いももち バター醤油焼き803円、塩辛じゃがバター803円、ジンギスカン鉄板焼き1,485円、帆立バター焼き1,100円といった具合に、道民が普段食べているものが一通りそろっています。
道外から来た人を案内するとき、この構成はよく効きます。寿司だけの店に連れて行くと「北海道らしい料理」の体験が刺身と握りに偏りますが、ここならザンギもジンギスカンもいももちも同じ卓に載る。1軒で北海道の食のダイジェストが完成します。道産和牛ステーキ2,970円、縞ほっけ炭焼2,750円あたりまで足せば、しっかりした会食にもなります。
注意点は、頼みすぎると寿司まで到達しないこと。ザンギやいももちは思ったより腹に溜まります。寿司をメインに据えるなら、名物枠は2〜3品に絞り、串焼き盛り合わせ1,650円のような複数人で分けやすい皿を選ぶと配分が崩れません。
実は99円のあら汁と550円のミニラーメンが締めの正解
意外と知られていないのですが、この店の締めで使い勝手がいいのは高い料理ではありません。寿司屋のあら汁99円と、ミニ帆立ラーメン・ミニエビみそラーメン各550円。これがあることで、飲んだ後の締めを別の店に移動せずに済みます。
札幌では飲んだ後に締めのラーメンへ行く文化が根強く、すすきのから深夜のラーメン店へ流れる人が絶えません。ただ、冬の夜に酔った体で外へ出て、行列に並んで、また移動するのは体力を使います。座ったままミニサイズのラーメンで締められるなら、その工程をまるごと省略できる。人数が多い会ほど、この「移動しない」価値は大きくなります。
さらに甘味として、すすきのウィスキー生チョコアイスクリーム490円、牛乳アイス350円も用意されています。札幌はシメパフェの街としても知られていますが、夜パフェ専門店に行くほどの余力がない日は、席で甘いものを一口食べて解散するのも十分ありです。注意点は、これらも混雑時は提供に時間がかかること。閉店間際のラストオーダー前に慌てて頼むより、締めの30分前に注文しておくと落ち着いて味わえます。

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一人・デート・出張・家族。おたる亭はどう使い分ける
一人ならカウンター、二人なら小個室
一人で入るなら、選ぶべきはカウンターです。おたる亭本店に1名×10席、すすきのビル店に1名×14席のカウンターがあり、どちらも一人客を想定した作りになっています。本店の20時以降限定カウンターつまみ寿司コース8,000円は、まさに一人の夜のためにあるような枠です。
二人なら、静かに話したいときは本店の4名個室(色内・蘭島)、気軽に飲みたいときはすすきのビル店の小個室が合います。デートで使うなら、料理の説明を受けながら食べられるカウンターか、周囲を気にせず話せる小個室か、目的で選ぶと外しません。
注意点は、一人客でも金曜夜はカウンターが埋まりやすいこと。とくに本店はカウンターが10席しかなく、貸切が入ると座れません。ふらりと寄るつもりでも、当日の夕方に一本電話を入れておくと空振りを防げます。
出張・接待なら本店、社内の飲み会ならすすきのビル店
取引先を招く会食は本店が向きます。理由は3つ。個室が4名から用意されていること、コースが5,500円から20,000円まで細かく刻まれていて予算に合わせやすいこと、飲み放題を2,500円のオプションとして切り離せることです。会計の説明がしやすい構成は、経費で落とす側にとって地味に重要です。
一方、社内の飲み会や打ち上げならすすきのビル店。飲み放題付コース6,000円に1,000円を足しておかわり寿司を付ければ、料理も酒も過不足なく収まります。駅直結なので遅れて合流する人も迷いません。20〜60名の宴会場があるため、部署単位の会でも1店で完結します。
注意点として、接待で本店を使うなら日曜・祝日が定休である点を必ず押さえること。また、上位コースは品数が多く時間がかかるため、2時間で切り上げる予定なら中位のコースを選ぶほうが会話の時間を確保できます。相手の到着が遅れそうな日は、料理の開始時刻を店に伝えておくと進行が乱れません。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 4業態が徒歩圏に集中し人数で選べる 寿司も北海道名物も1軒で完結する コースの価格帯が細かく予算調整しやすい 宴会は最大116名まで対応できる | 本店は日曜・祝日が休み 出前寿司は月〜木が定休日 昼営業がなく夕方からのスタート 店名が似ていて予約時に混同しやすい |
家族・子連れで使うなら別亭と出前という手がある
子ども連れの場合、居酒屋の一般席は落ち着かないことがあります。その点、おたる別亭 宴会処にはお子様コース1,500円〜2,500円があり、個室「小樽」は12名まで。法事や誕生日、親族の集まりのように子どもが混ざる会でも、大人と子どもで別料金を組めるのは実用的です。
もっと気楽に済ませたいなら出前寿司。子どもが小さくて外食のタイミングが読めない家庭では、部屋で食べられるほうが結局満足度が高くなります。寿司盛合わせの梅は家族向けとして案内されており、玉子やサーモンなど子どもが食べやすいネタも入ります。
注意点は、別亭が完全予約制で、少人数の当日利用には向かないこと。そして出前寿司は月・火・水・木が定休日であること。この2つを押さえたうえで、平日の急な集まりならすすきのビル店の小個室に切り替える、という代替案を持っておくと安心です。
まとめ:おたる亭は「人数」で選べば迷わない
まず動くなら、集まる人数を数えて店を1つに絞るところからです。12名以下ならおたる亭本店、20〜60名ならおたる亭 すすきのビル店、それ以上ならおたる別亭 宴会処。日程が日曜や祝日にかかるなら本店を候補から外し、部屋で食べたい夜なら金曜か土曜に出前寿司を頼む。ここまで決めてから電話を入れれば、予約は数分で終わります。
※コース内容・価格・営業時間は変更される場合があります。最新情報は各店の公式サイトでご確認ください。

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